2018年7月19日 (木)

体温よりも高い気温

 このところ、晴天が続き、前日熱を帯びた大地があまり冷えないうちに再び気温が上がり始めることもあって、岐阜県の多治見市は、日本で一番高い気温のチャンピオンの座を維持しています。

 室内で熱中症対策をとることのできる幸いを感じながら、道路工事などに携わっておられる方、交通整理員の方々など、直射日光のもとで終日働かれる方たちのお仕事ぶりに頭が下がります。

 岐阜市も、体温よりも高い気温まで上がる時間帯があります。

 災害に遭われた地域で、充分に暑さ対策のとれない環境の中で、避難所生活を余儀なくされている方々、復興作業に取り組んでくださっている方々のことを思います。

 どうぞ、どなた様も、お身体・命を第一にして、お歩みくださいますように。

 適度に曇ったり、雨が降ったりしてくれますように。

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2018年7月18日 (水)

『孤蓬のひと』 (こほうのひと)

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『孤蓬のひと』 (こほうのひと)

葉室  麟  著

2016年9月30日 初版発行

  小堀遠州(こぼり えんしゅう) という人の名を 天下に名の知れた名園を訪れたときに よく聞いたり 耳にしたりしたように 思います。

 この本の主人公はその小堀遠州であることが、図書館で借りて読み始めてから分かりました。

 小堀遠州は、大名 藤堂高虎の娘婿で、古田織部に師事して茶道を深く学んだ人であったそうです。

 生まれは近江国 ・・・ 小堀家は、もともと浅井氏に仕えていて、その後、秀吉に仕え、秀吉の弟秀長の家臣となったとのこと。

 いろいろなところの作事奉行を務め、建築と造園に才能を発揮するようになったそうです。 

 長く携わってきた茶道の心を生かして、世の中の静謐(せいひつ)を願って、公武合体の使命を帯びて将軍秀忠の娘和子が後水尾天皇の女御として入内するとき女御御殿の大事な部分を作る普請奉行を務めました。

  その普請が完成したときの和子との対面のところが印象に残りましたので、引用させていただきます。

  ◇   □    ○   ※  ☆

 和子は庭に目をやった。林泉がととのい、庭石があたかも百年前からそこにあるようにどっしりと静まり、趣深く据えられている。

 庭を眺めるほどに、和子はなぜか懐かしい気がしてきた。庭を眺めているのではなく、庭から温かく見守られている。そんな気がした。 和子は広縁に進み出て、遠州と賢庭に「良き御所、良き庭じゃ。なにやら来たるべき場所に来たと思えます。丹精して造ってくれたことがわかります。大義であった」と声をかけた。

・・・ 直答(じきとう)を許します。普請奉行は、どのような思いを持って、この屋敷を造りましたか」

「茶の心でございます」

「茶の心とは?」

遠州は きっぱりと答えた。

「われも生き、かれも生き、ともにいのちをいつくしみ、生きようとする心でございます」

「われも生き、かれも生き、とはおのれひとりだけが生きるということではないのですね」

「さようでございます。幕府も朝廷もまた然(しか)りでございます。ともに生きてこその栄えかと存じます」

「そのために、わたくしがはるばる参ったのですね」

和子の言葉に遠州は応えず、ただ深々と頭を下げるだけだった。

御所の庇(ひさし)の下をひらりと燕が飛んだ     

  ◇   □    ○   ※  ☆

 名文だと思いました。

 本書の題は、小堀遠州が京の龍光院に建て、後に大徳寺に移設した孤蓬庵にちなんで付けられたようです。

  物語の結び近く、遠州は語ります。

「わたしは、川を進む一艘(いっそう)の蓬舟(とまぶね)であったと思う。・・・されど、孤舟(こしゅう)ではなかったぞ-」「ひとはひとりでは生きられぬ」

 本を読むと、いろいろな時代のいろいろな人物、その生き方と出会うことができるのが、嬉しく、楽しみです。

 今日も、よい日となりますように。

  ※ この本を読み終わって、少し付け加えたくなりました。よろしければ、「続きを読む「をクリックしてください。

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2018年7月17日 (火)

摂氏38度を越えた !

0002 昨日、我が家の二階で、電波時計が示した時刻・・・上段、そして下段が室温と湿度です。

 窓を開け、エアコンを入れないで測定しました。

 別室で、エアコンを入れてすごしていて、この時計を見にいき、驚きました。

 あなたのお住まいではいかがだったでしょうか。

 とにかく、目に見える数字で、気温・体温などを確認し、熱中症を予防いたしましょう。

 太陽に張り合うことはしないで、健康を維持する工夫をこらして、どうぞ、お健やかでお歩みくださいますように。

 今日もよい日となりますように。

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2018年7月16日 (月)

『ピアノ調律師』 ゴフスタイン 著  末盛千枝子 訳

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『ピアノ調律師』 

ゴフスタイン 著  

末盛千枝子 訳

現代企画室 発行 2012年11月15日 初版 第一刷

  ピアノ調律師の成長を描いている映画「羊と鋼の森」を見に行ったことは、先日このブログに書きました。

 その後、我が家の本棚にあるこの本を読み返したくなりました。 訳者の末盛千枝子さんは、著書『人生に大切なことは すべて絵本から教わった』(現代企画室 2010年3月27日 初版発行)に、次のように記しておられます。

    ◇    □     ○   ※  ☆

 悲しみのひとはけ

  ゴフスタインの本がなぜ私たちの心を打つのか ー それは、どこかに悲しみの影があるというか、悲しみのひとはけが塗られているからだと思うのです。芸術に不可欠なのは、悲しみのあじがあるかどうかだと思います。ゴフスタインの絵本にはそれが感じられて、子どもの本でありながら、大人の人に好まれるのはそのような理由からではないかと思っています。

 ◇    □     ○   ※  ☆

 さて、この本については、この本の帯と、表紙を外したこの本の画像とを紹介させていただくことで、詳しく書くことに代えます。

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 表紙をはずすと、ピアノ調律師さんの使用する道具が丁寧にレイアウトされています。箔(はく)押しという技術だそうです。

  なお、末盛千枝子さんの文章が新潮社の月刊誌『波』に連載されています。お近くの書店で(無料で)もらえると思いますので、よろしければ、どうぞ。 

 お目にかかりたかった末盛さんに、盛岡で劇的な対面が実現した日のことを 私たち家族は 宝物にしています。

 そのときの喜びを込めて、次の短歌を詠みました。 

 あまりにも 素敵な 神のセッティング 分かち合える人 多くはあらじ

 今日も、よい日となりますように。

 

 

 

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2018年7月15日 (日)

ボランティア ・・・ 善意の意志

 毎月一回、音楽訪問させていただいているホスピスには、いろいろなボランティアが活動されています。

 玄関の花、お部屋を訪れて抹茶を点てる方・・・ ドリンクサービスや、ベッドごとお部屋から移動して参加される方のお世話を看護師さんに助力してなさるかた ・・・ ムーミンパパとママの音楽タイムも、この方たちのお力添えがあって展開することが出来ているので、感謝しています。

 今月のプログラムの中に♪「牧場の朝」を入れました。 歌う前に、「皆さんの中に、馬に乗られた方はありますか?」とお尋ねすると、ボランティアのお一人が挙手されました。

  なんと、インドで、馬に乗ってかなりの距離を行き、ガンジス川の源まで行かれたとのこと ・・・興味深かったのは、ガンジスの源泉は湧き出たときから、あの色なのだということでした。

  音楽タイムのあと、もう少しお話を伺うと、メキシコのピラミッドを目の見えない方二人をアシストしながら上り下りした体験も話してくださいました。

  インドのことも、メキシコのこともお話を伺わなければ分からないことばかりです。

  以前、ボランティアの日本語訳を確かめようとしたとき、一番ぴったり感じられたのは「善意の意志」という言葉でした。 今は、80歳近くになっておられるその男性は、若いときからボランティア活動に打ち込まれた動機を、あまりもののない時代に周囲のかたと助け合って育ったから・・・ とお話くださいました。

 音楽タイムの会場に来られなかったかたもお部屋で耳を澄ませて、喜んでおられましたよ と さりげなく話してくださったボランティアさんもありました。

 ささやかな活動を通して、いろいろなかたにお目にかかれるのは大きな恵みだと改めて思いました。 ありがとうございます。

 「音楽療法」はどの人も音楽を通して力づけられる「音楽両方」だとの意をますます強く感じました。

 今日も、よい日となりますように。

 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

 写真は、私の通う教会近くの合歓の花(ねむのはな)です。ちょっと撮影時期を失してしまいましたが 雰囲気なりと ・・・・。

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2018年7月14日 (土)

聖書の学びと 持ち寄りランチ

0004 私の通う教会 ・・・ 「睡蓮の池のほとりに佇つ教会」では、毎週水曜日の午前中に、聖書の学び会があります。

  そのあと、ペアなどに分かれて、祈りの時をもち、そして持ち寄りランチをいただきます。

 誰が どんなものを持ってこようか

0011 打ち合わせることはないのですけれど、不思議と 素敵な組み合わせになるので、それが楽しみの一つとも、なっています。

  紅茶に浮かんでいるのは、カモミールの花です。

 わぁ、参加してみようかな とお思いになった方 おられますか。

 しばらく この聖書の学びは、夏休みに入ります。 再開予定は、また、お知らせしますね。

 今日も、よい日となりますように。

 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。




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2018年7月13日 (金)

ことばの味わい  ときこばぁば 鈴木登紀子さん

 NHKテレビの「今日の料理」 7月9日の放送を録画してあったのを視聴しました。

 ときこばぁば ・・・鈴木登紀子さんが 牛肉のたたき・彩り冷やし鉢・こんにゃくと夏野菜の南蛮みそ などを、後藤アナウンサーと 語り合いながら作っていかれたのですが、出来上がった料理の美味しそうなこともさることながら、登紀子さんの決して慌てない落ち着いた、上品な言葉遣いのおいしさに、すっかり魅せられてしまいました。

 「そうですよ」 とていねいに受け、ちょっとした作業をしてくれた後藤アナウンサーに「ありがとうございます」とお礼を述べ、後藤アナウンサーの駄洒落の連発も、さらっと受けて、逆に洒落を言ってみせるという高等なトークもありました。

 年齢93歳 とのこと。 この四月に召された母が96歳でしたから、この夜の番組には、特別に親近感を覚えたのかも知れません。

 せっかくですので、材料をそろえて、一品ずつなりと挑戦してみたいと思っています。

 今日も、よい日となりますように。 

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2018年7月12日 (木)

雨後の夕空に ・・・ 虹が

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  7月9日、雨が収まった夕方に、ウオーキング ・・・ 夕焼けが広がって、目を転ずると 何と、そこには 虹が (^J^)

 とてもほっとしました。旧約聖書に 大洪水が収まった後の空に 虹の記述があることを思い出しました。

Photo_2 東海地方も梅雨明け  そして、30度を越える猛暑の到来です。

 どうぞ、健康維持に心を配って、お健やかでお歩みくださいますように。

 虹に 感激して、10日にうかがったところでの音楽タイムでは「虹の彼方に」をピアノ演奏させていただきました。 雨の曲の後に ・・・ なぜって、虹は雨の後に出ますから (^J^)

 今日も、よい日となりますように。

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2018年7月11日 (水)

「お茶を入れました」 と「お茶が入りました」 の違い

 関根一夫牧師さんのメールマガジン、「いてくれてありがとう」 7月10日号は、「日本語あれこれ」というテーマでした。その冒頭を紹介させていただきます。

   ◇    □    ○   ※  ☆

  日本語は「ある」を中心にした言葉であり、英語は「する」を中心にした言葉だと言われています。

 「お茶を入れました」というより「お茶が入りました」のほうが日本語的です。お茶を入れたのは私だとしても、あたかもお茶が自分で入ったような雰囲気の言葉です。
 日本語は自然な情景や状況を表すことを中心とし、人為や作為を避けようとする言語です。

    ◇    □    ○   ※  ☆

  関心を覚えた方は、「続きを読む」をクリックしていただくとこの日の全文を
お読みいただけます。 長年、国語教師であった私にも、読み応えがありました。  

 今日も、よい日となりますように。

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2018年7月10日 (火)

すてきな歌声 あるコンサート

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 近くのキリスト教会で、サマーコンサートが開催され、行ってまいりました。

 ウイーンとドイツで声楽を学ばれたメゾ・ソプラノ歌手 永島陽子さん ピアノ伴奏 清澤優子さんのお二人とのおよそ一時間半。

 ♪ドイツ歌曲

 「主よ、人の望みの喜びよ」

「すみれ」 「野ばら」「歌の翼に」

♩日本の歌

 「浜辺の歌」「椰子の実」「この道」「夏の思い出」

♫ 讃美の歌

「一羽の雀」 「いつくしみ深き」 など。

 ◇    □    ○  ※   ☆

 魂の震えるような素晴らしい歌と、クリスチャンになられた経緯のお話 ・・・

 歌手の永島さんは大事に育てられた一人娘で、外国留学など思いも寄らないことだったのに、お父さんが外国勤務になったのをきっかけに、ウイーンでの音楽の学びの道が開かれたのだそうです。

 三か月の約束だったのに その期間がのびて、またのびて 何と17年間・・・ううっ 桁外れの のび方ですね  人生 こういうことって あるのですね。

 すてきなコンサートの後、教会の方たちのお手製のケーキなどでのおもてなしにあずかり、本当に心豊かなひとときをいただきました。

 心から、感謝申し上げます。  写真は、この日を彩った花たちです。すてきですね。

 今日も、よい日となりますように。

 

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