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2006年10月31日 (火)

女の子

女の子って

ものは、

木のぼりしない

ものなのよ。

竹馬乗ったら

おてんばで、

打ち独楽(ぶちごま)するのは

お馬鹿なの。

私はこいだけ

知ってるの

だって一ぺんずつ

叱られたから。

  おかしみが伝わってくる構成ですね。NHKテレビの朝のドラマに「あぐり」というのがありました。吉行淳之介、吉行和子さんのお母さんが主人公でしたが、そのドラマにあぐりが木に登っている場面があったように思います。金子みすゞは、よほど木に登りたかったようで、こんな詩も書いています。今日の二つの詩の出典は『金子みすゞ童謡集』角川春樹事務所発行 ハルキ文庫 1998年3月18日第一刷発行の第35刷(2003年3月8日発行)です。

さくらの木

もしも、母さんが叱らなきゃ、

咲いたさくらのあの枝へ、

ちょいとのぼってみたいのよ。

一番目の枝までのぼったら、

町がかすみのなかにみえ、

お伽のくにのようでしょう。

三番目の枝に腰かけて、

お花のなかにつつまれりゃ、

私がお花の姫さまで、

ふしぎな灰でもふりまいて、

咲かせたような、気がしましょう。

もしも誰かがみつけなきゃ、

ちょいとのぼってみたいのよ。

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