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2006年10月30日 (月)

つもった ゆき

うえの ゆき

さむかろな。

つめたい つきが さしていて

したのゆき

おもかろな

なんびゃくにんも のせていて

なかの ゆき

さみしかろな

そらも じべたも みえないで

 飛騨の高山に育った私にとって、幼い頃、雪は遊びの対象でした。市内の坂道でそり滑りをしたり、雪合戦をしたり、かまくらをつくったり。少し大きくなると、雪は労働の対象ともなりました。道路の雪かき、屋根の雪下ろし・・・高山市内を流れる宮川は、たくさんの雪を受け入れてくれます。飛騨では、物事を始末することを「またじする」といいますが、道や屋根に積もった雪を処理することを「雪またじする」と言います。ついでに、漬け物のことを「くもじ」といい、朴葉(ほうば)に乗せて焼いたり、にたりして食べるときには「焼いたくもじ」「煮たくもじ」ということになります。

 自転車で8キロほどの道を通っていた高校時代、一番低い気温はマイナス19.4度でした。寒い距離を凍えずに行くには、それなりのスピードを出すこと・・・・・・凍結した道路を自転車で行くときもめったに転ばなかったのは、やはり若さにあふれていたからでしょうか。とは言え、耳と鼻が感触を失ってくるので、マフラーは首にかっこよく巻くものではなく、ほおかむりして耳を守るものでした。

 雪の詩から、若かりしときを思い出して懐かしんでおります。これも詩の力でしょうね。

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