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2006年10月29日 (日)

つゆ

だれにも いわずに おきましょう。

あさの おにわの すみっこで、

はなが ほろりと ないた こと。

もしも うわさが ひろがって

はちの おみみへ はいったら、

わるい ことでも したように、

みつを かえしに ゆくでしょう

 生きとし生けるものへの優しい心が、金子みすゞの詩の源であることが、夾雑物なしに感じられる詩ですね。つぎの詩からもそんなことが思われます。

おさかな

うみの さかなは かわいそう。

おこめは ひとに つくられる、

うしは まきばで かわれてる、

こいも おいけで ふを もらう。

けれども うみの おさかなは

なんにも せわに ならないし

いたずら ひとつ しないのに

こうして わたしに たべられる。

ほんとに さかなは かわいそう

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