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2006年10月21日 (土)

私が三月も入院して

死ぬかといわれたのに

癒って国へ俥で帰りつく日

父は凱旋将軍のように俥のわきへついて歩るいていた

黒い腿引きをけつっきりひんまくって

あの父をおもうとたまらなくなる

 母親とは愛情の表れ方が異なるものですが、父親の愛、そして子の父親への愛も、また特別なものですね。俥」は人力車だと思います。

重吉には、次の詩もあります。

「父」

あの夕ぐれの雲は

国の父が妙な手つきでならべたようだ

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