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2006年12月18日 (月)

『氷点』

  先日、三浦綾子さんの『氷点』が二夜にわたって放映されました。朝日新聞の一千万円懸賞小説に当選したこの作品が、三浦綾子さんのデビュー作となったこと、そして、日曜の夜の人気長寿番組「笑点」の名は、この『氷点』が生みの親になって名付けられたことは多くのかたがご存じだと思います。今日は、それに加えて、三浦綾子さんが『続氷点』を執筆しているときに、ごくまれに燃える流氷と呼ばれる現象が起こることを知って、その光景をぜひ見たいと取材に訪れた地で、本当に奇跡的にそれを見ることができ、神様に感謝しながら『続氷点』を書き終えたことをご紹介したいと思います。・・・・・・と書くと、これで文が終わってしまいますね。私は、『氷点』を読み、その映画も観ました。そして『続氷点』も読んでいたのですが、先日テレビの「氷点」で燃える流氷のシーンを目にして、三浦綾子さんがその光景に何を感じて作品に採り入れたのかが、やっと分かったように思ったのです。氷点に達し、さらに低い温度に至って氷の塊となっている流氷が真っ赤になって燃える光景・・・氷点はこの作品では人間の原罪(詳しくは、『氷点』をお読みくだされば幸いです)を表しているのですから、流氷が天からの炎で燃えている光景は人間ではどうにもならない状況への神様からの救いの象徴として描かれているのだと、得心したのです。皆さんは既にそう読んだり、もっと深い読みをしておられるかもしれませんので、何だ、今ごろ分かったのかとおっしゃるかもしれませんが、私としては新鮮な感動を覚えたので、その記念の意味もあって書かせていただくことにいたしました。ここまでお目通しくださったことに感謝申し上げます。

聖書のことば

 神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。

   私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。

第一ヨハネの手紙 4章9節・10節

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