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2006年12月28日 (木)

北風と太陽

 昨12月27日に掲載の私説「シンデレラ」に続いて本日も、よく知られている話を私なりにアレンジした「北風と太陽」を掲載させていただきます。

  ある冬の日、マントを着て道を歩いている旅人を見て、北風と太陽が競争することになりました。どちらが旅人にマントを脱がせることが出来るか、というわけです。最初に北風が挑戦することになりました。張り切った北風は、マントを吹き飛ばそうとやっきになって旅人におそいかかりました。けれど、北風ががんばればがんばるほど、旅人はマントをしっかりと着込んで寒さから身を守ったので、ついに北風はあきらめることにしました。さて、今度は太陽の番です。

  ところが、太陽がぽかぽかとあたたかい光を送り始めようとしたとき、おお、これはいったいどうしたことでしょう。むくむくと黒い雲がわき起こり、太陽の光も熱もさえぎられてしまいました。

  困った太陽は、北風に頼みました。「北風さん、北風さん。どうかあなたの力であの黒い雲を吹き飛ばしてください。」北風は「おう、まかしてください。」と答えて、見事に黒雲を追い払ってしまいました。この後のことは、皆さんがよくご存じのとおりです。

  もちろん、太陽は旅人にマントを脱がせることができたことを自分一人の手がらにはしませんでした。北風が黒い雲を吹きはらってくれなければ、どうしようもなかったことを認め、二人は力を合わせることのすばらしさをこの日、学んだのです。チャンチャン

 原作者には叱られるかも知れませんが、多様化し複雑になっている現代ですから、これくらいのアレンジは許してもらえるのではないでしょうか。

聖書のことば ローマ人への手紙 第12章

12:3 私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。

12:4 一つのからだには多くの器官があって、すべての器官が同じ働きはしないのと同じように、

12:5 大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。

  他の人の働きがあってこそ自分も何かの役割を果たすことができる・・・「実るほど頭を垂るる稲穂かな」と似たことばに「柳は伸びれば伸びるほど地面に近づく」という表現があります。自信がないのと謙虚さは違うといわれますが、実力をたくわえればたくわえるほど、真に謙虚になることができるのではないでしょうか。

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