« 創造主 | トップページ | 『クルミ割り人形』 »

2006年12月 2日 (土)

『クリスマス・キャロル』

  今日からしばらくクリスマスに関連のある物語などを、皆様にご紹介するというより私自身が確かめるという思いで掲載させていただきます。

【クリスマス・キャロル】とは・・・

  クリスマス・キャロル (英語Christmas carol) は、キリスト教文化圏において、クリスマス・イヴの夜に人々が歌う「キャロル)」で、「クリスマス聖歌」ともいうような意味である。キリスト教の救世主キリストの誕生を祝い、誕生にまつわる様々な場面や逸話を歌詞にしたうたをいう。

クリスマス・ツリー(ドイツ)
拡大
クリスマス・ツリー(ドイツ)

代表的には、『聖しこの夜 (Holy Night) 』、『荒野の果てに』、『もろびとこぞりて』などがある。クリスマス・イブの夜、教会に集まった子供たちが、街の家々を訪ねて、クリスマス・キャロルをうたう慣習が、欧米にはあり、これを英語では「キャロリング (caroling) 」と言う。

  続きに、物語『クリスマス・キャロル』をインターネットから引用させていただきます。

 『クリスマス・キャロル (英語:A Christmas Carol) 』は、英国の文豪チャールズ・ディケンズが、1843年12月17日に出版、発表した短編である。クリスマス・ストーリーのなかでは、もっとも有名なもので、またディッケンズはこの作品で多くの人の心をうち、自身を世界的にポピュラーな作家としたことでも記念碑的な短編である。

  ディケンズは、この作品の成功にもよるが、この後、毎年、クリスマスの季節に、クリスマス・ストーリーを書き、発表するが、それらのなかでも、最初に書かれたこの作品が、もっとも著名である。他には、『炉辺の蟋蟀』などが知られる。

物語の概要

スクルージとマーレイの亡霊
拡大
スクルージとマーレイの亡霊

  作品の主人公は、エベネーザ・スクルージという初老の商人で、冷酷無慈悲、エゴイスト、守銭奴で、人間の心の暖かみとか愛情などとは、まったく無縁の日々を送っている人物である。ロンドンの下町近くに事務所を構え、薄給で書記のボブ・クラチットを雇用し、血も涙もない、強欲で、金儲け一筋の商売を続け、隣人からも、取引相手の商人たちからも蛇蝎のごとく嫌われている。

  明日はクリスマスという夜、事務所を閉めたあと自宅に戻ったスクルージは、かつての共同経営者で、十年前に亡くなったマーレイ老人の亡霊の訪問を受ける。マーレイの亡霊は、金銭欲や物欲に取り付かれた人間がいかに悲惨な運命となるか、自分自身を例としてスクルージにさとし、スクルージが悲惨な結末を回避し、新しい人生へと生き方を変えるため、三人の精霊がこれから彼の前に出現すると伝える。

三人の精霊

  スクルージを訪ねる三人の精霊は、「過去のクリスマスの霊」、「現在のクリスマスの霊」、そして「未来のクリスマスの霊」である。

   過去の精霊は、スクルージが忘れきっていた少年時代に彼を引き戻し、孤独のなかで、しかし夢を持っていた時代を目の当たりに見せる、また青年時代のスクルージの姿も見せ、金銭欲と物欲の塊となる以前のまだ素朴な心を持っていた、過去の姿を示す。やがてスクルージは、強欲のかたまりとなって行くが、現在のスクルージはこの過去のできごとの再現に耐えられなくなる。

 過去の精霊を無理矢理抑えつけ消すや、スクルージは深い眠りに落ちる。ふと目覚めると、今度は、現在のクリスマスの精霊が出現する。現在の精霊は、スクルージをロンドンの様々な場所に導き、貧しいなか、しかし明るい家庭を築いて、ささやかな愛で結ばれたクラチットの家族の情景を示す。クラチットの末子ティムが、脚が悪く病がちで、長くは生きられないことを示す。

  貧しさや無知が、人間を悲惨にさせ苦しめるのであり、暖かい心の交流や博愛が、人間をこのような貧困や社会的悲惨から救うのであるというディッケンズの考えが、ロンドンの下町の生き生きした描写と共に読者には伝わる。

  現在の精霊と共に世界中を飛び回って見聞を広めたスクルージは、疲れ切って眠る。そして再度目覚めると、そこには真っ黒な布に身を包み、一本の手だけを前に差し出した、不気味な第三の精霊・未来のクリスマスの精霊がスクルージを待っている。

  スクルージは、評判の非常に悪い男が死んだという話を聞くが、未来のクリスマスには自分の姿がない。評判の悪い男のシーツに包まれた無惨な死体や、その男の衣服まではぎとる日雇い女。また、盗品専門に買い取りを行う故物商の老人や、その家で、盗んできた品物を売りに老人と交渉する三人の男女の浅ましい様などを見る。金銭欲・物欲が、いかに人間を恐ろしい姿に変えるのか、スクルージは慄然とした思いになる。

  また、クラチットの末子ティム少年が、両親の希望も空しく世を去ったことを知る。そして草むし荒れ果てた墓場で、見捨てられた墓石の表に記されていたみずからの名をスクルージは読む。

  スクルージは激しい衝撃に襲われる。しかし、夜明けと共に、彼が経験した悪夢のような未来が、まだ変えることができる可能性があることを知る。スクルージは、人間愛の重要さに目覚め、人を愛し、人のために尽くすことの重要さを自覚する。

  以上が引用です。イギリスでは多くの家庭でクリスマスシーズンに家族でこの『クリスマス・キャロル』を読むのだそうです。ちなみに、私は小学校の高学年のときに教会学校のクリスマスでスクルージの役を演じたことがあり、懐かしく思い出します。それでは、また。

|

« 創造主 | トップページ | 『クルミ割り人形』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『クリスマス・キャロル』:

« 創造主 | トップページ | 『クルミ割り人形』 »