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2007年1月29日 (月)

過不足なく表現する力

 ある先輩教師は山口誓子に師事した俳人でもあり、次の句が私には印象に残っています。

 雪原を見えざる鉄路つらぬけり

 教師としての歩みにもこの句のようにしっかりとした筋が通っておられる方でした。

 そうそう、次の句もその方の作です。

 女生徒を叱り来て我が寒き椅子

 また、別の大先輩は「書を読めば志ますます高し」とか、「本を読むと出てくる言葉も簡にして要を得たものになる」と端的で深い言葉を聞かせてくださいました。

 もう一つ、「定かなる思想に言葉容易に従う」という言葉も先輩から教えていただいた言葉です。

 私も、冗長にならずに、端的でぴしっとした言葉を力まずして発することができる域にまで達したいです。 道が遠いことが分かってきただけでも進歩でしょうか。

聖書のことば 箴言 第10章14節

知恵のある者は知識をたくわえ、 / 愚か者の口は滅びに近い。

 リビングバイブルという分かりやすさを大切にして意訳をしている聖書では同じ箇所が次のようになっています。

 知恵のある人はことば数が少なく、ばか者は知っていることを洗いざらいしゃべりまくります。 おかげで、余計な心配事をかかえ込むのです。

 ついつい、饒舌(饒舌)になりがちな私には耳の痛いことばです。

 日本では、「沈黙は金、雄弁は銀」とされてきましたが、これからの時代、言葉数にとらわれる必要はないと思いますが、過不足なく思いを伝え合える力は大切に育てていきたいと思います。

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