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2007年3月10日 (土)

塩狩峠

 北海道の手塩地方と石狩地方の間に両方の地名をあわせたのでしょうか、塩狩峠という峠があります。三浦綾子さんの小説『塩狩峠』は、この峠で実際に起こった列車事故で、自分の命と引き替えに乗客の命を救ったクリスチャンの生涯をもとに描いた作品です。

 この峠は勾配がきついので、客車の前後に機関車がつくことになっていたそうですが、事故の起こった当日は、何かの事情があって客車の後ろから押す機関車がついていなかったそうです。峠を登る途中で最後の客車がはずれ、坂道を暴走する状態になってしまったとき、一人のクリスチャンが自分の身命を投げ出して列車の下敷きになり、その犠牲によって客車の暴走が食い止められたのが明治42年2月28日のことだそうです。

  小説『塩狩峠』では、このクリスチャンは事故の当日、自分自身の結納の場に向かう設定になっていますが、実際に命を投げ出した方は、いつ、自分の命が召されるときが来てもいいように、毎年、年頭に遺言状をしたためて、世のためにこの命を用いてくださいとの覚悟をいつもしていたそうです。普段からその決意をもって歩んでいればこそ、とっさのときに決断できるのだと思うと心身の引き締まる思いがいたします。

  『塩狩峠』は映画化もされましたので、ご存じの方も多くおられることと思いますが、最近、改めて鑑賞して改めて感動しましたので、ブログに掲載させていただきます。

聖書の言葉   ヨハネによる福音書 第15章13節

  人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。

 もちろん、家族もあることですし、自分自身の命を含めてどの命もかけがえのないものです。

  神様からたった一度限り、この世に招待されている私たち一人一人の人生をかけがえのないものとして受けとめ、世の光、地の塩として歩めたらと願います。 本日も神様が豊かに祝福して歩ませてくださいますように。

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