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2007年3月31日 (土)

初恋の来た道

  映画「初恋の来た道」に、村にやってきた青年教師が村人と一緒に学校を建てる場面があります。ついに学校が完成し、最初の授業をする日がやってきました。村人たちが建物の周囲に集まって見守り耳を澄ます中、青年教師は子どもたちに向かって第一声を発します。

「人は人生において志を持つべし」

  素朴な中に、美しく、ユーモアもちりばめて、教育とそれに対する信頼があたたかく、そして確かに息づいている映画で、私は好きです。

 今日、3月31日は年度の最後の日、私にとって初めて経験する定年退職の期限の日です。(何度も定年退職を経験する人は、そんなには居ないでしょうね。)

  職を離れ、肩書きがなくなって、それでいて一人の人間としてちゃんと自分の足で立っている人・・・そうあるためには、まさに人生に志を持っていること大きなポイントだと思います。

  「志」といえば、札幌の農学校でクラーク博士が語った「少年よ、大志をいだけ」はよく知られていますが、全文は「少年よ、イエス・キリストにあって大志をいだけ」だそうです。

 クラーク博士が札幌農学校に勤務したのは、本当に短い期間でした。けれど、その札幌農学校から、多くの、大きな人材が育ちました。

  私の小中学校勤務は38年目の今日をもって終わります。いたらぬところが多く、振り返ると汗顔の至りですが、前を向いて懸命に歩んでいくことが、これまで出会った児童生徒たち、大人の方たちとの日々を大切にすることにもなるのだと思います。

  志を持って、明日からも生きてまいりたいと思います。

聖書のことば  ピリピ人への手紙 第2章13節

  神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。

 そうそう、数年前、私にいきなりこう問いかけた女の子がいました。「先生の将来の夢って何?」・・・面食らいました。子どもに問いかけることはあっても、子どもからこちらに問いかけられようとは思っていなかった問いだったからです。

 でも、次の瞬間、嬉しくなりました。そうだ、自分にも将来があるのだ・・・そのときの思いをまさにこれからへの活力にしていこうと思うのです。

  今日も、そして今日に続く明日も、神様が力を注いで、豊かな実を結ばせてくださいますように。

 

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コメント

「見よ、新しいことをわたしは行う。」イザヤ43:19。今朝、ムーミンパパのご定年をおもいました。おめでとうございます。ありがとうございました。これからも「ムーミンパパ」のように、温かいまなざしで私たちを励ましてくださいね。

投稿: てらまり | 2007年3月31日 (土) 09時20分

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