« 衣更え | トップページ | 伝統を引き継ぐとは »

2007年6月 4日 (月)

思い出の一年生たち

  虫歯予防デーを迎えると思い出すことがあります。38年の教職生活で一度だけ小学一年生を担任したときのことです。

 小学一年生というと、給食を時間内に食べ終わらせるのにも苦心する場合があるのですが、なぜか、そういうことでは苦労のない子たちでした。(食べることの好きな担任ゆえ、という声が聞こえてきそう・・・)

 ところが、その日は、いつもと様子が異なっていました。食べ終わるのにとても時間がかかったのです。どうしてかなと不思議に思ったら、何と子どもたちは一口ごとに「1,2,3,4・・・・」と勘定しながら食べているのです。

 実は、その日は6月4日、虫歯予防デーでした。その日の朝、子どもたちに私は「小学生の時、歯医者さんが丈夫な歯でしっかり噛んで食べることが健康な体を作ります。一口、30回噛むといいのです、という話を聞きました。」と話したのでした。子どもたちは、それを給食時間に実行していたのです。話した私は、そう話したことも忘れかけていたというのに・・・。何と素直で可愛い子どもたちだったことでしょう。

 そのときの小学校では、もう少し上のクラスを受け持ったときにも心に残っている場面があります。給食時間になると持ってきていたフィルムのケースの砂糖で砂糖水を作り、給食を食べる自分の横でクワガタムシなどにその砂糖水を与えていたのです。牛などの世話をする子どもたちでしたから、昆虫にも優しかったのですね。

聖書のことば ルカによる福音書 第16章 10節

  小さなことに忠実な人は、大きなことにも忠実です。 小さなことに不忠実な人は、大きな責任を与えられても、忠実に果たすことはできません。

 そのときの小学生たちも、今では成人しています。きっと家族を大切にし、周囲の人を愛し、責任をもってしっかりした仕事を果たしていることでしょう。それは、彼らが幼いときから家庭の中で愛されてはぐくまれてきたことの所産だと思います。親さんがたも、「うちの地域の子はスクールバスで通わせてもらっているけれど、学校まで乗せるのでなく、途中でおろして歩かせてくれ。」というような、子どもを鍛えることに見識のあるかたたちでした。

 小さな歯を大切にすることは健康な生活の大きな土台です。そして、日々聖書を読むことは、神様からたった一度限りで招待されているこの世での人生を生きるための確かな糧(かて)となります。

 今日も、神様に祝福をいただいて、よき一日となりますように。

 

|

« 衣更え | トップページ | 伝統を引き継ぐとは »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 思い出の一年生たち:

« 衣更え | トップページ | 伝統を引き継ぐとは »