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2007年7月14日 (土)

パリ祭

 1789年の7月14日早朝、パリ市民がバスティーユの監獄から多くの政治犯を解放、フランス革命が始まりました。このフランス革命の記念日をわが国では「パリ祭」と呼んでいる、と『今日は何の日』・PHP研究所編集・発行・・・に書かれています。

  わざわざ、「わが国では」とことわっているということは、フランスではそうは呼んでいないということのように思えますね。(「パリ祭」は日本語だから、フランス語として使われていないというジョークはこの際、言わないで、Q「せんべいのカーニバルってなーんだ?」 A「パリ祭」と括弧付きで記すに留めます。)

 『不思議の国ニッポン』の中で、ポール・ボネというフランス人の著者は、日本ではフランスへの憧れをいだいている人が多いけれど、フランスでは日本に憧れをいだいている人はほとんど見かけず、申し訳ないと私が言うことではないけれど、日本の片思いです、という意味のことを書いていたように覚えています。

 有名なブランド品を買いに来る日本人客にあきれて、店員が床に商品をばらまいて、飛びつく姿をあざ笑っている・・・そんな場面が放映されたこと、ありませんでしたか。

 上に書いたのは、極端な例かもしれませんが、経済的に恵まれないあるアジアの国の少女が「食べることにもお金に困っていない日本の少女が援助交際という名のもとに身を売るなんて、私には理解できません。」と述べていることが日本の新聞に掲載されていたことがあります。

  浮き足立たないで、そして一部に感心しない、尊敬できない人たちが日本にいるにしても、大多数の人は、地道に、本当に真面目で勤勉に額に汗しながら、この国ならではのよさを引き継いで歯を食いしばりながら踏ん張っていることを忘れないで、歩んでまいりましょう。

聖書のことば  出エジプト記 第20章 12節

 あなたの父と母を敬え。

 自分を生んでくださった人、そして自分の育った家庭・・・身近な故に、身近すぎるが故に、欠点が目についたり、理想とのギャップを嘆いたりする対象になりがちです。

  けれど、もし、樹木が自分の根っこ、自分の立っている大地を否定したら、その木はどのようにして自分自身の命脈を保つことが出来るでしょうか。

  自らを根無し草におとしめず、人間としての尊厳をもって生きるためにも、父と母、そして自分の家庭のよさをしっかりと見つめ、建設的にそのよさをさらに伸ばすこと、もし、親が老いていたら、その親を尊敬しながら労ること、もし親が亡くなっていたら、それにつぐ人に対して、愛を示すこと・・・それが、自分の立つ大地にしっかりと根を張って大樹になる営みとなるのではないでしょうか。

 動かぬ樹木であっても自らの葉を落として足元の土を肥やします。まして、動ける人間であるならば・・・・・

 フランス革命をもととする「パリ祭」から、思わぬ自己意識の革命へと筆を走らせてしまいました。もとより、まず、私自身に向けられるべきことばであります。どうかお許しください。

  今日は土曜日・・・明日の日曜日には、ぜひキリスト教会へ足をお運びくださいますように。

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コメント

 フランス革命の歴史的な意義として、人権宣言、という法律の採択があると聞いております。その主張は、当時の王制のもとで、基本的人権というものがなかった一般民衆に、「自由と平等」という権利が与えられた、というものです。この法律は、後の民主国家の憲法に決定的な影響を与え、現在自由主義経済を採用する国家の、基本的な概念となっております。
 ここで言う、自由とは、個々が自らの自己実現や社会的な成功のために、自由な言動ができるという意味のようです。そして、「平等」というのは、現在では、人種、信条、社会的門地によって、差別されないこと、と理解されていますが、当時は、行過ぎた自由の主張によって、公共の福祉が害されない、ということを危惧して、自由の概念に対するブレーキの意味で、付け加えられたと聞いております。
 そして、資本主義経済の行き過ぎに対する、反動として、社会主義革命が生まれてきた、と聞いております。社会主義は人間本来の持つ成果に対する正当な評価という問題に、きちんと応えられなかったというのが、私の意見なのですが、現在の資本主義国家のあり方も、自由が乱用されすぎで、危機感を覚えますね。

投稿:  小島 | 2007年7月14日 (土) 06時58分

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