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2007年7月28日 (土)

詩人

  東海地方も梅雨明けとのことで、暑い日が続くようになりました。その暑さに負けていない孫娘の元気さには励まされます。

  暑さのなか、籐いすを足が伸ばせるようにフルサイズにしてくつろぎながらテレビで高校野球などを観るのは、なかなかいいものです。

 孫娘がその籐いすに上ろうと奮戦しているのを見て、足を伸ばすところを引っ込めた方が安全かなという気がしたので、そうしました。

 すると、彼女はこう言ったのです。  「出てきて~。」

 これは、籐いすに向かってというより、足台を引っ込めた私に言ったのです ・・・ 何をしてほしいのか、よく分かる表現がとっさに生まれるのですね。子どもは詩人です。

  大人がこうした表現をしたらどうなるでしょうね。・・・たとえば、私の財布からお金をほかへ移した家内に聞こえるように、からの財布をのぞき込みながらつぶやくのです。 「出てきて~」

 これは、あまりにも例がよくないですね、せっかくの幼な子ならではの表現が、こんなふうに応用されると、ひからびてしまいます。

 孫娘が身近にいる間に、とれたて野菜のように鮮度のよい心、ことばを味わわせてもらおうと思います。

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コメント

思わずふふふと笑ってしまう文に出会いました。ムーミンパパの視点が素晴らしいので一層お孫さんがかわいらしく天使の到来を思わされます。
奥様も得意な手料理に汗しておられるのではないかしら
家族の絆、幸せをお楽しみ下さいませ。
暖かいメッセージありがとうございます。お祈りくださり感謝です。私も皆の幸せを祈れる広い心のもてる人間になれるよう努力したいと思います。 これからもご指導くださいませ。

投稿: Mitoko | 2007年7月28日 (土) 22時32分

 面白いですね。何かいすが生命や意思を持った存在として、捉えられているようです。
 先日デパートのトイレで、出入り口のところに獅子脅しやかえるの置物などがあったのですが、2,3歳の子供が不思議そうな顔をして、かえるの頭をなでていました。生きているのかと思ったのかもしれません。子供は好奇心旺盛な存在であり、この世界で起こりうる様々な物事に興味を持っています。また経験が大人より圧倒的に不足していますので、何でもやってみたがります。語彙はまだ少なく、ストレートに感情を表現するところが、我々大人には新鮮です。子供にはこの世界はどのように見えるのか?これは感動や共感を忘れてしまった大人には、重大な宿題と言えるのではないでしょうか?

投稿: 小島 | 2007年7月28日 (土) 17時03分

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