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2007年8月17日 (金)

若人たちへのエール

  教員採用の第一次試験に合格した学生さんの二次合格に向けての面接練習をしました。第一関門を通過したのはうれしいけれど、第一次試験合格者の中のおよそ4割が二次試験合格という状況なので、喜んでいる時間はないという表情です。

 まっすぐに瞳を向けてくるひたむきさを受けとめながら、いくつかの質問をし、結びにその学生さんから伝わってくるよさとそれを試験当日の面接官に対しても自信を持って発揮するように話し、励まして終わります。

  懸命でありながら、ぎらぎらしていないで、人柄がにじみでてくる笑顔にふれ、どうかして合格して子どもたちの前に立つ日をむかえられますように、と願う思いに満たされました。38年の教職生活を終えた私にこのような思いを強く抱かせる若人たちが育っていること ・・・ こうした若木の大切な芽を摘むことさえしなければ、日本の教育は間違いなく超一流です。

  実は、畑係を任命された私の働きぶりがあまりに遠慮がちなので、我が家のもう一人の住人が野菜の手入れをすることが度々あります。

  それは、有り難いのですが時々、「しまった、残さなければいけないほうを摘んでしまった。」とか「オクラが実ったと思って収穫したら、ほら、見て、見て。これから咲こうとしている花だった。」との報告に接します。

  その時の状況に応じて、慰めたり、私のいたらなさを詫びたりしています。(今までのところ、居直って相手を責めるという愚というか反抗はいたしておりません (^_^;

  家庭菜園のことは、それでよいとして、国の進む教育においては、子どもや若人たちの大切な芽を摘むあやまちを決しておかしてはならないと思います。

  正式採用を目指して、臨時雇用の講師をしながら複数回採用試験に挑戦している人もたくさんいます。講師の仕事に誠実かつ熱心に取り組むがゆえに採用試験の準備に充分な時間をあてることができないまま受験している人たちには頭が下がります。

  どうか、希望している道が開かれますように。

聖書のことば  ローマ人への手紙 第5章 3節~5節

 ・・・わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。・・・

  暑い日が続きます。こういう日を乗り切るには、暑さ以上に熱きハートを燃やすことかもしれません ・・・  扇風機やクーラーもある、ですって ・・・ はい、わかりました。 ついでながら、我が家のフウセンカズラは、まだグリーンのカーテンを形成するにはいたっていません。けれど小さな花をこの暑さの中でも咲かせ、励ましてくれています。

  心を若く保ち、若人に負けないで今日を歩みたいと思います。

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コメント

 短い教員生活でしたが、かつて教壇に立っていた者として、今思いますのは、採用はまだスタート地点に立っただけの状態であり、本当の歩みは、子供たちの前に出て、自分がどのような教育活動を行うのか?の試行錯誤の連続と、忍耐や努力の継続にあると思います。
 そういう意味では、講師の方たちは、すでに自分の教育を日々実践しているわけですので、大学生より先へ進んでいると思います。
 子供たちの前で、今どういう教育を実践しているかが全てであって、身分が本採用とか講師であるということは、人間教育の実践者として、あまり意味のないことだと私は考えています。
 講師をしている人については論文などの試験のできばえよりも、本人の情熱や努力、実践や経験、子供や保護者からの評価のほうが、私は大事だと思います。

投稿: 小島 | 2007年8月17日 (金) 08時49分

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