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2007年9月 7日 (金)

三浦綾子さんの短歌

 台風9号の影響か、雨が降っていますがあまり涼しくはありません。そんな夜に一冊の本を取り出して読んでいます。本の名は『三浦綾子 愛の歌集 いとしい時間』(三浦綾子・小学館・2000年10月12日発行)・・・1999年10月12日に天に召されたのを偲んで1年後に世に送り出されたのでしょうね。

 山田洋次監督の後書きの中から次の言葉がこの本の帯に書かれています。

 ここにおさめられた短歌は、一人の誠実な女性の美しい愛のアリアである。

       ○ ◇ ☆ □  ○ ◇ ☆ □

 作家、三浦綾子さんに短歌を教えたのは幼なじみであり、後に恋人となった前川正さんでした。北大医学部の学生だった前川さんは肺結核を病み、三浦綾子さん(当時は堀田綾子さん)自身も肺結核、脊椎カリエスで13年間病床に臥す身となります。

 お互いに行き来することもできないで手紙を交わしつつ重い病と闘っているときに綾子さんが詠んだ一つが次の歌です。

 離れ病む君に書くとき化粧する慣ひは何時の頃よりならむ 昭和27年

 支え合い、祈り合っての闘病生活・・・けれど、前川正さんは昭和30年、天に召されます。

 妻の如く想ふと吾を抱きくれし君よ君よ還り来よ天の国より 昭和30年

 こうした悲しみの中でギプスベッドに寝たままの綾子さんを、三浦光世さんが訪問するようになったのは、その訪問を依頼した人が光世という名前から三浦さんを女性だと思いこんでいたのがきっかけでした。

 ところが、この三浦光世さんが、前川正さんにとってもよく似ている人だったのですね。

 まなざしも語る言葉も亡き君に似て三浦さんは清しく厳し

 やがて、年月を経て、お二人に愛が育まれます。

 年上の病める女を愛するは寂しき事と思ひ給はずや君

 どのような未来になるかはわからねど二人のみに通ずる言葉も出来ぬ

「信仰で頑張れ」と遺言し給ひし君よわたしは人を愛しました

          ○ ◇ ☆ □  ○ ◇ ☆ □

 どんなに苦しく、展望が開けない状況に思われるときも、神様は私たち一人一人に計画を持っていてくださいます。それは下の聖書のことばにある愛に基づいた計画です。  

聖書のことば  イザヤ書 第43章 4節

 わたし(神)の目には、あなたは高価で尊い。 わたしはあなたを愛している。

 今日という日も、希望を持って歩むことが出来ますように。

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