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2008年3月30日 (日)

映画「キュリー夫人」

 著作権の期限が切れた名作映画のDVDが数百円で購入できるようになりました。できれば映画は映画館で、というのが好きなのですけれど、DVDでの鑑賞もなかなかいいものです。

 そういうわけで購入した一つが「キュリー夫人」・・・よい出来栄えで、感銘を受けました。映画の展開や人物の動きなど、古典的なのですけれど、それがしっくり合うのは、私自身が古典的存在に近づいているからかもしれません。(映画は1943年公開で、私より少し年長です。)

 夫ピエールを馬車の事故で失った後も、こつこつと研究に励んだキュリー夫人がパリ大学で開かれたラジウム発見25周年記念の会において会衆に、静かに、しかし力強く語る場面が映画の結びにありました。(キュリー夫人が学んだのはソルボンヌ大学ですね。)その言葉が印象的でしたので、ご紹介させていただきます。

 暗闇の中のろうそくが私たちの目の前を少しずつ照らし、世界を形作る真理をおぼろげに見せてくれます。

 だからこそ、私は今、思うのです。科学は美しいものだと。

 さらに、科学の精神が、世界を悪の道から救うこともできます。

無知、貧困、病気、戦争、そして悲しみ ・・・

真実の光を求めましょう   未知なる道を進みましょう

 たとえ、人類が賢くなっても、神の創造力は私たちを驚かせ続けます。

 どんな時代にも、人々の夢が存在します。古い固定観念にとらわれず、知識というたいまつの火をかかげ、光り輝く未来を築くのです。 

 神への信仰・畏敬の念と人類への愛なき知識は、争いと破滅をもたらします。

 ラジウムに関する特許をとれば、巨万の富が得られることが分かっていても、多くの人を生かす道をひらくために特許をとらず、清貧にあまんじて研究に没頭したキュリー夫妻・・・ 自らは汗することなく、暴利を得ようとする人の多い現代の風潮と対極にあるように思えます。もちろん、キュリー夫妻の時代にも富を得るためには手段を選ばないような人が居たに違いありませんけれど。

 現代にも、お金に走らず、自分の信ずる道を歩み、人に尽くすことに生涯を捧げている人は多くあり、この世の光となっていることを私たちは忘れてはいけませんし、できればその一人でありたいと思います。

 今日は、日曜日、よき日となりますように。

 キリスト教会では、聖書に基づいてメッセージが語られます。よろしかったらどうぞお出かけくださいますように。

 

 

 

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コメント

 高校時代の英語の教科書にキュリー夫人の話がありました。夫のピエールが馬車にひかれて亡くなる場面や、ラジウムが二人の愛のように深い光を放って燃え続けた、という表現が今でも思い出されます。
 こんな昔でも、女性の科学者が存在したことが、さすが人権先進国であると思います。日本にも偉大な女性はたくさんいたと思いますけど、女性に大学教育の道が開かれたのは、明治時代になってからだったと記憶しております。
 時代は進歩して、誰でも科学の恩恵にあずかることができ、進学の道も開かれました。豊かな文明社会を築くために尽力された、先人たちの精神を忘れないようにしたいものです。

投稿: 小島 | 2008年3月30日 (日) 01時03分

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