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2008年3月 1日 (土)

卓球便

 本来なら、「宅急便」なのですが、世界卓球の女子の試合をテレビ観戦した直後なので、「卓球便」とさせていただきます。

 快進撃を続けてきた日本女子ですが、シンガポール戦で、負けてしまいました。

 負けたのは残念ですけれど、見応えのある試合でした。ここまで実力を蓄えてきたことを讃えたいと思います。

 早いラリーが続くときも、福原選手をはじめ、選手たちは、しっかりと顔を向けて球を見つめていました。

 顔を向けないと、どちらか一方の目で球を見ることになり、球までの距離や、かかっている回転が正確にとらえられないのです。

 手元に鉛筆かボールペンとキャップがありましたら、誰かに手伝ってもらって、両目で見ながらキャップをかぶせるときと、どちらか一方の目でキャップをかぶせるときとを比べてみてください。

 両眼で見るときのほうが距離を正確にとらえ、かぶせやすいことに気がつかれることと思います。

 いい選手ほど、球に顔を、それもラケットと球があたるところまでしっかりと見ているものなのです。

 世界チャンピオンになったことのある長谷川選手は、愛知県の名電工出身だったと思います。岐阜に指導に来られたときに、こんなことをお話しになりました。

 「私は鈍足ですが、懸命に体力を鍛えました。それは、中身の充実した練習を持続できるようにするためです。」  ・・・ 記憶が曖昧ですが、百メートルを16秒台とおっしゃったような気がします。よく鍛えたポパイのような腕をしておられました。

 集中力と、その持続 ・・・ これは大事ですね。卓球だけに限らず、ほかのスポーツでも、そして学習や、ピアノの練習でもいえることだと思います。

 ちなみに、楽器を練習する子は集中力が高まり、学業成績も上がる例が多いそうです。これは、書道や珠算などでも期待できることかもしれませんね。真剣に集中して取り組むことは、デジカメや録画、スローモーションなどで後から何回も繰り返して見ることとは大きな違いがあります。

 随筆『徒然草』で吉田兼好は、弓の練習において、的に向かうとき、予備の矢を持っていると、懈怠(けだい)の心が生ずる、と戒めていますね。・・・後の矢を頼みにして、最初の矢への集中力、真剣さが薄れるということ ・・・ 今日がだめでも明日があるさ、ということではなく、今日を励んだから、きっといい明日が来るさという構えで歩んでまいりましょう。

 と、言いながら、遠藤周作が好きだったという「明日出来ることを今日やるな」ということわざのほうが、よく耳にする「今日できることを明日に延ばすな」より好きな傾向のある私であります。

 頭では、今日できなかったら、明日それができるという保証はないと分かっているのですけれどね。

 それでは、よき日となりますように。 明日は日曜日・・・よろしかったら、キリスト教会の礼拝にどうぞ。

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