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2008年4月22日 (火)

『生き方の選択』

 『生き方の選択』 日野原重明著・河出書房 2002年8月2日 初版

  この本では、心豊かに人生を生きるということについて、医療の在り方も含めて日野原医師が次の12人の方と対談しています。それぞれの章の名前と対談者を列記しておきますね。

 「医者と患者の間を隔てるもの」  遠藤周作(作家)

 「創(はじ)めることを知っていれば老いもまた輝く」 

                 木内信胤〈きうち・のぶたね〉(経済評論家)

  ※ なんと、この方は、日野原先生よりひとまわり高齢の方でした。

「しなやかな心で命を見守る」 内藤正久(伊藤忠商事取締役副会長)

「すこやかな死のために」 加賀乙彦(作家・精神科医)

「日本の病院は半世紀遅れている」  犬養道子(作家・ボランティア活動家)

「日本の病院は間違いだらけ」  内館牧子(脚本家)

「死」を見るまなざし  田中眞紀子(政治家・衆議院議員)

「すこやかな体はすこやかな心と習慣による」  廣池幹堂〈ひろいけ・もとたか〉(教育者)

「社会福祉は生と死にどう向き合うか」  

                長谷川匡俊〈はせがわ・まさとし〉(日本仏教史・仏教福祉学)

「新老人」の生きかたとして三つのことを提唱します  阿川佐和子(エッセイスト)

『葉っぱのフレディ』から学んだこと       島田歌穂(歌手)

数々の現場ルポで看護の重要性を実感   竹下景子(女優)

 この中のどの章か、あるいはどの人かに関心を覚えられたら、図書館ででも借りて、この本に、そして日野原先生の生き方に出会ったくださいますように。

◇ 章の始めや終わりに日野原先生のことばが紹介されています

・ 人間というのは、自分にあった畑に種が落ちると芽が伸びる

     ◇   □   ☆   ○   □   ☆   ◇

 また、阿川さんとの対談では日野原先生がこんなエピソードを語っておられます。

「僕が往診していた開業医の奥さんが36歳で亡くなった時、お子さんに『お母さんはもうあと間もなく息が止まりますよ』といったら、9歳の子供が『ママ、9年間ありがとう』といった。そしたら7歳の子供が『ママ、7年間ありがとう』といったの。それで僕は音楽をかけてお別れをさせたの。」

阿川 (涙ぐんで) 子供がどうしてそういうことをいえるの・・・・・・。

日野原 でね、おじいちゃんが少し難聴で、死んでいく娘の小さな声が聞けないの。そうしたら9歳の子が「おじいちゃん、聴診器をして、ママの口にあてると聞こえるよ」といったの。開業医の息子だけにすごいなと思うよ。臨終のときに、そういう会話があることがみんなにいいの。ちょっとユーモアがあるでしょ。ユーモアは死ぬ前でも必要なの。

阿川  素晴らしいですね。

      ◇   □   ☆   ○   □   ☆   ◇

 今日は、この本の紹介にとどめさせていただいて、次回、日野原先生の関連で、もう一度書かせていただきますね。

 よい日となりますように。

 

 

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