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2008年4月18日 (金)

蕪村の俳句

 行く春や重たき琵琶の抱き心 (与謝蕪村)

 春が進行するのを感じつつ、雨に打たれる新緑を見ていたら、蕪村の俳句が浮かんできました。

 春を詠んだ蕪村の句にはほかにどんなものがあるかを知りたくなって調べてみました。

  古庭に鶯啼きぬ日もすがら

 春の海終日のたりのたりかな

 行く春や撰者を恨む歌の主

 高麗船のよらで過ぎ行く霞かな

 菜の花や月は東に日は西に

 鶯の啼くや小さき口あいて

 春もややあなうぐひすよむかし声

 淋しさに花さきぬめり山桜

 妹が垣根三味線草の花さきぬ

 畑うつやうごかぬ雲もなくなりぬ

 などなど、たくさんあることがわかりました。

 あなたは、どの句が印象に残りましたか。

 私は、「行く春や撰者を恨む歌の主」というのが、おもしろく思えました。

 春が過ぎていくさびしさ、やるせなさ、物憂さに立ち向かって作った歌…けれど、それを選者にみてもらうと、本人の思ったほどの評をもらえなかった ・・・ 自分としては自信があっただけに、そして、尊敬する選者であるだけに、好評を得られなかったことを不満に思ったり、そう思う自分に嫌悪感が湧き上がったり ・・・ すべては行く春を舞台として展開すること  的外れかもしれませんが、そんな句に思えました。

 さて、今日、行く春の一日を皆様、いかがおすごしでしょうか。よき日となりますように。 

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