« 「香り会館」 In 山県市 | トップページ | この夏の標語 »

2008年7月19日 (土)

真っ正面から

 先日の『ひまわり』昭和25年11月号(復刻版)・・・巻頭に編集者の中原淳一の「11月の言葉」というのが書かれていました。今日はそれを紹介させていただきます。

  ◇   □    ○    ☆    ※    ☆    ○   □   ◇

             『ひまわり』 11月のことば
                               
            年長者に対する尊敬        中原淳一

「家のお母様ったら、とても古いのよ」こんな言葉が、よくあなたたち位の少女の口から聞かれます。又、何か自分たちのしたことに対してお母様から注意を受けたりすると、「時代が違うわ、お母様なんか古いんですもの」などというのも、よく少女の言うことです。そういう事を云える程、あなたたちの云う「新しい」考え方は立派でしょうか。

 勿論「新しい」考え方がなければ、世の中はいつまでも進歩することがありません。そして人は誰でも若い時は、年とったひとのことを古いというものです。けれど、あなたたちが「古い」というひとーたとえばお母さまーは、いろいろな経験を持ち、あなたたちの知らない事をずっと沢山御存知のことはたしかです。お母さま位の年齢になれば、昔をふりかえってみて、若い時にどういう風に暮らして来なければいけなかったか、若い時に「新しい」と思ったことも、間違ったこともあることなどが、いままでの経験からよく分かっていらっしゃるのです。それで、これから伸びようとする人たちには、自分の経験から、こういう風にあゆんで欲しいと思うので、いろいろ御注意もなさるのです。

 あなたたちがわけもよく分からずに「新しい」と考えたり「新しい」と云われるものの表面にあらわれたことだけを真似しているのも、お母さまからみれば、みていられない程あぶなく考えられる事が多いに違いありません。世の中のいろいろの経験を経てこられたお母さま始め大人の意見は、うるさいとか古いとか考えないで、いつもよく聞こうではありませんか。
 別にとりたててすぐれていない、ごくつまらなく月日を過ごして来たような人でも、四十年、五十年生きている間には、いろいろなことにぶつかり、苦労してその中をきりぬけて来た人たちなのです。たとえあなたが、どんなに賢い少女でも、まだ二十年にも満たないしかも子供だからといって、いつも甘やかされて来た今までには、まだまだ知らないことが沢山ある事を考えなくてはなりません。どんな大人に対しても、自分より年上だということで、尊敬する気持ちで接したいものです。

 「ヘン、あんなお婆ちゃん」などと、若い少女が、年上の婦人に対して陰口を云ったりするのは、この尊敬する気持ちを持っていない一つのあらわれだと思います。この言葉は年をとっていることに対して軽蔑の意味を持つ非常に失礼な言葉だと思いませんか?年をとると云うことは人間として完成してゆく素晴らしいことだと知らなければなりません。

 年長者を尊敬することを忘れて、「ヘンあんなお婆ちゃん」など今後もずっと少女が繰り返していたとしたら、やがてあなた達が大人になった時、その時代の少女も又そんな不愉快な言葉で、あなたにやり返すでしょう。

 その時にあなたがどんなにいやな気持ちがするかと云うことを考えてみて下さい。

  ◇   □    ○    ☆    ※    ☆    ○   □   ◇

 何と申しましょうか ・・・ 真っ正面から真摯に言い聞かせているのがすてきだと思いました。

 どうせ、言ったって、分からないだろう、新人類には ・・・というところがないのを見習いたいと思うのです。

 今日もよい日になるように 真っ正面から ・・・

明日は日曜日、キリスト教会へどうぞ。

|

« 「香り会館」 In 山県市 | トップページ | この夏の標語 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 真っ正面から:

« 「香り会館」 In 山県市 | トップページ | この夏の標語 »