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2008年8月11日 (月)

映画「椿姫」

 DVDで「椿姫」を見ました。確か、原作者は小デュマ・・・ダルタニヤンの活躍する「三銃士」を書いたデュマの息子でしたね。

 臨終の床にあるマルグリット(グレタ・ガルボ)のもとに訪れたアルマン ・・・ 彼を待たせておいて忠実な召使いナニーヌは、マルグリットに告げます。

「He is here now !!」 ・・・ ぱっとマルグリットに生気がよみがえりました。

 この一言が印象に残りました。ヴェルディの歌劇にもなった名作のあらすじを書くのはやめて、他の映画での印象に残った一言

 ディズニー映画「アラジン」で、空飛ぶ絨毯に乗ったアラジンが姫君に手を差し出して彼女にも絨毯に乗るように呼びかけます。そのときの一言 ・・・ 「ぼくを信じろ」

 実際の人生では、そうそうすてきな一言は生まれないかもしれませんね。でも、生まれたときには、「事実は小説よりも奇なり」というのは少しニュアンスが違うかもしれませんけれど・・・「歴史の必然」も後押しして、すばらしい一言として末永く語り伝えられ、多くの人を鼓舞するものとなるのではないでしょうか。

 日常の生活の中で心を通わし、心と心を結ぶことばは歴史には残らないかもしれませんが、歴史に残ることば以上に重要かもしれません。

 考えてみますと語られた一言よりも、語られずに終わった一言 ・・・  そのことばを待ち望んでいた相手に届かなかった一言のほうが圧倒的に数が多いのかも知れません。

 発せられなかったことばを抱えて歩む人と、発してしまったことばを取り返せずに後悔して歩む人と ・・・ どちらが多いのでしょう。これは、数量の世界の対象ではなく、文学やそのほかの芸術の範疇に属することでしょうね。

 うーん、名画に心を動かされて、自分では簡単に抜けられない世界に思いを馳せてしまいました。 いつもながら、まとまらない文をお読みいただき、ありがとうございます。

 今日も、よき一日となりますように。

 

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