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2008年9月20日 (土)

人を良くする=「食」のはずなのに

 「食」という漢字は「人」「良」 ・・・ それで、食べ物は人を良くする というふうに説明されることがあります。

 それなのに、健康被害は今のところ出ていないと説明されていますが、事故米が流通してコンビニのおにぎり、いろいろなところでの給食などに使用されてしまったというのです。

 今回の事故米が食用に使われたということ、そのおおもとに「食べ物は命を養っている」というという基本的な大原則を踏みにじって、利に走った人がいるのは許されることでしょうか。信頼を裏切る商売をした人もいるようです。

 水俣病がまだ明らかになっていないとき、体調が悪くなった子どもに、親が栄養をつけさせようとの親心から、それと知らずに有機第2水銀で汚染された魚を食べさせ続けていたという悲劇がありました。この原因となった企業は今、責任を果たしつつありますが、多くの人から健康で幸せな生活を送る人生を奪ってしまったことを償いきれるものではないと思います。

 今回のことも、大臣の辞職で解決できることではないと思います。

 食べることに関してだけでなく、社会保険庁の管轄である年金のことも、医療保険の先行きも、政治不信の材料です。

 目先の経済優先で進んできた国策、その経済も心配な状況に直面しています。いったい、何が残されているのでしょうか。

 たくさんの不正が明らかになることは、正しく、ひたむきに歩んでいる人が多いということを示すことでもあります。ですから、私は希望を失っていませんし、厭世観も抱きません。

 「米百俵の精神」 これを過去の美談やかけ声だけに終わらせないで、将来的な展望をもって子どもを本当に大事に育てることに力を入れる国でありたいと思います。大人が真剣に生きる姿を示さずに、子どもはまっすぐに育つことは至難のことです。いえ、ほとんど不可能でしょう。 

 利に走らず、時代を受け継ぐ子どもたちにすべての大人が最善のものを贈ろうと力を合わせること ・・・ そういう国になっていけたらと願います。

 台風の時も、太陽は雲の上で輝いています。 今日も、よい日となりますように。

 

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