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2008年10月24日 (金)

ザルツブルグの女主人

 10月23日の朝日新聞の投書欄にこんな記事がありました。

 この投稿者の従弟がモーツアルトの生地、ザルツブルグに旅行し、この機会にバイオリンを購入しようと現地の店を訪れたのだそうです。

 女主人は、まず、3万円、次に5万円のバイオリンを提示したそうです。

 従弟は、せっかくの機会だからとショーウインドウの中の楽器を見せてもらうことにしました。(ちなみに70万円ほどのバイオリンだったとか)

 3回ほど弦を弓で弾いたら、女主人は、さっとそれを取り上げ、彼に3万円のバイオリンの購入を勧めたそうです。「初歩の手始めにはこのくらいの楽器でいいのよ」

 その話を聞いた投稿者(76歳のご婦人)は、ザルツブルグの町並みを思い浮かべつつ、異国の、いわば一見(いちげん)の客に、「売らんかな」ではなく、真摯に対応した女主人のマイスター精神に感じ入ったとのことです。

 ・・・ いろいろな解釈が出来るのかも知れませんが、そのとおりに受けとめ、秋にふさわしい、いい話だと思いました。

 今日もよい日となりますように。

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