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2008年10月14日 (火)

秋の夜の月

 雲もありましたが、見事な月が秋の空をゆくという感じの夜でしたね。

 それに誘われて、芸術の秋の感興が強まりましたので、文芸を味わってみたくなりました。

 ということで、落語家さん、そのほかの方の俳句が昨日挙げた本のなかに、本文や後書きなどにありましたので、秋の句ばかりではありませんが、記させていただきます。

 桂 米朝さん  俳号は八十八(やそはち) ・・・ 「米」の字からつけられたようです。

 春雷を聴きしや鳩のつぶらな目

 亀ずるずると五月の水に落ちにけり

 露地ごとに夜店のあかり見えにけり

 春の雪誰れかに電話したくなり

  上記の句は、米朝さんの本に後書きを書いた小澤昭一さんが米朝さんの句から数句を挙げてくださったものです。

 小沢さんと米朝さんは、正岡容(いるる)さんの「やなぎ句会」で30年以上の仲間だそうです。小沢さんはご自身の句を一句だけ書いておられます。

 国宝も国辱もいてやなぎかな

入船亭扇橋 さん

 親が来て声にぎやかに燕の子

 父の日の日ざしさへぎるものもなし

 行く雲を白く映して田植かな

 草の花いとしや仄かなるゆゑに

 しあわせは玉葱の芽のうすみどり

 栗飯のかがやくばかり炊きあがる

 

 凝縮された表現に、やはりそれぞれの方の人柄もイメージされますね。

 今日もよい日となりますように。

 

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