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2008年12月 7日 (日)

『ピアニスト おもしろ雑学事典』

 『ひとり5分で読める ピアニスト おもしろ雑学事典』

(萩谷由喜子 著・ヤマハミュージックメディア 2008年4月1日初版発行)

を読んでいます。巻末には古今の名ピアニスト318人の名鑑が載っており、楽しく読める労作です。

 紹介されている一人、ポーランド生まれのパデレフスキのところから少し引用しながら書かせていただきます。

 滝廉太郎が文部省給費留学生としてライプツイヒ音楽院に留学した時期にパデレフスキの演奏を聴き、友人に感想を書き送ったことがあるそうです。

 若くして、結婚。生まれた長男に重度の障害があることが分かってまもなく、奥さんが亡くなったそうです。21歳のパデレフスキは24歳ころピアニストになる決心をし、一日に17時間もの練習を続け、27歳でパリでデビュー、奇跡的な成功を収めたとのこと。

 ロンドンでも認められ、アメリカに ・・・ 演奏旅行中も長時間練習を続け、熱狂的の嵐を呼び起こし ・・・その黄金の手に10万ドルの保険をかけたのは、おそらくピアニストとして史上初の例とされているそうです。

 再婚して、夫婦で社会福祉事業にも熱心に取り組み、コンサートの収益を祖国ポーランドの独立運動に投じ、1919年には推されて第二次ポーランド独立共和国の第三代首相・兼外相を務め、その後、国連のポーランド大使もつとめたとのこと。

 母国語の他、ロシア語、フランス語、ドイツ語、英語を自由に操り、スピーチも爽やかだった ・・・ナチスの蹂躙を受けた祖国のために、回復資金集めの演奏会をするためアメリカに渡り、力尽きて亡くなったときは80歳。「ポーランドが自由の国になるまで帰国しない」との遺志に従い、ワシントンのアーリントン墓地に埋葬され、51年後の1991年に彼は遺灰となって里帰りし、ワルシャワの聖ヨハネス聖堂の地下霊廟に眠っているそうです。

 うーん、すごい人生、すばらしい才能と生きる意志 ・・・ あのショパンの生涯ともイメージが重なるところがありますね。

 しばらくこの本を楽しんで読みたいと思います。

 今日は日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくだされば嬉しいです。

 よき日となりますように・

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