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2009年2月 4日 (水)

うた心

 『ピアノ 幸福いっぱいの日々』 (中村菊子著 全音楽譜出版社 2006年3月20日第一刷発行) を読んでいます。

Ca390004  写真のようになかなか華やかな表紙です。

著者によると、次のような状態になっているのだそうです。

◇ 日本  ピアノを習う人口が世界で一番多いが戦前からの古い指導法も依然として行われている

◇ アメリカ  ピアノを習う子が非常に少ないが、メソード ・・・ 教授法 ・・・ は世界の先端を行っている

 アメリカでの子どものピアノコンクール

 その子の演奏が人まねでなく,想像性と、創造性に冨み、聴く人にいかに大きく語りかけてくるか、が採点のポイント。そのような点で優れていれば当日、二つや三つ音をはずそうと、そんなことは問題にならない。

 最も悪いとされる演奏は、指先だけで「f」では強く、「p」では弱く、テンポ通り、はずさないでひけた、という表面的な演奏 ・・・ こういう演奏は「あなたの演奏はテクニックだけで,冷たくて、うた心がありません」ぐらいの評をもらって終わりになる。

  この本の他の箇所にあるのですが、指づくりを初期に大切にし、そのあとでうた心を育てようとすると、うた心がしぼんでしまって,その子らしさが伸びてこなくなりがちなのだそうです。

 ピアノだけでなく、教育全般にわたって、角を矯めて牛を殺すことのないように、しかし、鍛える必要があることについては遠慮会釈なく、見通しを持って適切にみっちりと鍛えることが大切なのだと改めて思いました。

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