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2009年3月 1日 (日)

舘野泉さんのリサイタル

 2月28日(土)、舘野泉さんのピアノリサイタルが岐阜市で開催されましたので、聴きに行って来ました。

 テレビなどでも紹介されてご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、1960年に東京芸大を主席で卒業なさった舘野さんは2002年に脳溢血で倒れ、右半身が不随となられました。

 もうステージには立てないだろうと思われたのですが、息子さんが左手だけで弾くピアノ曲の楽譜をプレゼントし、それに励まされて、リハビリ、練習を重ねてステージに復帰を果たされました。以来、「左手が織り成す命の音楽」を奏で続けておられます。

Ca390027

 美智子妃殿下とピアノを連弾されたこともあり、今回はその時、吉松隆さんが特別に作曲された連弾曲をアンコールで披露してくださいました。 

 美智子妃殿下と演奏したときは、「今度は舘野さんが難しくて私の弾く音符が少ない曲がいいですね」とユーモアを交えておっしゃったとのエピソードも聞かせてくださいました。

 今回は、舘野さんの唯一の弟子である平原あゆみさんが、そのアンコールやプログラムの中の三手の連弾で活躍しておられました。

 障がいにうちのめされてしまわず、たゆまぬ努力で活路を開いて来られた舘野さん、演奏曲を紹介される声もあたたかさに満ちておりました。

 ますますのご活躍をと念じております。

 リサイタルを聴きに行く前に立ち寄った岐阜市の梅林公園 ・・・ ちょうど花もみごろで、「輪違い」という、紅梅と白梅が同じ枝にさく木も開花しておりました。写真ではわかりにくいかもしれませんけれど ・・・

Ca390018

 さて、今日から三月  どうぞ、よき春をお迎えくださいますように。

 

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コメント

館野 泉さんのコンサート行かれたんですか!うらやましいです。
実は岐阜大学の学生時代に恩師 宮川三男先生の素敵なご配慮のおかけで 館野 泉さんのサロンコンサート、最前列にて本当に間近で演奏を聴かせていただいたことがあります。ダンディな貴公子!ぼっとなってしまいました!素敵でした!
そのときの貧乏学生には、なかなか高価だったLPレコード購入。「シベリウスピアノ小品集」は宝物。今も大切にしています。サインまでいただいています。
ある音楽誌から次のインタビュ-をご紹介させていただきます。
 「両手で弾いていた時は、右手はバレーリーナのようで左手はそれをささえるだけ。つまり左手を十分には使っていなかったんですね。それが左手だけで全部やっていると左手がどんどん発達してくる。これがおもしろい。まずゆっくりと練習するんです。あせったらだめです。」あきらめないで リハビリに取り組もうとしている誰もへの心強い希望のメッセージですね!

投稿: Kei | 2009年3月 1日 (日) 23時20分

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