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2009年3月 7日 (土)

ダークダックスの半世紀

 『日本の美しい歌 ダークダックスの半世紀』 新潮社 2,007年6月30日発行 ・・・ 著者は喜早 哲 (きそう てつ) ・・・ダークダックスのバリトン 愛称 ゲタさんです。

  この本には、ほかではなかなか読めない内輪話も出てきます。ダークダックス誕生に大きく関わった小島正雄さんとダークダックスが入院していた山田耕筰さんのお見舞いに大きな犬のぬいぐるみを持って行ったら、付き添いの方が山田耕作さんは犬が死ぬほど嫌いなのでと耳打ち。後でそのことを聞いた一番弟子の團伊玖磨さんは、「山田耕筰の死期を早めたのはダークダックスだ!」とおっしゃったとか随筆か何かに書かれたとか。

 また、ダークダックスがステージ上でトークするときの話題の一つとして、次のことも書かれています。

 作曲家の中田喜直さんは 「夏の思い出」「小さい秋みつけた」「雪の降る町を」を作曲しているが、春をテーマにしたヒット曲がない ・・・ そのことを中田喜直さんに申し上げたら、「春をテーマにした曲をヒットさせると親不孝になってしまうのです。何しろ『早春賦』が、父、中田章の作品ですから」との返事 ・・・

 こんな形で、四季の名曲を作曲した中田親子のことを紹介しているのですね。

 マンガさんが病気のため、三人で出演して歌うことがあります。そういうときにはゲタさんがメロディを歌うことが多いのだそうですが、つい、以前の自分のパートを歌ってしまってメロディが途絶えることもあるそうです。するとパクさん、ゾウさんがとっさにメロディをカバーして、時には三人がメロディを斉唱してしまうときがあるというようなチームワークのよさ(?!)も書かれていました。

 ロシアの可愛い女の子をメンバーに入れて活動、というような野心もあったようですが、慶応ボーイといわれたダークダックスもお孫さんが慶応ボーイというような年代になり、この企画は実現しなかったようです。なんでも、熱烈なフアンのおばさまたちの猛反対があったとかなかったとか。 

  まだ読みかけですが、小学時代から親しんできたすてきなコーラスグループであるだけに、なつかしく思いながら読み進んでいます。

 今日もよい日となりますように。 

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