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2009年4月27日 (月)

指揮者 佐渡 裕 さん

 日曜日の朝9時のテレビ番組 「題名のない音楽会」 ・・・現在の司会者は、指揮者 佐渡 裕さんです。

 その前の司会者、羽田健太郎さんが亡くなって寂しい思いをしたのですが、佐渡 裕さんの音楽を愛する情熱になみなみならぬものを感じて、たいてい録画して視聴しています。

 その佐渡さんが音楽や今までの歩みについて語っている本に最近出会いました。

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 『感じて動く 佐渡裕』 ・・・佐渡さんと同じ年1961年生まれのスポーツドクター辻秀一さんが聞き手になって佐渡さんから話を聞き、それをまとめた本 著書はこの二人・ポプラ社 2006年10月19日 第1刷発行

 佐渡さんは、世界の有名なオーケストラを指揮するなど大きな活躍をしているのです。大阪城ホールを舞台に、1万人の合唱団を指揮してベートーベンの第九を演奏したこともあります。その原体験は、神戸で9人のママさんコーラスを指揮したときの感動だったようです。

 結び近くにこんな言葉がありました。

 そのオーケストラや合奏団が有名だとか無名だとかは私には関係ありません。私と向かい合ったとき、音楽と向かい合ったときにどれだけ純粋な心をもてるか。どれだけ音楽とひたむきに対峙できるか。そこにキラキラと無垢に輝く瞳があるなら、私の音楽を愛する心は幸せな気持ちで一杯になります。(中略)

 ー 全ては音楽のために。 感動を媒介として、私はこれからも人を動かし、人に動かされて、生きていこうと思っています。

 ここに彼の音楽、彼の生き方が集約されているように思いますが、もう少し他のところも引用させていただきます。

◇ 日本のどこかの料亭ですごくおいしいフロフキ大根を食べた時、パリのレストランで同じ味を期待しない  この空間でこのメンバーでなければ創れない音を求める 国やメンバーの違いを認識し、そこでベストを尽くすという在り方を大切にしているのですね。

◇ 指揮者は演奏家と一緒に舞台に立ちます。演奏家にだけ期待するという感覚はありません。中学生相手でも、練習が終わって本番を迎えるときに「期待してるぞ」とは絶対に言いません。 ・・・ 一緒に舞台を作っていく人間だというその目線の高さは同じだと思います。

 この構えは、教育にも通ずることだと思います。立場は違いますが、教師も生徒と同じ目線で作り上げていくのが授業の基本ではないかと改めて思いました。

 情熱と謙虚な姿勢を持っている一流の人というのは、やはりすてきですね。

 今日もよい日となりますように。

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