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2009年7月 1日 (水)

教師を志す若者たち

 晴れれば暑く、降ればどっさり ・・・ 今年の梅雨にはそんな印象をいだいております。

さて、今日から7月、どうぞお体を大切になさってください。

 教員採用試験をひかえている月とあって、受験する学生たちはその準備に懸命です。その願いが実現するように支援するのが今の私の職務ですので、面接の練習で問う問題を練るのにも力を注いでいます。

 あまり簡単でもいけませんし、そうかといって自信をなくさせてもいけませんし ・・・ 

 中心となる質問は、教師を志望している動機、なぜ、教育の道を志すかということです。

 緊張をほぐすウオーミングアップの質問、そしてクーリングダウンの質問も考えました。実際の試験にこういう質問は出ないかもしれませんが、臨機応変に答える中に自分らしさを込めて欲しいと願っての質問です。

 企業秘密・・・というほどではありませんので、一例を記させていただきます。

◇ 念願がかなって、学校勤めがはじまったとします。仕事の一つとしてあなたは学校の花壇の係となりました。あなたは、どんな花を植えますか。その花を選ぶ理由も聞かせてください。

 挙げられた花はひまわり、朝顔、チューリップ、たんぽぽ などなど。同じ花を選んでも、添えられるコメントはその学生らしさが伝わって来ました。

 ひたむきななかにも、心に花をたやさない人生を切り拓いてほしい と改めて願いました。

 思い起こしてみますと、私は、初めて小学一年生を担任することになったとき、入学式を終え、教室で新入生と保護者に向けて第一声を語り、親子を送り出してほっとしました。そして、そのときになって初めて、目の前の机の上に花が置かれていることに気がついたのでした。

  同僚のどなたかの心配り ・・・ 朝からその花 ・・・ 黄色のフリージアは芳香を漂わせながら教室に新入生歓迎のいろどりを添えてくれていたのですが、私が気がついたのは、夕方、教室で一人になってからだったのです。

 それだけ初日は緊張していたとも言えますが、もし、そのどなたかの心配りがなかったら、入学式の後、新1年生を迎える教室に一輪の花もなかったことになります。

 後年、あるところの教育委員会に赴任し、その管轄の学校に着任する教職員の宣誓式の会場を整えていたとき、教育長さんが様子を見に来られ、何とご自身で花を活けてくださったのには驚き、教えられました。男性の教育長さんに生け花の技術があること、それ以上に、花もて人を迎える心を身をもって示してくださったことに、上記の入学式の日の私との格段の器の違いを感じたのでした。

 学生の人生に豊かな花が咲きますように。そして、私自身のこれからの人生にも小さくても花が咲き、確かな実を結ぶことができますように。

 聖書のことば  

 まことに、まことに、あなたがたに告げます。一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。

                    ヨハネの福音書 12章 24節

 (先日の日曜日、8月に台湾へ宣教師として向かわれる牧師さんが来訪され、上記の聖書のことばから感動的なメッセージを語られました。)

 

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コメント

ご無沙汰しております。
もう教採準備真っ只中な時期なのですね。先生もお忙しいと思いますが、お体に気を付けてくださいね。

さて、教室の花…ということで、担任している学級の教室には…というか全学級、花が一輪もないことに気づきました。
学ぶ環境を整えていく身として反省です。
自分が小中学生の頃は、進んで花瓶に花をいけていたのに…
うーん、花をいける心の余裕づくりから始めたいと思います。

※ ムーミンパパより
 コメント、ありがとう。教壇に立って4か月、充実(多忙)の日々を歩んでこられたことと思います。どうか、健康維持・増進にも配慮しながらご活躍くださいますように。
 国語科の先人が講演で語られたことばに「子どもたちの心に花を贈りたい」というのがあります。『コタンの口笛』を書かれ、教科書の編纂にも携わられた石森延男さんは、来岐されたとき「あの金華山を見るとマヨネーズをかけて丸ごと食べてしまいたい気持ちになります」とおっしゃったとか。そういう感性、エネルギーを受け継ぎ、伝えたいと思っています。
 後輩も励んでいます。(Tさんだと思いますが、)どうぞよき日々をお築きください。私も励みます。

投稿: 元・国語科学生 | 2009年7月 5日 (日) 00時30分

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