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2009年7月25日 (土)

チェリスト シュタルケルのことば

 昨日ご紹介した『新・ハネケンの 音楽は愉快だ』の中に、桐朋学園のチェロ専攻の学生たちに公開レッスンをしたハンガリーのチェロの巨匠ヤーノシュ・シュタルケルの一言が強く印象に残ったと書かれています。

 「どうして君たちはそんなに眉間にシワを寄せて、怖い顔をして弾くんだ? 音楽を演奏することを、英語ではなんと? プレイ! プレイ・ミュージックだろう。プレイとは別の言い方をすれば”遊ぶ”じゃないか。つまり、音楽と遊ぶ、聴衆とともに員楽と遊ぶんだ。だから眉間にシワを寄せて怖い顔をして弾くのは、家で練習しているときだけにしなさい。少なくとも、公開レッスンであれ、コンサートであれ、人前で弾くときには楽しい顔をして弾きなさい。そうしないと、聞いている人はけっして楽しくないものだ」

 ハネケンさんは、このシュタルケル氏のことばは、結果として私のポリシーとベースになった、と書いておられます。

 練習はとことん厳しく、そして辛いものだ。けれども人前では楽しく弾く。すると聴いている人も楽しく聴ける

 ・・・ これは、音楽の演奏だけでなく、周囲の人と人生の道行きを歩むときにも通ずることかもしれませんね。

 ともあれ、そのハネケンさんの編曲した曲を楽しんで弾けるようになろうと、サンサーンスの「白鳥」、映画音楽「ひまわり」、「道」、ビートルズの「イエスタデイ」「ミッシェル」などに取り組んでいるこのごろです。

 今日も、よきひとなりますように。 明日は、日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。

 

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コメント

練習は退屈な基礎が多く、本当に毎日続けるのが大変です。
私も娘に時々言います。
音を楽しむと書いて音楽でしょ、と。
でも、思春期特有の憂うつな顔をしています。
来月は発表会があります。
というより、プチ・オーディションというもので、
何人かの演奏家や、音楽の専門家を招いて、
いろいろ意見を聞くそうです。
なんだか大変なことになってしまったなと思っていますが、誰が聞いていようが、失敗を恐れずに思いっきり演奏して欲しいと思っています。
私にとっては緊張しすぎないように、祈りの1日となりそうです。

※ レモングラスさま  
    ムーミンパパより
 漫画に「のだめカンタービレ」とか「ピアノの森」という作品があるのですが、音楽の世界の巨匠ほど、のびやかで人間的な魂をもち、周囲の人をもくつろがせて音楽の世界の楽しさを感じさせてくれるように思います。

 漫画だけでなく、実際の世界でも、ホルンの千葉馨さんや、アマチュアのオーケストラを指導に来てくださった有名な指揮者さんも、音楽的なことで妥協はしないで、しかし長い目で何を見つめて励んでいけばいいのかを分かりやすく指し示してくださる方だったように思います。

 大切な基盤を据えるために研鑽しておられる時期の娘さん、きっと、祈りに守られて、娘さんは練習の成果を発揮されることと思います。緊張もストレスも不必要なものではなくて大切な働きを果たしてくれるのだそうです。

 よき歩みを積み重ねることができますように。私も祈らせていただきます。

投稿: レモングラス | 2009年7月25日 (土) 18時58分

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