« パソコンのOS | トップページ | 金華山からの眺め »

2009年8月12日 (水)

まあ、ブラームスさんったら

  藤原真理さんの演奏するドヴォルザーク♪「チェロ協奏曲ロ短調」を聴きながらCD(DENON COCO70338)の解説書を読んでおりましたら、こんな文章が目にとまりました。

 ドヴォルザークを世に紹介したブラームスは、この曲を聴いてこう言ったそうです。

  「こんなすばらしいチェロ協奏曲がおよそ人間の手で書けるとは思ってもみなかった。そうと知っていたら、この私がとっくの昔に作曲していたのに」

  あの、生真面目な印象のブラームスがそのようにユーモアのある賛辞を呈したというのは、たいへん面白く思いました。

 それで、言ってみたくなったのです。「まあ、ブラームスさんったら」

  でも、考えてみたら、人間味のない人に人の心を揺り動かす音楽が書けるはずもないですよね。「さすが、ブラームスさん」とほめたたえていればいいのだと思います。

   ところで、藤原真理さんは、1978年のチャイコフスキー国際コンクールで第2位入賞を飾った方です。実は、岐阜(県)交響楽団と協演されたことがあり、そのとき、オーケストラとの練習の合間にも、ホールのロビーで熱心に練習されていたのをお見受けした記憶があります。

 世の中には、聴いた曲よりも聴いたことのない曲のほうがはるかに多いのでしょうね。でも、すべての曲を聴こうと渡り歩くより、自分の心に響いてくる曲を何回も聴くのが本当に音楽を楽しむことになるのかも知れません。

 まだ、この曲をお聴きになったことのない方がおられましたら、お薦めしたいと思います。お聴きになった後、あなたもおっしゃるでしょうか。「まあ、ブラームスさんったら」

 おお、作曲したドヴォルザークさんも、そういうかもしれませんね。この曲を作った私より、それを評した一言でブラームスのほうが有名になっては心境が複雑でしょうから。

  はい、ドヴォルザークさん、あなたのこと、ちゃんと覚えておきますよ。

  今日も、よい日となりますように。 

 

  

|

« パソコンのOS | トップページ | 金華山からの眺め »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: まあ、ブラームスさんったら:

« パソコンのOS | トップページ | 金華山からの眺め »