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2009年10月18日 (日)

芭蕉のことば

 「きのふの我に飽くべし」   芭蕉のことば

  目にしたとき、思わずエッと思いました。 

  でも、ドキッとしながらも考えてみました。毎日、ひたむきに俳諧の道に励み、(よし、今日はいいところまで成長したぞ)とその日一日の歩みに充実感を味わいながら寝るとします。 ・・・ 私では、そうはいきませんが、芭蕉だったら、そういう日々を築き上げていた のではないかなぁ と、無責任かもしれませんが、そうであってほしいという願望をもたせるところがありますよね。

 そういう充実感で眠りに就いたとして、翌朝、目覚めたときに芭蕉は思うのです。(私なりの解釈です)

 確かに、昨夜、寝るまでは、今までで最高の境地にまでたどり着いたと考えていた、それはそれでいいが、今日の私がそこで満足してしまったら、もう、この先、進歩というものがなくなってしまうではないか。あかんあかん、私ともあろう者が、そんな昨日の到達点に安住しているわけにはいけない。

 よし、こんなことばを毎日自分につきつけ、日々を旅として邁進していこう。

 「きのふの我に飽くべし」

         ◇  □  ○  ☆  ○  □  ◇

  およそ、こんなところでしょうか。 さすがですね。

 さて、芭蕉のことばをいくつか選ぶのには、本来、ぼうだいな書物を読むことになります。

 それはたいへんなことなので、実は、近道して、次の本から見つけたのです。

Ca390003_2 『新・俳人名言集』 復本一郎 著 春秋社 

 2007年9月10日 第一刷発行

 「新」と付いているのは、1989年に朝日新聞から発行された『俳人名言集』を基に再構成し、大幅に加筆して本書が出来たからだそうです。

 たくさんの俳人 ・・・ 私からすると、おお、この人も俳人なのかと認識を新たにさせられる方も入っているので、勉強になりました。

 芭蕉のことばで、ほかに心に残ったのは、次のものです。

・ 古人の跡を求めず、古人の求めたる所を求めよ

・ 心の作はよし 詞(ことば)の作は好むべからず

・ 松の事は松に習へ 竹の事は竹に習へ

・ 平生 則(すなわ)ち 辞世なり

 もう一つ、安藤甦浪(そろう)という昭和9年になくなった俳人が主宰していた「麦上」(第4号)に書いたことば

・ うその句をどんなにうまく作っても それは世の中の大きな手がきっと抹消してしまふ

 師、臼田亜浪(うすだ あろう)の教えを遵守して「まこと」をその俳句理念とした俳人だそうです。

 この方のことばは、俳句だけでなく、広い世界に通ずるように思います。

 ちょっと幽玄な世界にふれようとして、入り口からのぞいたことを書かせていただきました。 すみません。

 今日は、日曜日 ・・・ キリスト教会の礼拝にお出かけください。

 よき日となりますように。

 

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