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2009年11月 7日 (土)

教育の実りを見る喜び

 5日の研究会の折に,小学2年生の国語の授業で、こんな男の子に出会いました。

 物語(古典)をいくつかの場面に分けて数人で受け持ち、それを元気に音読する練習をして、今度、家の方などに聞いていただこうという授業でした。

 参観者にも聞いていただこうという時間になったら、私のほうへまっすぐに来て、「すらすら読めるようにするというめあてで読みます。聞いて下さい。」と言って、読み始めたのが、Nくんでした。名前まで覚えたのは、彼が、まっすぐにまなざしを向けてきたからです。たいしたものですね。

 それだけでなく、Nくんは、授業のおわりに、先生に指名された級友が「たくさんの人に私の読むのを聞いてもらえ、意見を言ってもらえたのでよかったです」と発言し、さあ、授業は終わりという雰囲気になったときに、さっと手を挙げて「質問!」と言ったのです。

 先生も、さあこれでフィナーレだと思っておられたようで、ちょっと戸惑われたようですが、さすがです。「はい、どうぞ」と発言の機会を与えられました。

 Nくんは、落ち着いて、こう言いました。「どんな意見を言ってもらえたのですか?」

 先の発言者もすごいです。具体的にいくつかの意見をあげ、実のあるまとめが成立して、授業は終わったのでした。

 小学2年生といえば、7歳、誕生を迎えて8歳です。多くの参観者の前で授業が終わろうという時に、あわてずさわがずに発言するその堂々とした構え、すばらしいと思いました。

 翌日の6日、今度は岐阜市の中学校の研究会に参加しました。

 小学校の研究会では和やかな表情で授業を見ている参加者がほとんどなのに、中学校の研究会では、全員とは申しませんが、ちょっと怖いくらいの表情で見ている人がいるのです。親の敵を見るような ・・・というと言い過ぎかも知れませんけれど。

 そんななかに、授業を見つめる表情のとてもすてきな先生がおられました。そのかたに、表情のあたたかさ、すばらしさをとてもよいことと思いますと、(年を取るとあつかましくなるのですね、きっと ・・・ いえ、これも全員とは申しません)後でお伝えしました。 「いいえ、そんな・・・」とおっしゃる笑顔に、この先生の受け持っておられる子どもたちの幸せを感じました。

 気温が下がる11月、インフルエンザの影響で、研究会当日に学級閉鎖をしなければならない学校もありますが、教育の確実な実りを見せていただく喜びは、何物にも代え難いものです。

 今日も、よい日となりますように。 明日は,日曜日、キリスト教会へどうぞ。

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コメント

先日の中間発表会ではお世話になりました。
6日ということは、きっとY中ですね。
是非行きたかったのですが、平日開催の発表会にはなかなか学生時代のようには行けなくて残念でした。
ムーミンパパ先生も書かれてますが、なんでか中学校の発表の時って……。
きっと真剣に見てらっしゃるのが顔に出てらしてるんでしょうね。
でも授業者の先生はドキドキでしょうけど…。
自分が生徒のときには見えてなかったことが、今になってわかることもあって興味深いです^^

※ ムーミンパパより

 コメントをありがとう。   そうです、Y中です。
昨年も見せていただいたのですが、よい姿だったと思います。

 高山の小学校では、分科会でぜひ活発にご意見を、との要請が全体会でなされ、小学校、中学校、特別支援学校の先生方がたくさん集って、暗くなってからも熱心に質疑応答がされていました。

 こういう前向きな切磋琢磨を重ねながら、教師としての実力を鍛え、子どもの前に立たれる方々がたくさんおられること、たいへん心励まされています。  あなたもその一人です。喜ばしいことです。
 寒さに向かっているこの頃ですが、どうぞ、元気でご活躍ください。

投稿: 元・国語科学生 | 2009年11月 7日 (土) 22時18分

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