「男は黙って・・・」 から グローバルコミュニケーションの時代へ
一昔前に「男は黙ってサッポロビール」というコマーシャルがありました。
そして、その会社の入社試験で、面接の時にいっさい無言で通し、「なぜ、君は大事な面接試験に口をつぐんでいるのかね」と尋ねられて、ついにひとこと、「男は黙ってサッポロビール」と答えた受験者がいたとのこと。
彼はめでたく採用されたとのうわさを聞きましたが、真偽のほどはわかりません。
けれど、それから時が経ち、現在のところ、国際的な流れは、以心伝心、行間を読む、空気を読む、沈黙は金、雄弁は銀というところにはなく、グローバルコミュニケーションが重視される世界へと動いております。
グローバルコミュニケーション というのは、価値観や文化の異なる人が国境を越えて、お互いの考えを相手に理解できるように的確に伝え合うことだそうです。
ことばによる表現力、説得力が強調される傾向がありますが、土台となるのは、相手に心を向け、相手の考え、心をしっかりと理解できるように真剣に聴くことだと、今、読んでいる本 ・・・ 『フィンランドメソッド実践テキスト』諸葛正弥(もろくず まさや)著 毎日コミュニケーションズ発行 2008年4月26日 初版第一刷 発行 に書かれています。
日本古来の文化のよさもしっかりと大切にしながら、フィンランドなどのよさも無理のない形で採り入れ、生かそうという柔軟な構えで書かれているところがよいと思います。
「男は黙って・・・」からの意義ある進展を一人一人が図り、実現することができるでしょうか。
まず、夫婦の間のコミュニケーションなど身近な家族、そして同国人同士のコミュニケーションをより確かで豊かにするように努めつつ、やがてそれをグローバルコミュニケーションにまで鍛え上げることができたら、と考えております。
うーん、なかなか取り組み甲斐のあることですね。 いえいえ、ため息などはついておりませぬ ・・・
今日も、よい日となりますように。
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