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2009年12月16日 (水)

トランペットのお師匠さんの誕生日

 今日は、私のトランペットの師匠の誕生日です。

 大学の管弦楽団の先輩なのですが、NHKと毎日新聞の全国コンクールで入選され、ヨーロッパへの一年間の留学が副賞としてつく成績を収められたと記憶しています。後に、東京都交響楽団で活躍され、名古屋の音楽大の教授となられ ・・・ すてきなトランペッター、指揮者、教育者となられました。

 入団した私が、我ながら自分の下手さに落ち込んでいると、どこからともなく現れて、次のようなアドバイスをしてくださいました。

「下手だ下手だと思いながら練習していては、伸びるものも伸びないよ。まず、今も悪くはない。いい音を出していると思いなさい。 でも、実際は下手なのに上手だと思い込んでいると悲惨だから、適切な練習を積み重ねれば、自分はもっともっとすばらしくなると思いなさい」

 ・・・ なるほどと、その考え方を私なりに「楽観的向上論」と名付け、トランペット以外のことにも適用しました。

 管楽器は、ロングトーンといって、音のスタートをぴしっと決め、音程や音量を保ちながら伸ばす練習をします。単純に思えますが、呼吸関係の器官のコントロールの仕方を体に覚えさせたり、腹筋や口の周辺の筋肉を鍛錬したりするなど、いろいろな要素を含んでいる基本練習なのですね。

 できれば30秒以上、音をふらつかせずに伸ばせるといいのですが、最初は、なかなかそうはいきません。 師匠は、「今、10秒しか伸ばせなかったら、11秒目に向かって息だけでいいから出せ。11秒目が音になってきたら、12秒目に向かって息だけでも出せ」と教えてくれました。

 ほかにも、「口の周りだけ鍛えてもいい音は出ない。体全体を鍛えなさい。」「もっと言えば、生き方もしゃんとしないとしっかりした音は出ないよ」など、多くのことを教えていただきました。

 師匠のすてきなところは、自分が後輩に教えている言葉を自ら実行して、成長し続けたことです。

 不肖の弟子である私は、トランペットにおいてめざましく成長 ・・・ というわけにはいきませんでしたが、教育のこと、ピアノの練習などに、教えていただいたことを生かしてきました。

 誕生日、おめでとうございます。どうか、おすこやかですてきな歩みをお続けくださいますように。

 さあ、今日も、よい日となりますように。

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