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2010年3月31日 (水)

『春秋の色』 宮城谷昌光

0010   『春秋の色』 宮城谷昌光著

  講談社 1994年1月28日 第一刷発行

 中国の歴史に現れた人物を、その時代背景と共にいきいきと描く長編が多いこの作者には珍しく、短い文章が集められている本です。

 こんな一節があります。

「古代の中国と日本」

「あなたの小説を読むと元気が出る」  小説を書いている本人は、毎日疲れの色を濃くしているのにもかかわらず、そういわれるということは、とりもなおさず、中国の古代の人々の元気のよさが、読む人につたわってゆくのであろう。古代の人々には筋肉質的な力がみなぎっているのである。たしかにそれだけはつらつとした言動を明示する国民はすくないのかもしれない。

 あるいは、こんな文章もあります。

「不日不月」

 なぜ、と問いつづけてゆくことほど、おもしろいことはない。 ・・・私の小説とは、それらの問いの答えがみつかったから書きはじめたわけではなく、わからないから書きはじめたといってよい。書いてゆくうちに、やがて解答がみつかる。その楽しみを読者と共有したい。たしかに私は作者であるが、読者でもありたいのである。

 この章の後半にこんな文章もあります。

 ・・・ 私は夏姫をとびきりの美女にしてやろうとおもった。この小説を読まなければ、ほかにいないという美女が、読者の胸に存在したとしたら、私の試みは成功したことになる。 

 ところで、ふしぎで恐るべきことだが、美女を小説に書くと、後日かならず作中の美女とそっくりな美女が出現するのである。

 うーん、なんということでしょう。美男子を描く女流作家もこういう不思議を味わっているのでしょうか。

 このほか、この本には長良川の鵜飼いと初恋の人のことが美しく描かれている川端康成の『篝火』、ふるさと蒲郡とそこを訪れた作家たちのこと、師、立原正秋のことなどが書かれており、この作家の作品を好きな私としては、楽しく読み進みました。  よろしければ、どうぞ。

 今日も、小説で読んだようなすてきな方に出会うような、よき日となりますように。 おお、明日から新しい年度に入りますね。

 

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2010年3月30日 (火)

光のハーモニー

0100   卒業する若人たちの門出を祝った花たちを、このように生けてくださった方がおられました。嬉しいおすそわけです。ありがとうございました。

  そうそう、かつて勤めさせていただいた小学校のPTA役員に、花屋さんがおられました。

  夜、お店を閉めるときに(あっ、あの花、今夜、水をやらなければ枯れてしまう)と、経験からわかる状態の花が見つかるのだそうです。

  さっそく、水をやるのだそうですが、でも、あまりにも自分が疲れているときは、一声、花に掛けるのだそうです。「ごめんね。明日の朝一番にお水あげるから、今夜はしんぼうしてな。お願いね。」

  すると、翌朝まで、花は待っていてくれるのだそうです。声を掛けないと、夜中に力尽きてしまっているのだそうです。

 うーん、花と人との交流、すごいですね。

 今日も、花と、そして人とのすてきな出会い、交流がありますように。

 

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2010年3月29日 (月)

れんぎょうの花

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行過ぎて

 尚連翹(レンギョウ)の花明かり  

               中村汀女

 ゆきすぎて なお れんぎょうの

花明かり

  毎春、この時期に池のほとりで輝くように咲いているれんぎょうの花を見ていたのですが、なかなか写真を撮る機会を得ることができずにいました。 

 今年は28日の朝、少し早くキリスト教会に出かけ、その途中で撮影することができました。 

 「いいなっ」と思ったら、そこで立ち止まる ・・・ そういうことをもっと大事にして生きていきたいなと思いました。もちろん、車を運転しているときはいちいち駐まるわけにはいきません。

 でも、安全なところに車を駐めておいて少し引き返して綺麗だと思ったものをゆっくり見る ・・・ そういうことを大事にしたいなと思ったのです。

 そういうことをできない理由は、いっぱい見つけることができます。

 でも、それにもかかわらず、出会いを大切にし、「あの綺麗な花を今見よう。」という心に忠実に生きたいなと反省したのです。

 今日も、これだと思うものに出会い、それを喜ぶことの出来る日となりますように。

 

 

 

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2010年3月28日 (日)

一つの曲から

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  北日本では、豪雪とのたよりもありましたが、岐阜市では桜も咲き、我が家の庭は、この2枚の写真のような状況です。日本は広いですね。

 さて、初めて行ったある楽器屋さん ・・・ ピアノなどが展示してあるスペースが広めで、試奏もどうぞとのことでした。

  98万円ほどのグランドピアノが大きく扉をあけて、まるで「どうぞ」と招いてくれているようでした。

  新しい友人(ピアノ)ができるだろうかという感じで弾かせていただくと ・・・ ここ最近では一番の出会いのように思えました。

 値段が値段ですから「これをください」と連れて帰るわけにはいきませんが、2,3曲を短く弾かせていただいて「黒い瞳」を試奏の結びとしました。

 すると、店長さんでしょうか、落ち着いた男性が、最後の曲の名を尋ねてくださったので「ロシア民謡の黒い瞳です。ダークダックスが歌うロシア民謡が好きなので。・・・今は手に入りませんが、デビューして間がない若いときのダークで聞いたのですよ」とお話ししました。

 すると、なんとその方は「私の父がそのころのダークダックスをよく聞いていたので、私も好きになり、だいぶん前に限定盤のダークの若い頃のロシア民謡が発売されたとき、血眼になって手に入れたのを持っています」とおっしゃるではありませんか。

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  私の記憶にあるのは、赤色をバックにダークダックスがポーズをとっているレコードのジャケットですが、その方のは青色がバックで、「黒い瞳」は入っていないとのことでした。

 一つの歌から話が弾み、心も弾み ・・・ 水戸黄門のテーマ曲で使うために購入しようかどうかと迷っていた簡易楽器の取り寄せをお願いして店を出てきました。

  今後、足を楽しく運ぶお店になりそうです。いつの日か、グランドピアノをお供に帰宅することに ・・・ いえいえ、それは極めてあり得ないことだと思いますが、トライアングルかカスタネットくらいは ・・・。

  

  今日は日曜日、よい日となりますように。キリスト教会の礼拝に出席されれば、神様が喜んでくださいます。

 聖書の言葉

 わたし(神)の目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。

  

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2010年3月27日 (土)

アガサ・クリスティ ・・・ ミス・マープル

 テレビで、「ミス・マープル 3」が放送されていました。勘違いして、90分ほどの間に4つの事件を解決するのだと思いましたら、4晩にわたって4つの事件を放送するのだということに、見終わってから気がつきました。

 うーん、考えてみれば、いくらミス・マープルが推理の達人でも、90分で4つの事件では、マープルさんはよくても、見ているこちらのほうが目が廻ってしまいますよね。

 とても機転の利くメイドさんが事件が解決した後にマープルに聞きました。

「どうしたら、そんなに賢くなれるのですか?」

 その答えが気に入りました。「年をとることよ」

 もちろん、どう年をとるかが大前提ですけれど、大変魅力のある答えだと思ったのです。

 あ、いえ、お若い方、決してお急ぎになることはありませぬ。一日一日をしっかりと楽しんで、あるいは苦しんで、そうして年をおとりください。私もそうしてきたのです。

 ただ、振り返ってみると、実に公平に時間は一人一人に与えられているのですけれど、自分に限って、倍速とか何倍速で時間が経過したのではと思ったり、できれば巻き戻して別の展開を書き込みたいと思うものではあるようです。

 さて、今日も、よい日となりますように。

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2010年3月26日 (金)

雨が降っても

0003  3月25日、他の所もそうかも知れませんが、岐阜市では小学校の卒業式でした。

 そして、私の勤務する岐阜大学も卒業式と申しますか、学位授与式の日でした。

  あいにくの雨でしたが、次のような句(?ともかく五七五)が私の中に生まれました。

 卒業式 雨が降っても 晴れ姿

 これからの人生も晴ればかりではないかもしれません。けれど、とにかく若いのです。 ・・・ 今日、卒業した小学生よりは年が上ですけれど、苦労のない晴れ続きの人生というのは、もしあるとしたら、深みもおもしろみもないかもしれません。

  苦労しても、それを糧として前進してくださいますように。

  私も、それなりに励みつつ歩んでまいります。

  よき日、よき人生となりますように。

 

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2010年3月25日 (木)

映画「ジェーン・オースティン」

 「ココ・シャネル」のDVDを返却に行き、そのDVDに入っていた映画紹介で印象に残った「クララ・シューマン」を借りました。

 ただ、そこで、一枚の掲示に目が行き、しばし迷いました。新作・準新作は一枚だと7泊8日450円、でも三枚借りると三枚で990円とのこと。

 「クララ・シューマン」以外に二枚選ぶことができるかどうか ・・・ポイントはそこですよね。

 結局、そうして選んだのが「ジェーン・オースティン」、そしてシャーリー・マクレーン主演とは別の「ココ・シャネル」 ・・・「ココ・アヴァン・シャネル特別編」。

 「ジェーン・オースティン」は3月16日から貸し出しを開始したとっても新しい映画ということで、二泊で返すのだそうで、まず、これを見ることにしました。

 この映画が、なかなかによかったのです。『高慢と偏見』が代表作の英国作家らしいとは思ったのですが、それ一作ではなく、六つの著作が英国文学史上に大切な位置を占めているのだそうです。

  経済的に豊かでない家庭にとって、資産のある良家から娘さんをお嫁さんにという話が来れば、そしてまだまだ封建的で、女性の地位が低い時代であれば、言い含めて嫁がせようとするのも無理からぬことかもしれません。

 けれど、ジェーンは、その説得に応じませんでした。 ・・・やがて、愛する人との駆け落ち。

 それはほとんど成功するかに見えましたが、彼女はUターンして自分の家へ戻りました。愛が突然冷えたからでしょうか。いいえ、そうではありません。   では、なぜ ・・・  どうしても知りたい方は、ご自分でごらんください  ああ、罪作りな展開の今日のこのブログ ・・・ 私は、支払った数百円のゆえに、書くのを思いとどまっているのでしょうか。

 いいえ、映画好きの方の楽しみを奪ってしまわないように、書きたいのをこらえているのです。

 さて、特に映画好きではないけれど、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。宙ぶらりんのままで結びとさせていただくこと、どうかお赦しくださいますように。

 そして、ご自分は、何においても他の人に同じような思いを味わわせることのないようにしようと、決心なさってください。

 今日も、よい日となりますように。 

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2010年3月24日 (水)

「ココ・シャネル」

  DVDで映画「ココ・シャネル」を鑑賞しました。シャーリー・マックレーンはこの映画でアカデミー女優賞を獲得したようです。

 厳しい環境の中で育ったガブリエルという少女が、針仕事には抜きんでた技量を身につけ、お針子として働く生活 ・・・ そのなかでデザインにも鋭いセンスをきらめかせるときがありました。

  その後、帽子をデザイン、制作して売るようになり、避暑地の海岸で女性に楽に動ける衣服を工夫し、生地をジャージで作るなど価格も値打ちな物、本当に日常生活で女性がエレガントに着こなせる衣服のデザイン、制作へと進んでいきます。あの香水、シャネルの五番も売れ行き好調 ・・・。

 悲しい場面もあるのですが、決断力、誇り、自分の感性を信じてクリエイティヴな生き方を貫く姿はたいへん魅力があり、爽快さも感じられました。

 久しぶりに映画でも見ようと選んで借りたのですが、新しい作品のようで、旧作の四本分ほどの値段となりました。でもそれだけのことはある映画に(多分、負け惜しみではなく)思います。

  ここからは、おまけの話ですが、アメリカの長編テレビ人気ドラマ「大草原の小さな家」で落ち着いた牧師役だった人、そして映画「赤毛のアン」でマシュー役だった人も出ていたように思いましたが、自信はありません。

 私は人の顔を覚えるのがあまり得意ではなくなり、長年連れ添っている家内の顔を絵に描けといわれても、モンタージュ係の人に手伝ってもらっても似た顔を完成できるかどうか自信が持てないほどです。

 よぶんなことを書いてしまいました。お許しください。

 今日もよい日となりますように。

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2010年3月23日 (火)

春を迎えたムーミン谷

 黄砂舞う 砂金ならば 人も舞わん by ムーミンパパ

 何のことはない、落語にある「初雪や これが塩なら 大もうけ」 などの黄砂版のようなものですけれど・・・。

 3月21日、選抜高校野球の開会式の朝・・・ アナウンサーが幻想的な雰囲気と、気遣った表現をしていましたが空は黄砂に覆われており、岐阜市でも近くの山が霞んでおりました。

 けれど、「選抜は春の足音」とか、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように我がムーミン谷にも春がやってきました。

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  写真は家内が世話をしている庭の様子です。

  ムーミンパパである私も冬眠だけでなく、いつも眠っているようなところから、目覚めるべき時節かも知れませぬ。

  

Photo_2   目覚めたら、よく活動するための

食事が必要となります。

  そんなわけで、写真は新鮮な春野菜のスープの登場したある日の朝食です。

  でも、このムーミンパパ、春になればなったで、「春眠暁を覚えず」などとのんきに口ずさんで、起きたのやら目が開いているだけなのやら、判然としないところがあります。

  まあ、変わりばしない歩みになりそうですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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2010年3月22日 (月)

コバケンとその仲間たち スペシャル2010

 3月20日、土曜日午後に放送されたこの番組は、音楽がどんなに人の心と人と心とを感動を通して結んでくれるかということを実に丁寧に、そしてダイナミックに教えてくれました。

 小林研一郎さんは、その情熱的な指揮ぶりから「炎のコバケン」と呼ばれる指揮者です。

 プロの演奏家、アマチュアの音楽家、障害をもつ楽器奏者が応募してある期間練習を共にしてコンサートに臨むのです。

 技術的な壁、コミュニケーションの難しさ、より納得のいく音楽を創りあげようとする妥協のない厳しさ ・・・  コンサートは長い過程の上に見事に大輪の花を咲かせました。

 プログラムの一つ「誰も寝てはならぬ」でテノール歌手のパートをソロで吹いたのは、弱視が次第に進んで、大学四年生で全盲となった女性トロンボーンニストでした。全盲になってから、目立たぬよう、人の迷惑にならぬようにという思いを基本に生きるようになっていた彼女は、盲導犬をパートナーに得てから積極性が出てきてこの企画に参加しました。

  その彼女に指揮者は「ソリストとして自分の存在を主張する音を出して」と要求します。それは正に全盲になって以来、形成されてきた彼女の生き方の殻を破ることでした。コンサート当日、ステージ中央に歩んで懸命に演奏した彼女の足元には盲導犬ナンシーが静かに寄り添っていました。

   見事に演奏を終えた彼女の笑顔の何と美しかったことでしょう。

 音楽を通して感動を共にする ・・・ 今まで以上にこういう時間を多く持てる人生にできたらいいな、と心から思いました。

 コバケンさんを支えていた奥さん、小林桜子(こばやし ようこ)さんの適切なタイミングでの適切な働き、目配りも印象に残りました。

 こういう人たちと今という時を生きていられるのはすばらしいなとも思いました。

 なお、このコンサートの全プログラムは、5月29日にNHKハイビジョンで放送されるそうで、辻井伸行さんの演奏したラフマニノフのピアノ協奏曲第三楽章、チャイコフスキーの「序曲1812年」、シベリウスの「フィンランディア」、ヴェルディの「アイーダ」などがプログラムだったようです。

 今日も、よい日となりますように。

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2010年3月21日 (日)

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河合隼雄『より道 わき道 散歩道』

0006 『より道 わき道 散歩道』河合隼雄著 創元社 2002年5月10日 第一版第一刷発行

 毎日新聞に毎月の第一日曜日に2000年1月から2年間に亘って執筆されていた文章を中心に収録されたものです。

  短い章からなっていて、案内される内容もフルートのこと、日本の古典のこと、ご専門の臨床心理のこと、読んで興味深かった本のことなど、本の題名通り、散策する気分でたどることができます。

 「私の長所」という章をご紹介します。 ある小学校で自分のよいところを五つ書きなさいと担任が課題としたところ、子どもたちは困ってしまったというのです。3分の1くらいの子しか書けなかったので、「家族と相談してください」と宿題にしたそうです。

 多くの子は、母親に相談したのですが、多くの母親は「よいところが五つもあるものですか」「よいところなど考えずに、悪いところを反省しなさい」「何をいい気なことを考えているの」などと反応しました。

 なかには皮肉たっぷりに「そうね、あなたはお母さんに優しくて、よく手伝いをしてくれるし、勉強も自分からどんどんするし」と言われて泣き出しそうになった子もいたそうです。

 これがアメリカなら、すらすらと全員が自分のいいところを書いて提出するだろう。

 日本人は大人も政治家を含めて反省が大好きだから、子どもも「自分のよくないところを五つ」と出されたらすらすらと書いたのではないだろうか。

 反省、謙遜、奥ゆかしさなどばかりをいっていないで、大人も子どもも自信の持てるように ・・・。

 さて、この宿題を出した先生は次の参観日で、お母さんたちがどのように子どもに答えたかという実例を多く示したところ、お母さんたちは大笑いしながら、お互いに母親としての気持ちはよくわかるけれど、「子どもたちをもっとほめてやらないと」と反省されたとのことです。

 さて、今日も、ご自分のよさを発揮してくださるよい日となりますように。

 今日は日曜日、キリスト教会におでかけくだされば嬉しいです。誰よりも、神様が喜んでくださいます。

 

 

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2010年3月20日 (土)

樋口通子(ひぐち みちこ)さんの講演会

 岐阜友の会主催の樋口通子さんの講演会が関市で開かれ、.家内が参加させていただきました。

 絵本 『かみさまからのおくりもの』 、そしてエッセイ「子どもからの贈り物」 ひぐちみちこ は、子育てに悩む方たちに、とても大きな力と希望を与えているそうで、現在岐阜県に住んでおられるそうです。

 講演で語られた親の役割は次の三つだそうです。

 ◇ 命を守ること

 ◇ 子どもの発達には段階がある ・・・ 今、どの段階を歩んでいるの    かというろんかという本当に必要な情報を子どもからキャッチすること。

 ◇ 子どもの愛に気づくこと    あたたかく確信に満ちて語られることばを家内は集まった多くのお母さんたちとともに感銘深く受けとめたそうです。                             

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 友の会の手作りランチ ・・・おいしいハヤシライスの後、大切な人に贈る手作りカードも教えていただいたそうです。

 「その大事な人のことを数分間思い浮かべてみましょう」と作業にかかる前に樋口さんがおっしゃったことも家内は心に留めて帰宅いたしました。

 今日も、よい日となりますように。

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2010年3月19日 (金)

ウグイス

 わが家の近くの山からウグイスの声が聞こえてくるようになりました。練習期間の声は耳にしなかったように思いますので、どこか山奥でしっかりと練習してから自信を持って人里近くにやってきて啼いているのかもしれません。もし、そうだとしたら、何と奥ゆかしく、わきまえているウグイスさんなのでしょう。私も見倣わねばと思います。

 鳥の生態に詳しい方には「これだから素人は困る」というような私の思い違いかもしれません。

 本当のところは、どうなのでしょうね。 ともかく、今日から三月下旬 ・・・本格的な春が近づきつつあるのを感じます。

 よい日となりますように。

 

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2010年3月18日 (木)

後楽荘の蔵

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 昨日書かせていただいた岐阜市の後楽荘の一角にある蔵の部屋です。

 すてきな、しっとりした雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。

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 ピアノの音色も合います。

箏曲なども合いそうな部屋のしつらえですね。

こういうことの中にも、天のとき、地の利、人の和という要素が働いているのかも知れません。

 今日も、よい日となりますように。

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2010年3月17日 (水)

若々しい歌声

  岐阜市に後楽荘という料亭があります。金華山を借景とした庭がとてもすてきです。

  その料亭の一角の蔵が落ち着いて会食したり、会議をしたりできる一室になっていて、そして、ピアノがおいてあるのです。

 縁あって、女性三十数名の集われるその部屋で、ピアノと話をという声がかかり、その約束を果たしてまいりました。

 高齢の方もおられるのですが、スタートして間もなく♪「早春賦」を歌っていただきましたら、そのお声がとても若々しくて美しく、音量もよく出してくださっているので、嬉しくなりました。

  嬉しくなって、どれだけ、その会の方々のニーズにかなっていたのか、あまり自信は持てませんが、少なくとも私にとっては、学びにもなり、すてきな時間となりました。  よい機会をありがとうございました。この場を用いて、感謝申し上げます。

  ピアノやその部屋の写真も撮らせていただいたのですが、ちょっとブログ発信の時間に間に合いそうもありませんので、次回にそのすてきなお部屋の様子を写真でお伝えさせていただきます。 ・・・ 準備の時間の間に、私以外は無人の部屋を撮らせていただいたので、人物のプライバシーは大丈夫です。

 さて、今日も、よい日となりますように。

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2010年3月16日 (火)

アンズの開花

0003  私の通っているキリスト教会の庭のアンズが開花しました。

  たくさん実がなった年にアンズでジャムを作ってくださったかたがおられます。

  ブドウの場合も、まず豊かに実を実らせることが、芳醇なワインを作るためには必要です。

  実を付けさせる過程を抜きにして、ただ豊かな収穫だけを得ようとする、そういう生き方にならないようにと自戒の思いをいだきました。

  勉強は好きではないが、よい成績はほしい。

 額に汗して働くのは勘弁願いたいが、給料はできるだけたくさんいただきたい

  そういうむしのよい考え方・生き方に陥らないように ・・・ などと考えないで、もっと無心に花を愛でる自分でありたいな とも思います。せっかく咲いた花もそういう見方をするほうが喜んでくれることでしょう。

0004  今日もよい日となりますように。

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2010年3月15日 (月)

『ママでなくてよかったよ』

  『ママでなくてよかったよ 小児癌で逝った8歳 ー 498日間の闘い』

 森下純子  2003年 11月30日第一刷 発行  朝日新聞社 朝日文庫

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  重信(しげのぶ)くんは、6歳の時、横紋筋肉腫というがんにかかっていることが判明し、それがほぼ全身に転移して、苦しい闘病生活の末に召されました。この本は、重信君の母親、森下純子さんが共に歩んだ日々を記して出版されたものです。

 本の題名は、重信君が7歳の時、マルクと呼ばれる骨髄検査を受けたときに、痛みに耐え、ぐったりと疲れ切って病室に戻ってきた重信君がお母さんに語った言葉だそうです。

 点滴につながれた手を伸ばして、お母さんの頭を撫でながら、さりげなく(こんな辛い検査を受けるのが)「ママでなくてよかったよ」と重信君は言ったのだそうです。

 この骨髄検査は、腰骨の中に太い注射針を刺し、骨髄液を採取する検査で、検査後は大人でも2,3日は動けないほど、痛くて辛い検査だそうです。

 わが身を切られるような辛い思いで検査の終わるのを待っていたお母さんに、7歳の子が語った言葉 「ママでなくてよかったよ」

 重信君は、「生きるためだったら、何でもするもん!生きるためだったら何でもやるもん!」と、病に強く立ち向かいました。お母さんの誕生日には「ママ、ぼくのぶんまで長生きしてね」と書いたカードを贈ったそうです。

  看病に疲れ、心労も大きくていたたまれなくなった純子さんがつい重信君に強い態度で向かってしまい「やさしいママじゃない。やさしいママに戻って!」と言われたことなども正直に書かれています。

  重信君が召されてからこの本が書かれるまでに6年間が必要だったそうです。(子どもに先立たれた親は、かなりの期間、何をしても、数学にたとえるとゼロをかけるような状態になることが多いのですね。)

  重い内容の本です。けれど、重いだけでなく、病に懸命に立ち向かった母と子の絆が随所に書かれ、力が与えられる本です。よろしければ、お読みください。

 今日も、確かな歩みを記すことのできる日となりますように。

   

 

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2010年3月14日 (日)

水戸黄門のテーマソング

 障害をもつ成人のかたの施設に、月1回の音楽タイムの訪問をさせていただきました。

 他の施設ではテレビの長寿番組、水戸黄門のテーマソングが人気があるとのお話を聞き、今回、とりいれてみました。

 よく知られている曲ということで、すぐに歌ってくださいました。定番になるかどうかは、今後、見定めていきたいと思います。

 この歌のために衣装一式をそろえている音楽療法士もおられるとのことで、やはり人気のある番組というのは大きな存在なのだなあと改めて認識いたしました。

 「この葵の紋所が目に入らぬか」と印籠が掲げられると、途端に「ハハーッ」と悪代官やその家来どもなどもひれ伏すという偉大なるワンパターン ・・・ あれで胸がすーっとする友人もいるので、最初からあの印籠を見せながら道中すれば話が早いのに、などとからかうのは、それこそひかえたいと思います。

  そのうちに衣装や印籠をそろえることになるのか、ならないのかはお楽しみに。

 ハンドベルによる合奏もプログラムに入れたり、ずーっと歌ったり演奏したりするのでなく、休憩になればと思い、音楽鑑賞の時間も前回から組み込んでいます。前回は、ニニロッソのトランペットソロで♪「知床旅情」、今回はチェロの独奏曲、「白鳥」を用いました。

  こんな曲がいいかもしれないよとか、こうするといいよというアドバイスなどありましたら、お聞かせください。

  幸せなことに、パートナーにプロの女性アナウンサーがいるので、お話の時間、絵本の時間、そして、時にはエプロンシアターといって、大きなエプロンを舞台として、マジックテープで登場人物を貼り付けてストーリーを展開する劇を楽しむこともあります。

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  この写真を見ていただくとイメージがわかっていただけるでしょうか。今回、エプロンを着けてくださったのはとてもハンサムな好青年の職員さんなのですが、おことわりしていないので、お顔は出さないことにいたしました。 演目は ・・・ そうです、「ブレーメンの音楽隊」です。

  今までに、「大きなかぶ」などを上演しました。人気があるので、いろいろな劇のセットが商品化されていているそうですよ。

  さて、今日は日曜日、キリスト教会の礼拝に出席してくだされば幸いです。よき日となりますように。

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2010年3月13日 (土)

Dr.コトー診療所の作者 山田貴敏さん

 3月12日の夕方、ぎふチャンというテレビ放送に『DR.コトー診療所』の作者、山田貴敏さんが登場していました。

 『DR.コトー診療所』については、テレビドラマ化もされていますので、主人公、五島健助の人柄、風貌と共にご存じの方も多いかと思います。

 23巻に達している単行本は、合計で1000万部を越える人気作品となっているそうです。

 そのテレビ番組の中で、「現代の若者にもの申す」のコーナーがありましたら、山田さんは「自分自身が若者だと思っていますから、自分に対していう言葉でもあるのです」として、次の言葉を紹介されました。

 「今日の自分が一番若い」 ・・・ 明日になれば、確実に1日老いている・・・だから、まず、今日を若々しく、せいいっぱい歩もう ということのようでした。デザイナーの越野ジュンコさんの言葉の受け売りだとことわっておられました。

  ご自宅からは、金華山が見えるとのことで、4人から5人のアシスタントと作品作りを進めておられるそうです。医学のことをはじめ、たくさんの勉強をして、それをもとにたとえば正確な骨格図も描かれるとのことで、たいへんな苦労があるそうです。

 苦心の作品が好評を得られないときは、「なぜ、受け入れてもらえないんだろう」と読者に不満を抱くのではなく、「受け入れてもらうために何が足りないのだろう」と精進するのだそうです。

 人気作品は1日にしては成らず ・・・ そんなことを思いました。

 今日も、よい日となりますように。 明日は、日曜日。キリスト教会の礼拝へどうぞ。

 

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2010年3月12日 (金)

聖書の「愛の章」

  聖書に、「愛の章」と呼ばれているところがあります。コリント人への手紙第一 第13章というところです。

 引用させていただきますね。

13:1 たとい、私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じです。

13:2 また、たとい私が預言の賜物を持っており、またあらゆる奥義とあらゆる知識とに通じ、また、山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、愛がないなら、何の値うちもありません。

13:3 また、たとい私が持っている物の全部を貧しい人たちに分け与え、また私のからだを焼かれるために渡しても、愛がなければ、何の役にも立ちません。

13:4 愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。

13:5 礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、

13:6 不正を喜ばずに真理を喜びます。

13:7 すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。

13:8 愛は決して絶えることがありません。預言の賜物ならばすたれます。異言ならばやみます。知識ならばすたれます。

13:9 というのは、私たちの知っているところは一部分であり、預言することも一部分だからです。

13:10 完全なものが現れたら、不完全なものはすたれます。

13:11 私が子どもであったときには、子どもとして話し、子どもとして考え、子どもとして論じましたが、おとなになったときには、子どものことをやめました。

13:12 今、私たちは鏡にぼんやり映るものを見ていますが、その時には顔と顔とを合わせて見ることになります。今、私は一部分しか知りませんが、その時には、私が完全に知られているのと同じように、私も完全に知ることになります。

13:13 こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。

  こんなメッセージをこの箇所で聞きました。

 「愛」の代わりに自分の名前を入れて読んでご覧なさい。 ・・・ 試しにやってみました。いえ、試そうとしました。

 でも、下の部分に「愛」の代わりに自分の名前を入れて読み続けることは、気恥ずかしくてできませんでした。もし、よろしかったら、あなたのお名前を「愛」の代わりに入れてみてください。

13:4 愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。

13:5 礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、

13:6 不正を喜ばずに真理を喜びます。

13:7 すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。

 いかがでしょうか。なかなかできにくいのではないでしょうか。

 この文脈で、「愛」の代わりに違和感なく入る名前が一つだけ、あるのです ・・・ そのメッセンジャーは言われました。・・・ 「イエス・キリスト」がそうです。

   クリスマスは、イエスキリストの誕生を喜ぶ日ですし、今年は4月4日に位置付いているイースターは、その復活をお祝いする日です。

  西暦と紀元前は、イエス・キリストの誕生以前と誕生後を境としています。

 日曜日にキリスト教会にお出かけくださると、百科事典などに書かれている実在の人物イエス・キリストについて、あなたご自身とのかけがえのない関係が解き明かされることと思います。

 できましたら、今日の最初に戻って「愛の章」をもう一度お読みくださればうれしいです。

  「イエス・キリスト」を知らない方には、今日のこのブログは強引な展開ですね。けれど、世の中にはあまりにも、「愛」に遠いニュース、出来事が多く、「愛の章」をご紹介せずにはいられない思いに駆られて、書かせていただきました。

 よい日となりますように。

 今日もよい日となりますように。

 

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2010年3月11日 (木)

春の足音

Photo  私のかよっているキリスト教会の庭 ・・・アンズの木の蕾がもう少しで開きそうになっています。

  雨のしずくがきらきら光って、春の訪れを告げています。うーん、暖かくなるのは嬉しいことですね。

 この木には、年によってはジャムが作れるほどアンズが実ります。

 いっぽう、ふるさと高山に向かうせせらぎ街道は、こんな様子でした。

Photo_2

   高山滞在中に雪が元気に降り積もり、帰りは、標高の高いこの道ではなく国道41号線を通って帰ってきました。 岐阜県もなかなか広いなあと実感いたしました。    

 高山行きの計画を先週、高山在住の母に知らせましたら、先週の内に母から「その日は雪が降ると報道されているから、できれば高山に来るのを延期するか、どうしても外せない用事があるのなら車の装備をしっかりとしてきなさい」との電話が来ました。

 的確な情報をとらえ、ぴったりのアドバイスをくれた母は、昨年米寿を迎えました。私が何歳になっても親としての心遣いをしてくれるありがたさを改めて思いました。

 今日も、よい日となり、すてきな春をお迎えくださいますように。

 

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2010年3月10日 (水)

『アインシュタイン』

Photo_2  昨日の『ベートーベン』と同じシリーズの一つです。

  アインシュタインが、5歳ころまではあまりことばを発したことがなかったこと、羅針盤が北を指すのを観察して、目に見えなくても確かにある存在するものがこの世にはあることを幼い時に確信したことなどがシルされています。

 一度訪れたことのある日本に、自分の科学式も用いて開発された原子爆弾が落とされたことに大きな衝撃を受け、後にこう発言したそうです。

「わたしがもしヒロシマとナガサキに原子爆弾が落とされることがわかっていれば、1905年に発表した公式を破り捨てていたでしょう。」

 また、湯川秀樹博士と出会ったときは「なにも罪のない日本のみなさんをたくさん傷つけてしまった。許してください。許してください」と手を握りしめてぽろぽろと涙を流し、泣きくずれたとのことです。

 後に、彼とバートランドラッセルは核兵器廃絶のメッセージ「ラッセル・アインシュタイン宣言」を世に送り出します。その一週間後にアインシュタインは亡くなったそうです。

  イスラエルの第2代大統領にとの声が上がったとき、悩んだ末に「自然のことなら少し知っているけれど、人間のことは少しもわからない」と辞退したとのこと。

 キュリー夫人とその家族との交友があり、日本に来たアインシュタインの通約をそのころまだ学生だった西堀榮三郎(初代の南極越冬隊長)と友人になり、国際連盟から[一番話したい人と一番話したい話題で手紙を交換してください」との依頼を受け、精神分析学者のフロイトと文通し、『人はなぜ戦争をするのか』という内容で公開手紙の交換を続けたそうです。

  喜劇王チャップリンに招かれたとき、世界的に有名になったことに戸惑いを隠せないアインシュタインにチャップリンはこう言ったそうです。

 「私に人気があるのは、誰でも私のことがわかるからです。あなたに人気があるのは、誰もあなたの考えがわからないからです」 ・・・ うーん、さすが、チャップリンですね。

 アインシュタインは6歳からヴァイオリンを習い、厳しい先生だったので、ヴァイオリンがいやになって遠ざかることもあったそうですが、後には講演の時にあいさつがわりにヴァイオリンを弾くこともあったほど、上手になったそうです。

 アインシュタインのことば

◇ 想像力は知識よりも大切だ。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む

◇ わたしに特別な才能はありません。熱狂的な好奇心があるだけです

◇ 自分の目で物を見て、自分の心で感じる人が、いかに少ないことか!

◇ 神様はサイコロをお振りにならない (他の学者との論争中に) 

 一人の偉大な人の生涯を学ぶことによって、そのほかの優れた人のことや、人類が大事にすべきことが鮮やかに現れてくる ・・・ そんな思いがいたします。

 今日も、よい日となりますように。

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2010年3月 9日 (火)

『ベートーベン』

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ポプラ社から[このひとを見よ!歴史をつくった人びと伝]全20巻が発行されたのは、ちょうど1年前、2009年3月12日だそうです。

 『ベートーベン』は、第17巻にあたります。

 ♪「エリーゼのために」というピアノ曲は、特に日本で愛されていますが、実は、「テレーゼのために」と書かれたのがベートーベンの字が上手ではなかったので、読み間違えられたのだというのが、定説になっているようです。

 こんなジョークもあるそうです。

 ベートーベンが郵便局に手紙を出しに行ったら、「どこ宛ですか」と書いた文字を読めなかった郵便局員が尋ねた。

  でも、ベートーベンは筆まめだったそうで、残っている手紙だけでも1600通ほどあるそうです。

 誇り高い人物だったそうで、こんなことばも語ったそうです。

 貴族はいくらでもいるが、ベートーベンは私ひとりだ。

 優しい心も人一倍で、子どもを亡くした伯爵夫人にあてた手紙にはこんな言葉が記されているそうです。

 人間のもっとも優れたところは苦しみを乗り越えて喜びをつかめることです。

  この本には、ベートーベンに魅せられて、その生涯や、ベートーベンをモデルにした小説『ジャン・クリストフ』を書いたロマン・ロランのことも紹介されていました。ロマン・ロランは芸術家として生きることに悩んでいたとき、手紙を書き送ったトルストイが「芸術家に必要なのは人を愛する気持ちだ」と返事をくれたことに支えられ、芸術と平和は人を愛することから生まれるとの想いから、戦争の反対運動を続けたとのことです。『ジャン・クリストフ』でもらったノーベル文学賞などの賞金をすべて赤十字社などの社会事業のために寄付したそうです。

 高い山からは高い山がよく見える ・・・ 偉人たちの魂は共鳴し合って気高く響き合う  そんなことを思いました。

  このシリーズは児童向けということらしく、漫画のページもあり、読みやすいのですが、ロマン・ロランの著作も丁寧に読み返してみたい思いが湧いてまいりました。

  さて、今日もよい日となりますように。 

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2010年3月 8日 (月)

靴の取り違えから生まれたドラマ

  3月7日の朝日新聞朝刊の「ひととき」という投稿欄にこんな文章がありました。面白かったので、内容をかいつまんで紹介させていただきます。

 タイトルは「靴との偶然の出会い」、書かれたの  春日井市 松崎ひな子さん 56歳 です。

  3年前に腰の手術をされ、腰やひざに負担がかからない靴を選ぶようになっておられた松崎さんでしたが、昨年暮れ、旅先の和歌山で、昼食をとった店で、靴が取り違えられたとのこと。色は同じだけれど、形もサイズも微妙に異なる真新しい靴が残されていたのだそうです。

 せっかく履き慣れた靴で旅に出たのにと思いつつ、お店の人に事情を話、携帯の番号を伝え、残されていたその靴を履いて店を出たのだそうです。ところが、10分も歩かないうちにその靴に足がしっかりと包み込まれ、楽に足が出るのに気がついたとのこと。もともと自分が履いていた靴以上にぴったりだったので、何とか返さずに済む方法はないものかと思うほど、履き心地がよかったそうなのです。

 結局、間違えた方と連絡がつき、宅配便で靴の交換となりましたが、すっかりその靴の気に入ったこのかたは、早速デパートで、まったく同じ靴を、それも色違いのを二足購入され、気持ちよく歩いておられる ・・・ そういう内容です。

 何だか、読んでいて楽しくなりました。こんなふうに本当にピッタリの靴に出会うこともあるのが人生なのでしょうか ・・・ 事実は小説よりも奇なりということばも思い起こされました。

 さて、今日も何か、楽しい結果に導かれることに出会えるでしょうか。よい日となりますように。

  

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2010年3月 7日 (日)

ヴァイオリニスト 天満敦子さん

 6日の午後、天満敦子さんのヴァイオリンリサイタルが岐阜市文化センターで開かれました。岐阜友の会の主催です。

 第一部は小品を9曲 ・・・ ご本人の話では、3分ほどで終わる曲を次々弾くのは、切り替えがなかなかたいへんとのことですが、ユーモレスクを弾いたときにお父さんが「やっとそういう曲を弾いてくれるようになったか」と喜ばれたそうで、それ以来、小品を気恥ずかしく思わずに弾くようになられたようです。

 ♪「愛のあいさつ」「愛の悲しみ」「愛の讃歌」「トロイメライ」「タイスの瞑想曲」など。 美しい音色で、ピアニッシモもスーッと会場に行き渡ります。

 第二部は、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ「春」、プログラムの最後は天満敦子さんが日本で初演し、クラシック界で異例の大ヒットとなった「望郷のバラード」です。

 ♪「望郷のバラード」はルーマニアの作曲家、ポルムベスクの作品で、他国の圧政に抵抗して投獄された獄中で故郷をしのびながら書かれた曲だそうです。

 天満さんが視線を上に向けると、それが合図だったように、ステージも含め、会場の照明が暗くなりました。そして、「望郷のバラード」が暗がりの中から聞こえ始めたのでした。 うーむ、すごい。・・・ この一言ですますのはいけないかもしれませんが、あの演奏をことばで表現することは、どのみちできないことですから ・・・。

 アンコールは、無伴奏で「この道」「城ヶ島の雨」、更にピアノ伴奏者とともにバッハ・グノーの「アヴェ・マリア」、そして勢いのいい「チャルダッシュ」でフィナーレを飾られました。

  魂に発した音は魂に達す ・・・ そんな思いがいたしました。

 今日も、よい日となりますように。

 

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2010年3月 6日 (土)

図書館のエキスパート

  岐阜県立図書館の児童図書、その区画で本を探しておりました。ちょっと特別な探し物でした。

 多分、私の定まらない動線を見て取ったのでしょう、「どんな本をお探しですか」と.いつの間にかカウンターの中から近くへきておられた図書館員さんが声を掛けてくれました。

  ひょっとしたら、声を掛けることは私にもできるかもしれませんが、その方のすごいところは、私の探し物を聞いて、即座に「それでしたら、こちらのこの本たちがお役に立つかも知れません」とたくさんの書架の一つへ案内してくださったことです。

 どこにどんな本があるか、そしてそれはどんな内容かということを熟知していないとできないことです。

  にこやかに、おしつけがましくなく、そして単に声を掛けるだけでなく、的確な答えを提示することのできる実力を備えておられること ・・・ 頭が下がりました。

  政治の世界にもこういう人がいてほしいと、(自分のことはさておいて)思った私でした。

 明日は日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくだされば、嬉しく思います。

 今日も、よい日となりますように。

  

  

 

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2010年3月 5日 (金)

『歌声が心に響くとき』

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 『歌声が心に響くとき ー音楽療法との出会い』久保田牧子著・悠飛社2002年3月20日初版第一刷発行

 著者は、昭和音楽大学助教授と書かれています。(今は、助教授という職名は准教授という職名になっているようです。)

 端的にそして幅広い内容が網羅されていて参考になります。
 その中に「音楽療法・五つの柱」として五つの目的が記されているのが目にとまりました。
1.コミュニケーションの手段として
2.リラクゼーションの手段として
3.エネルギーの発散とコントロール  を学ぶ
4.自己アイデンティティの統合
5.残存機能の維持

 この本の一節を紹介させていただきます。

  ロシア民謡の「ともしび」を聞いて、企業戦士だった、うつ病の男性患者さんが昭和30年代の歌声喫茶などで親しんでおられたのでしょうか。「これは私です。私のことを歌っている・・・・」 彼にとって、病院の外の社会はまだ夜霧の彼方、真っ暗な闇だったのでしょう。「だけど、もうそろそろ一歩をふみださなくっちゃね」とこの歌が踏み切り台になったかのように退院を決意されたのです。 病院で治療を受け、あと少しのきっかけさえあれば退院できる、というその状態に「ともしび」の歌が絶妙のタイミングで響いたのでしょう。

 これは、偶然だと最初は思っていました。ところがその後、同じ年代のうつ病の方が、5人、次々にこの曲がきっかけとなって退院を決意されたので、私にとってこれは特別な曲となりました。50代、60代の男性たちが共通に抱いている、ある心情がこの歌に見事に表現されていたのです。患者さんの年代がちょっとずれていたら、あるいは患者さんが女性だったら、こういうけっかにはならなかったかもしれません。

♪ ともしびの歌詞

夜霧のかなたへ 別れをつげ
雄々しきますらお 出でて行く
窓辺にまたたく ともしびに
つきせぬ乙女の 愛のかげ

戦いにむすぶ 誓いの友
されど忘れ得ぬ 心の街
思い出のすがた 今も胸に
いとしの乙女よ 祖国の灯よ

やさしき乙女の 清き想い
海山はるかに へだつとも
ふたつの心に 赤く燃ゆる
こがねのともしび 永久(とわ)に消えず

変わらぬ誓いを 胸に秘めて
祖国の灯のため 戦わん
若きますらおの 赤く燃ゆる
こがねのともしび 永久に消えず
こがねのともしび 永久に消えず

  著者も書いておられるように、いつもこの曲が万能という曲はなく、それぞれの方にある時期に特に心に響くという曲があるのでしょうね。

 あせらず、たゆまず、学んでまいりたいと思います。

 今日も、よい日となりますように。

 

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2010年3月 4日 (木)

趣味を三つ との話

 雨が降り、そして晴れる ・・・ そんな日が続き、ある朝、同僚の生物の専門家が「一度にいろんな植物の様子が変わった」と話してくれました。

 少し例を尋ねますと、節分草・片栗・二輪添草 などなどの変化を楽しげに話してくれました。 ・・・ 彼は、3年前の春に定年退職の記念の庭を造りました。いろいろな植物を植え、石を並べ、電動ドリルを購入してフェンスを作って設置するなど、大変張り切っておりました。

 それらの植物が根付いて、季節毎にいろいろな様相を呈するのが楽しみのようです。

  定年退職の数年前に、ライフ・セミナーという講座で、少なくとも三つの趣味をもつとよいと学びました。  個人で続ける 夫婦で楽しむ 仲間と楽しむ ・・・ そして、退職してからではなく、その助走期間の内から始めるとよい とのことでした。

 私の場合、読書・音楽・パソコン が個人  ウオーキング・低登山・そしてごく時々の調理実習が 夫婦 というところでしょうか。

 映画も結構好きですが、最近は映画館に足を運ぶことはめったになくなりました。

 仲間 ・・・ 中学、高校時代にしていた卓球を復活させたいなと思うこともありますが、クラブに入るほどでもないなと思います。何曜日の何時に練習 ・・・ というふうに参加するのは気が重いのです。(体重も重いですし・・・)中学以来の卓球部の親友といつかプレイしたいねと離すことはあるのですけれど。 

 今、音楽療法の勉強をしている仲間と練習する機会があるので、それを大事にすることと、できれば不定期でもアンサンブルをあまり技量の差が大きくない人と楽しめたら(少しは苦しんでもいいのですけれど)と考えています。

 毎日、ほとんど欠かさないのは、読書とピアノ練習といったところでしょうか。月1回音楽タイムというのをさせていただいているので、演奏できる楽器の種類を増やそうとも考えています。 ハーモニカ、ギター、学生時代にオーケストラで目立たないように吹いていたトランペットなど。 活動を楽しくするつもりが迷惑な音をまき散らすことにならないように練習を積まないといけませんね。 ただ、トランペットは練習自体が周囲の迷惑になるかも。

 さて、今日も、よい日となりますように。

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2010年3月 3日 (水)

一つの家具によって

Ca390001   写真は、我が家のニューフェイス、食品棚です。

 今まで、学習机を白く塗って活用していたのですが、雰囲気を変えたくなってそれ専用に作られた家具を見に行き、選んだものです。

 家具到着の前夜、今までの机を片付け、床などを磨いたスペースで、家内は「ほら、ダンスだってできるよ」と軽やかにステップを踏んでいました。

 私には、そのスペースに立つこと位しかできないでしょう。ステップも身に付いてはおりません、

  

  到着して配置された食品棚 ・・・ 台所の他のところもすっきりしました。家内は、そのコーナーへ目をやるたびに、笑顔です。

 一つの家具の存在は、かくも大きな影響を及ぼすのですね。見習いたく思います。

 ちなみに、家具の仕入れ先は、横綱の太刀を鍛える刀鍛冶の居る関市のスーパーバリューB級家具というところです。素人には分からないほどのちょっとした傷などがあるということで、価格が大幅に引かれているお店で、値打ちに購入することができました。

 今日も、存在を生かすことのできるよい日となりますように。

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2010年3月 2日 (火)

河合隼雄さんの世界 ・・・ 大きな山脈

 先日ご紹介した『河合隼雄の カウンセリング入門』 を読み終わって、河合隼雄さんという人は、大きな山脈のような方だなあとつくづく思いました。

 本を見ながらの引用ではなく、あえて記憶を元に書かせていただきます、

□ 引きこもっている青年のお母さんに河合さんが「今度は息子さんに来て もらってください」と話されたところ、次の時にもお母さんだけが来て、息子さんの言葉を伝えたそうです。

 「ぼくがこうなったのは、我が家の悪の根源であるお母さんのせいだから、あなたが行けばいい、被害者であるぼくが行く必要はない」

 それで、河合さんが、「私がこう言っていると息子さんに伝えてください」とある言葉を伝言してもらったら、次回は息子さんが自力で来たそうです。

 さて、どんな伝言内容だったとお思いですか。

 「悪の根源にはわたしは恐ろしくて会えない。でもその被害者になら会えるかも」

◇ カウンセラーに頼らせてしまうのでなく、あくまでもクライエント自身が自分の抱えている問題を理解し、解決に向かうことができるようにするのが役目。

☆ 一番、苦しんでいる当のクライエントは、自らと共に家族をも変えて問題を克服していくすごい力をも持っている。

□ 守秘義務を持っている自分に打ち明けられた秘密があまりにも大きいときには、それを抱え込んでしまわずに、「秘密は守らなければいけないのだけれど、あなたが打ち明けてくれたことはあまりにも重大すぎて、私が聴いただけで終わらせておくことはできない。あなたはどうするのがいいと思いますか」と誠実にクライエントに話して打開の方向をクライエントと共に見つけようとする。

◇ 家族関係の悩みのカウンセラーの大家が「あなた自身の家庭はすばらしいのでしょうね」と言われたとき、じーっと考え込んで「必ずしもそうではない。しかし、私は、自分の家族との確執に苦しんでいる人が、カウンセラーとして他の家族が問題を解決することができるように大きな役割を果たしている例をたくさん知っている」と答えて、会場は深い感動に包まれたそうです。

  河合さんが、フルブライトの留学生としての学びを終えたとき、友人らしい友人ができなかったのが残念と恩師に語ったところ、「そのようだったね、でも心配ない。これからは私があなたの師ではなく友人になりますから」という意味のことを語ってくださったとこの本の結び近くに書かれていて、感銘しました。

 ご自分がフルートを吹いて、ご兄弟と合奏を楽しまれておられた河合隼雄さん ・・・ たくさんの著作をできるだけ読ませていただこうと考えております。 これは、カウンセリングを学ぶということを越えて、人間そのものを深く、広く学ぶ入り口になるだろうと考えています。

 よい日となりますように。

 

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2010年3月 1日 (月)

いざ、弥生の空のもとへ

  いよいよ、三月。

  学校での場面を思い浮かべますと、卒業の月です。 

  別れの月でもありますが、新しい出会いへの準備が進む月でもあります。四月は、新人としての就職、入学、進級などなどの月ですから。  

 それは、寒い季節を土の中で日々を過ごして来た種、球根などがその日々に培った力を生かして春の陽射しの中で花開かせるのに似ているかも知れません。

  最近、こんな言葉に出会いました。

 古木 ・・・樹は古いかも知れないけれど、咲かせる花は新しい

  いよいよ、三月 ・・・ よき日々となりますように。

 

 

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