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2010年3月 9日 (火)

『ベートーベン』

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ポプラ社から[このひとを見よ!歴史をつくった人びと伝]全20巻が発行されたのは、ちょうど1年前、2009年3月12日だそうです。

 『ベートーベン』は、第17巻にあたります。

 ♪「エリーゼのために」というピアノ曲は、特に日本で愛されていますが、実は、「テレーゼのために」と書かれたのがベートーベンの字が上手ではなかったので、読み間違えられたのだというのが、定説になっているようです。

 こんなジョークもあるそうです。

 ベートーベンが郵便局に手紙を出しに行ったら、「どこ宛ですか」と書いた文字を読めなかった郵便局員が尋ねた。

  でも、ベートーベンは筆まめだったそうで、残っている手紙だけでも1600通ほどあるそうです。

 誇り高い人物だったそうで、こんなことばも語ったそうです。

 貴族はいくらでもいるが、ベートーベンは私ひとりだ。

 優しい心も人一倍で、子どもを亡くした伯爵夫人にあてた手紙にはこんな言葉が記されているそうです。

 人間のもっとも優れたところは苦しみを乗り越えて喜びをつかめることです。

  この本には、ベートーベンに魅せられて、その生涯や、ベートーベンをモデルにした小説『ジャン・クリストフ』を書いたロマン・ロランのことも紹介されていました。ロマン・ロランは芸術家として生きることに悩んでいたとき、手紙を書き送ったトルストイが「芸術家に必要なのは人を愛する気持ちだ」と返事をくれたことに支えられ、芸術と平和は人を愛することから生まれるとの想いから、戦争の反対運動を続けたとのことです。『ジャン・クリストフ』でもらったノーベル文学賞などの賞金をすべて赤十字社などの社会事業のために寄付したそうです。

 高い山からは高い山がよく見える ・・・ 偉人たちの魂は共鳴し合って気高く響き合う  そんなことを思いました。

  このシリーズは児童向けということらしく、漫画のページもあり、読みやすいのですが、ロマン・ロランの著作も丁寧に読み返してみたい思いが湧いてまいりました。

  さて、今日もよい日となりますように。 

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