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2010年3月10日 (水)

『アインシュタイン』

Photo_2  昨日の『ベートーベン』と同じシリーズの一つです。

  アインシュタインが、5歳ころまではあまりことばを発したことがなかったこと、羅針盤が北を指すのを観察して、目に見えなくても確かにある存在するものがこの世にはあることを幼い時に確信したことなどがシルされています。

 一度訪れたことのある日本に、自分の科学式も用いて開発された原子爆弾が落とされたことに大きな衝撃を受け、後にこう発言したそうです。

「わたしがもしヒロシマとナガサキに原子爆弾が落とされることがわかっていれば、1905年に発表した公式を破り捨てていたでしょう。」

 また、湯川秀樹博士と出会ったときは「なにも罪のない日本のみなさんをたくさん傷つけてしまった。許してください。許してください」と手を握りしめてぽろぽろと涙を流し、泣きくずれたとのことです。

 後に、彼とバートランドラッセルは核兵器廃絶のメッセージ「ラッセル・アインシュタイン宣言」を世に送り出します。その一週間後にアインシュタインは亡くなったそうです。

  イスラエルの第2代大統領にとの声が上がったとき、悩んだ末に「自然のことなら少し知っているけれど、人間のことは少しもわからない」と辞退したとのこと。

 キュリー夫人とその家族との交友があり、日本に来たアインシュタインの通約をそのころまだ学生だった西堀榮三郎(初代の南極越冬隊長)と友人になり、国際連盟から[一番話したい人と一番話したい話題で手紙を交換してください」との依頼を受け、精神分析学者のフロイトと文通し、『人はなぜ戦争をするのか』という内容で公開手紙の交換を続けたそうです。

  喜劇王チャップリンに招かれたとき、世界的に有名になったことに戸惑いを隠せないアインシュタインにチャップリンはこう言ったそうです。

 「私に人気があるのは、誰でも私のことがわかるからです。あなたに人気があるのは、誰もあなたの考えがわからないからです」 ・・・ うーん、さすが、チャップリンですね。

 アインシュタインは6歳からヴァイオリンを習い、厳しい先生だったので、ヴァイオリンがいやになって遠ざかることもあったそうですが、後には講演の時にあいさつがわりにヴァイオリンを弾くこともあったほど、上手になったそうです。

 アインシュタインのことば

◇ 想像力は知識よりも大切だ。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む

◇ わたしに特別な才能はありません。熱狂的な好奇心があるだけです

◇ 自分の目で物を見て、自分の心で感じる人が、いかに少ないことか!

◇ 神様はサイコロをお振りにならない (他の学者との論争中に) 

 一人の偉大な人の生涯を学ぶことによって、そのほかの優れた人のことや、人類が大事にすべきことが鮮やかに現れてくる ・・・ そんな思いがいたします。

 今日も、よい日となりますように。

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コメント

アインシュタインの生涯や言葉には深い哲理と人間味を感じますね。
湯川博士へ涙を流して謝ったエピソードは心にぐっときます。

※ ムーミンパパより

 コメントありがとうございます。
 先人の生きた軌跡から学ぶことが出来るのは後から生まれた者の大きな恵みという気がしています。
 また、お立ち寄りいただければ嬉しいです。
 
 うずまき鳥というのは、村上春樹の本からとられたのかと思いかけましたら、それは『ねじ巻き鳥クロニクル』との思い違いになるところでした。うずまき鳥さんのホームページを訪れさせていただきますね。

投稿: うずまき鳥 | 2010年3月11日 (木) 00時23分

ムーミンパパ様、こんばんは。
私は今、児童書にとても関心があります。
こんな本があるのですね。娘に買ってやりたいです。

私は人の心が傷ついたとき、それが他の人にもわかるように、目で見ることができるといいのに、と思ったことがあります。
でも心で感じる人が多くなれば、目で見る必要はないですね。

※ ムーミンパパより
 コメントありがとうございます。

  もし、利用しやすいところに図書館があれば、借りるのもいいてすね。
 ある本と読み手の関係は、所有しているかどうかというより、読むかどうかだと思いますから。
 最近、読んだ絵本では内田麟太郎というかたの友だちシリーズ、登場するのは、きつねとおおかみなのですが、絵も、話の展開もなかなかいいなと思いました。大人も子どもも楽しんで読める本は、どこかにいいところがきっとあるのでしょう。 


投稿: レモングラス | 2010年3月10日 (水) 20時31分

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