恩師
勤め先の岐阜大学内のランチタイム ・・・ 写真のようなケーキ、そしてクッキー、パンなどの販売に、「あしたの会」という福祉法人のどんぐり村から数人の方がこられます。
長年、特別支援教育(特殊教育)に携わり、私も大学で教えていただいた柚木 馥 先生は、学内だけでなく、障がいをもっている人たちが働いて収入を得る道を開くことに力を入れました。
どんぐり村も、そうした場の一つで、岐阜県本巣市政田にあります。柚木先生は宮沢賢治の作品がお好きだったので、どんぐり村の名もそうした縁でつけられました。どんぐり村には、食事の出来る喫茶店、やまねこもありますので、ぜひ、どうぞ。(電話 058-320-3450)
柚木先生は、障がいのある方々とその家族で外国旅行に行こうという企画を立て、それを楽しみにこつこつみんなで積み立てて備えた夢がいよいよ実現するんだよと、嬉しそうに話して下さったことがありました。
そうした夢が実現してしばらくして天に召された恩師・・・その人生の証しがこうしたケーキ一つにも込められている思いがいたします。
一人一人の人生には、きっとその人にしかできない仕事、その人ゆえの意味があるのだと思います。
今日も、その仕事を進め、意味あらしめるよき日となりますように。
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