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2010年6月 5日 (土)

『音楽療法士の仕事』

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 『音楽療法士の仕事』 

生 野 里 花 (いくの りか) 著

春秋社 発行 1998年1月25日 

初版 第一刷 発行

 著者は、アメリカに留学してアメリカ音楽音楽療法協会の音楽療法士の資格を取得し、全日本音楽療法連盟公認音楽療法士でもある方です。

   この本には何箇所もご紹介したいところがあるのですが、他の領域にも通ずると思われる旧全米音楽療法協会の「音楽療法士になるための人間面での資格」を著者もとても興味深いとコメントして掲載しておられるので、その部分を引用させていただきます。

◇ 人間に興味があること、他者が力を得ようとしているのを助けたいと思っていること が必要。

◇ あらゆる年齢・能力の人々とケア面・専門面で関わることが基本。共感、忍耐、創造性、イマジネーション、新しい考え方にオープンな態度、自分自身を理解していること。

◇ 音楽ができ、音楽を愛していること。

 著者は、以上の項目について、

 ・・・「人間に興味があること、他者が力を得ようとしているのを助けたいと思っていることが必要」というのは象徴的ですね。「他者を助けたい」というのではだめなんです。「他者が力を得ようとしている」のを助ける黒子役になるんだということが書いてある。

 それから「あらゆる年齢・能力の人々と」と書いてありますね。つまり、「私はホスピスだけで」というのは、音楽療法の資格をとるのには駄目だよ、ということです。

 最後に「音楽を愛していること」というのがあります。これがいちばん大切なことで、だから私も、大学の講義などで「皆さん本当に音楽を愛していますか」と問いかけているわけです。

と、ご自分の意見を書いておられます。

 興味を覚えられた方にはお薦めの本です。

 実は、岐阜県図書館でこの本を借りて読み、(ああ、いい本だった。まだ購入できるかな)と思いながら、自分の本棚を見ると、何と数年前に購入した本の中にちゃんとあったのです。

 選ぶ目は確かだったと喜ぶのか、忘却力の確かさを嘆くのか、自分でもまだ決めかねています。  でも、よい本には違いありません。

 今日も、よい日となりますように。

 明日は、日曜日 キリスト教会の礼拝へどうぞ。  

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