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2010年7月20日 (火)

『名作へのパスポート』

0004 『名作へのパスポート ー世界の文学案内ー』  こやま峰子著

 金の星社 1997年4月

  ある図書館から、夏休みに読書感想文の書き方の講座を計画しているので・・・とのお話があり、準備のために借りた本の一冊がこの本です。

  世界的な名作となった作品を書いた作家たちについて、今まで知らなかったエピソードも書かれていておもしろくおもったので、いくつかを紹介させていただきます。

「赤毛のアン」・・・1904年、モンゴメリが初めての小説を書き始め、約1年半後『赤毛のアン』が完成。どの出版社も出版の返事をしなかった。そのため、帽子箱の中で1年ほど過ごした原稿をモンゴメリが他の探し物をしていて見つけ、今度は出版してくれるところが見つかって世に出たのだそうです。

『ハイジ』・・・ヨハンナ シュピリが小説を書き始めたのは41歳。 『ハイジ』の出版は52歳のとき。夫がチューリッヒ市の官房長官になり、公務で忙しく留守がちになり、ひとりでいることが多くなったシュピリがせっせと友人たちに手紙を出すようになった。友人のひとりがあなたの文章はとてもすてきだから、小説を書いてみたら、と勧めてくれたのがシュピリが小説を執筆するきっかけになったのだとのこと。

『ピーター・ラビット』 ・・・最初、ヘレン・ビアトリクス・ポターは原稿を6社に送ったが、どこにも断られ、私家版で250部作ったそうです。評判がよかったので二か月後に200部増刷。シャーロック・ホーム・ホームズの作者コナンドイルもこの本を買ったとのこと。ナショナルトラストを生み出したローンズ牧師がこの本をフレデリック・ウオーン社に送り、子どもの手で持てる小さな本にすること、安い値段にすることを条件として出版したところ、1年間で5万部が売れた。ウオーン社の息子、ノーマンと婚約するが、ノーマンは白血病でなくなったそうです。

 この三冊の本の著者は、みな女性ですね。すぐには世に出なくても粘り強く出版にこぎ着けたこと、教えられます。

  このほか、『フランダースの犬』の作者ウイーダも女性だそうです。うーん、まだまだ知らないことがたくさんある私です。新しいことを学ぶこと、知ることは、楽しいですね。

  今日も、新たな世界が開かれるよい日となりますように。

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