« 若人との階段 | トップページ | ほうば寿司 »

2010年7月 4日 (日)

詩 「ミミコの独立」

ミミコの独立
                                                    山之口獏


                                  とうちゃんの下駄なんか
                        
はくんじゃないぞ
                        
ぼくはその場を見て言ったが
                        
とうちゃんのなんか
                        
はかないよ
                           
    とうちゃんのかんこをかりてって
                        
ミミコのかんこ
                        
はくんだ と言うのだ
                        
こんな理屈をこねてみせながら
                        
ミミコは小さなそのあんよで
                        
まな板みたいな下駄をひきずって行った
                        
土間では片隅の
                        
かますの上に
                        
赤い鼻緒の
                        
赤いかんこが
                        
かぼちゃと並んで待っていた

  たしか、トム・クルーズ主演でしたか、「7月4日に生まれて」という映画があったように思います。

 7月4日はアメリカの独立記念日でしたでしょうか。・・・それにちなんで、「ミミコの独立」という詩を引用させていただきました。認識不足がありましたらおゆるしください。

 ミミコというのは、作者の娘「泉」さんの幼いときの呼び名だそうです。

 なかなか味わいのある詩だと思います。

 今日も、孤立ではなく、自立・独立の一人一人が力を合わせて歩む日とできますように。
 

|

« 若人との階段 | トップページ | ほうば寿司 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 詩 「ミミコの独立」:

« 若人との階段 | トップページ | ほうば寿司 »