幼児教育
まもなく教員採用試験が行われます。すぐれた資質を備えた若い教師がたくさん誕生しますように。
採用試験では個人面接、あるいは集団面接が行われますので、あがり症の学生さんにもせっかくの自分の良さが発揮できるように練習の機会を設けています。
「幼稚園教諭の採用試験を受けますので、面接練習をお願いします」とのリクエストがありましたので、それを受けて、私自身もどんな内容を質問するか、勉強しました。
そんな勉強の中、出会ったある幼稚園のホームページに、その日の園児の活動内容が紹介されているページがあり、その執筆者のなみなみならぬ力量とこどもたちへの愛情に敬服の念を抱きましたので、そのURL(アドレス)を記させていただきます。「いちょう日記」というページです。
http://www.ictnet.ne.jp/~niou-youchien/ityounikki2010-7.html
小学校の低学年を受け持つ若い先生方にも共感を覚えていただける内容ではないかと思います。
この幼稚園は、キリスト教系の幼稚園で、私自身、牧師である父親の作った保育園で育ちましたので、強く共感するところがあるのかも知れません。
さて、学生さんたちの面接では、複数の教員免許を取得する学び・実習をしてきて、その中で幼稚園で働くことを希望する理由、幼いこどもたちと歩むとき、どんなことを大切に大切にしようと考えているか、この道で生かせそうなあなたの特技・趣味は? などを問いかけました。
また、幼稚園と保育園のよいところを兼ね備えたところがほしいという声が大きくなり、幼保一元化の努力がなされていること、その一つとして認定こども園があることなども一緒に学びました。
学生さんも、勉強していて、最近のニュースに、保育士の資格と幼稚園教諭の資格を合わせた資格として「こども士」という資格が検討されているというのがあったと話してくれました。うーむ、頼もしいですね。私も学ばなくてはと思いました。
認定こども園では、ゼロ歳から就学前の年齢までの子どもを保育・教育するので、ゼロ歳から2歳までを担当するには保育士の資格・・・(実際は児童福祉法の保護下にある18歳まで担当年齢は広いのだそうです)、そして3歳以上の子の幼児教育をする幼稚園教諭の資格の二つを持っていることが望まれる・・・ここまでは予習したのですが、おそらく「こども士」は、この二つを合わせた性格の資格を、両者それぞれを取得するよりも効率的に取得できるような道を開くものではないかと思います。
うーむ、幼児教育のことを60台の私が学ぶということは、全ての道は老人教育に通ずというような気がしてまいりました。
若人よ、遠慮なく私を追い越して先に進み、希望する進路への道を拓いてください。もちろん、私は私で励みますから。たどたど どたどた ・・・・・
さて、今日も何か一つは芽を育てることのできるよい日となりますように。
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