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2010年10月20日 (水)

絵本『ルピナスさん』

0005 『ルピナスさん 小さなおばあさんのお話』

 バーバラクーニー さく

 かけがわ やすこ やく

 ほるぷ出版 1987.10.15

 第一刷発行

  この絵本の初めにこう書いてあります。

 ルピナスさんは、海をみおろすおかのうえにある、小さないえにすんでいます。いえのまわりには、あおや、むらさきや、ピンクの花が、さきみだれています。

 ルピナスさんは小さなおばあさんですが、むかしからおばあさんだったわけではありません。 うそじゃありません。ルピナスさんからちょくせつきいたのです。

 おお、なんと楽しい書き出しでしょう。

 でも、そう言われてみると、私にも何だか思い当たることがあります。自分が小さい頃、おばあさんはずっと前からおばあさんだったように思い込んで、何の疑いもいだかなかったことが・・・。

 あなたにもありませんか。「あの人は、ずっと昔から・・・わたしが生まれる前からおばあさんだったよ」としか思えないような人が ・・・

 それは、ともかく、子どものころは、アリスという名だったルピナスさんは、おじいさんに遠い国々の話をしてもらうと、いつもいったのだそうです。

 「大きくなったら、わたしもとおいくににいく。そしておばあさんになったら、海のそばのまちにすむことにする」

 そういうアリスにおじいさんは、「それはけっこうだがね、アリス、もうひとつ、しなくてはならないことがあるぞ」といいました。

 「なんなの?」

 「世の中をもっとうつくしくするために、なにかしてもらいたいのだよ」

 アリスは、なにをすればいいのかはわかりませんでしたが「いいわ」と約束しました。

 さて、アリスは、大きくなって、なにをするのでしょうね。

 この絵本のどのページも、ルピナスの花の色にいろどられているのです ・・・ もう、あなたには大きくなったアリスのしたことが、おわかりになったようですね。

 でも、どうぞ、よろしかったら、読んでください。わたしは、ちょうど行きつけの図書館で借りることができましたよ。

0006

 今日も、ルピナスの花の色のように、美しいよい日となりますように。

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