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2011年2月11日 (金)

鎌田 實 さん  その2

 鎌田 實 医師の文章から、今回は、白血病と闘った女性について

 白血病になった若い女性が、主治医に「99%助からない」と言われたそうです。

 あきらめかけたがあきらめきれない女性に、彼女のお姉さんが

「何もしなければ助かる確率は0パーセント、チャレンジすれば1パーセント助かる。1パーセントもあるやん」と声をかけました。

 骨髄移植が成功し、白血病が完治した彼女は、そのころアメリカで始まったばかりの骨髄バンクを日本にもつくろうと活躍しています。このときも、お姉さんはこう言って後押ししたそうです。

「あなたのために骨髄バンクは間に合わないかもしれないけれど、他の人が助かるかもしれない。あなたが死んだら、私とお母さんが引き継ぐ。だから、やれることをやりなさい」

 自分のためよりも、ほかのだれかのために行動を起こすときに、大きな力がわいてくる。現在、多くの人が登録している日本の骨髄バンクは、この言葉をきっかけにできていったのだ。

 言葉を通して人間は生き抜いていく。

 言葉を通して人間は納得して死んでいける。言葉は大切だなと思った。

 ◇   ○   ☆   ※   ☆  ○  ◇

  前回に書きましたように、国語の教科書を発行している会社の『国語教育相談室』という冊子に依頼されて巻頭の文を執筆されたという事情があるでしょうが、緩和ケアに誠心誠意取り組み続けてこられた鎌田医師が書いておられる「言葉で治療する」という文には重みがあるのを感じています。  明日は、3回目とさせていただきます。

 今日も、心のこもった、力ある言葉を交わせる日となりますように。

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