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2011年3月18日 (金)

軸は、動いてはいけない

 中学校に勤めていたとき、新しい校務分掌で新学期を迎えたときのことです。

  慌ただしく動いておりましたら、校長先生が「軸は動いてはいけません」と教えてくださいました。

 今は地震計の仕組みは変わってきていることと思いますが、私自身が中学生の時、理科の時間に学習した地震計には「不動点」というのがありました。ここが動いてしまうと、地震の震動の大きさが測定できなくなるというところです。

 避難訓練のとき、避難先には、まず「本部」と大きな文字で書かれた旗を取り付けました。

 救助活動を展開、救援物資の補充、それを展開しながら、同時に余震への備え、そして原子力発電所から放射能汚染が発信されないようにする大事な取り組みが続く状況 ・・・ こうした中にあって動かしてはならない軸、不動点は、どこでしょうか。

 人によって、それぞれであろうと思います。

 私は、『ジャン・クリストフ』(ロマン・ロラン)の中に引用されている詩に心を惹かれました。

 希望を持て  希望を持ち 不屈であれ!

 耐えて待て  耐えて待て 必ずやがて おまえは見るだろう

 このうえもない喜びの太陽を

 立ちあがれ! 立ちあがれ! 

 おまえの悲しみに  そしておまえの心痛に「おやすみ!」を告げよ

 心を曇らせ悲しめているものを

 立ち去らせよ!

 いっさいをみちびき 支配しているのは おまえではない

 支配の座には神がいまして  いっさいを良くみちびきたもう

 今ここで逆らおうとも

 信仰を弱くするな

 神は しりぞきたまわない

 神が決定していたもうこと

 神が成就をのぞみたもうことは

 やがて必ず成就して

 目的は 果たされるのだ

   ー 「キリスト者の旅の歌」 ー

  引用している私自身、答えを手にしているわけではなく、「神様、なぜですか」という問いで心はいっぱいです。

 この詩人は、「逆らおうとも 信仰を弱くするな」と語っています。

 次々と放映される悲惨な状況を目の当たりにしている私ですので、素直にこの詩をすんなりとは受け入れられないのです。

 けれど、なぜか、読み捨てることができないでいるのです。

 今日という日、よき一日となりますように。

   

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