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2011年3月23日 (水)

希望の若木たち

  陸前高田の避難所に避難した中学生たちが自主的に壁に手作りの横断幕を掲示して、周囲の方が大きな励ましを得たと報道されていました。テレビでそれを見た同僚は、「文字やデザインもしっかりしていた」と話してくれました。

 その横断幕には『命があることを喜ぼう』と書かれていたそうです。

 突然、大きな被害に遭い、きっと大きな悲しみやつらさ、やるせなさなどを感じているに違いないのに、自分たちにできることをと考え、こうした言葉を掲げた心に感動しています。

 福島県の相馬市の避難所には「新生徒会」を作って、トイレ掃除などをするかたわら、勉強を再開している中学生たちがいます。

 岩手の釜石では、避難所で小学生と中学生がプールからバケツをリレーしてトイレ掃除をし、中学生が小学生の勉強を教える時間帯も設けて活動する姿が大人たちに励みを与えています。

 大船渡の中学生の卒業式(臨時で小規模のようでした)で歌う♪「ふるさと」を涙を流して聞き入る方々の姿が22日の朝、放映されていました。

 また、大きな被害のため、卒業式を行えなくなった中学校の校長先生が、卒業生にメッセージを送ったそうです。

 愛されてきた立場から、愛する人になってください。受け身でいるだけの愛はありません ・・・ たしかこのような内容でした。

  こうした報道を見て、私が思い出した光景があります。

 それは、岐阜県にある日本で一番長寿の桜、根尾の薄墨桜が毎年、花を咲かせる姿です。

 何本かの木材に支えられている姿は、杖にすがっているようにも見えますが、その枝に咲く花は、年々、新しいのです。

 そして、その薄墨桜の子や、孫の若木たちが、薄墨桜を励ましながら自らの花を咲かせている光景を、こうしたニュースに接しながら思い浮かべています。

 まだ、北風の吹き荒れる日が続きます。けれど、着実に花が開花する日はやってきます。

  大人以上に寒さを感じながら、それに耐えて花を咲かせるけなげな若木たちとともに希望をいだいて歩んでまいりましょう。  いざ、生きめやも。

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