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2011年4月30日 (土)

『ピアニストになりたい 19世紀 もうひとつの音楽史』

0002 『ピアニストになりたい 19世紀 もうひとつの音楽史』 岡田暁生(おかだ あけお)著

春秋社 2008年10月25日初版第一刷発行

  この本で印象に残ったのは、「高度なテクニック」に聴衆や演奏家の意識が向けられるようになったのは19世紀に入ってからだと書かれていたことです。

 それ以前はたとえば、フリードリッヒ大王のお抱えフルーティスト、ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツによう『フルート奏法試論』という本には、技術に関する記述がほとんど無いのだそうです。

 音楽における「全人教育」を目指して書かれているところがこの本のよいところだと述べられています。・・・自分の身の丈に合った自分なりの音楽の楽しみを見出す権利をすべての人に認めており、「非競争主義的」な著者の姿勢が伝わってくるところが、19世紀以降の本と対照的なのだそうです。

 音楽を愛するすべての人々に向けて書かれたメッセージ・・・どんな見識・知識を身に付けることについてページが費やされている本 ・・・ これが、19世紀になると技術追求至上主義が強まって、情緒を養う以前に指の機械的な訓練に時間とエネルギーが注がれている間に、何のためにそれをしているかという目的意識が枯れ、指を鍛えること自体が目的化する弊害に、どれほど多くの音楽的才能がむしばまれていったことか、という思いがしてきます。

 個人レッスンを通して培われたよさを、その師の勤める音楽学校で更に伸ばそうとしたピアニスト志向者が、10人から20人のクラスの中で過ごす内に、(音楽的な)霊感は消え去りほかの生徒と一緒に石臼で粉にされたと書いているところも印象に残りました。彼女・・・その学習者は次のようにも書いています。

 「魂とは繊細な花のようなもので、多くの人々の前では花びらを畳んでしまうのです。」

 引用が長くなってすみません。

 上記とも少し関連するのですが、首筋や肩をリハビリの先生に診ていただきながら会話していて、いくつか教わったこと、自分なりに考えたことががあります。

◇ ピアノの練習を始める前に、体全体、そして肩・腕・指のウオーミングアップをすること

◇ 長い時間を一続きに練習しないで、途中で一息入れること

◇ 練習後、クールダウン すること

※ 練習後は目や耳を休ませること

などです。

 もうすぐ65歳になる私です。これからコンサートピアニストになるわけでも、オリンピックのどの種目かに出場するわけでもありません。

 全人的な実りを念頭に置いて、気負いや無理のない歩みを築いてまいりたいと思います。

 明日は、日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。

 今日も、よい日となりますように。

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2011年4月29日 (金)

敷居を低く

 大学に進路相談室という部屋があります。先日通りかかりましたら、(おっ!)と思う絵が貼ってありました。0002 うーむ、と感じ入りました。 どうしてかと申しますと、たとえば、歯医者さんも早めに行くとよいことは分かっているのですが、なかなか決心と勇気、そして歯への不安が強くならないと、スキップをしながら笑顔で向かうということはしにくいところだと思います。

 進路相談室というところは大事なところですが、すぐには足を運べない場合もあることでしょう。

 そのあたりの心理を思いやって、明るい笑顔を掲げた配慮とこの絵の見事さに心をうたれた次第です。

 バスも乗り降りしやすいように「ノンステップ バス」 というバスが町を走るようになっています。

 敷居を低くと申しますか、敷居を取り去る心くばり ・・・ 学生さんたちも進路がひらける希望がわいてくることでしょう。

 たたけよ さらば開かれん  今日も、よい日となりますように。

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2011年4月28日 (木)

イースターの日のこと その3

Photo_7  ティータイムの後、子どもたちは教会のそこここに隠されたイースター・エッグさがしに興じます。

 以前は、食紅で彩色したり、手で絵を描いたりしました。このごろは、熱湯で卵に密着するシールと申しますか、袋状になったものがよく用いられます。

 イースターエッグは、それが登場する以前に配られていたらくがんなどと同様、聖書に記述はありません。

Photo_8

 ある方は「ゆでたまごが孵化したら、それは奇跡 ・・・ イエス・キリストが神様の計画に従って復活された奇跡を改めて感じ取る意味合いからゆでたまごが登場したのではないか」と話されました。

 私は、(すてきだな、きっとそうなのだろう)と、幼いときに耳にしたその考えに賛成しています。

 さて、今年の「イースター・エッグさがし」 ・・・ 私はある福祉施設での会合のため、辞去したので、子どもたちが卵を見つけて喜ぶ場面を目にしてはいません。

 けれど、きっと聖書にある「さがしなさい。そうすれば見い出します」ということばを子どもたち(ひょっとすると応援の大人たちも)は体験したことでしょう。

 さて、三回にわたって、イースターのことを書かせていただきました。日曜日の朝の記事を入れると四回になります。お読みいただき、ありがとうございます。

 今日も、復興に向けての歩みも含め、よき日となりますように。

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2011年4月27日 (水)

イースターの日のこと その2

 長良河畔での早朝礼拝から少し時間をおいて、通常の時間帯にイースター礼拝がもたれました。

 聖書に基づいてイースターのメッセージを牧師先生が取り次いでくださいました。讃美歌を歌って神様をほめたたえ、幸いなひとときでした。

 礼拝後、何人かの方の心づくしの品をいただきながら、ティータイム ・・・ 全部をおさめらなかったのですが、たとえば、このような品々でした。どれもたいへんおいしかったです。ありがとうございました。

 今日も、よい日となりますように。

 明日は、イースター・エッグのことを書かせていただきます。

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2011年4月26日 (火)

イースターの日のこと その1

Photo_3

 4月24日、私が通わせていただいているキリスト教会の礼拝堂を彩った花の写真です。

 ユリの花は、讃美歌にも登場していて、イースターによく似合う花だと改めて思いました。

 私たちの教会では、長良川の川岸でイースターの早朝礼拝をしています。この川のほとりの眺めは聖書に出てくるヨルダン川や、ガリラヤ湖の景観に似ていると、牧師さんがおっしゃっています。

 早朝礼拝の後、鰯を焼いて食べます。復活したイエス・キリストが、イエスに出会う前の漁師の仕事に戻ろうとしていたけれど魚を捕ることができずに疲れていた弟子たちのために魚を用意して焼いて食べさせたという記述に倣ったものです。

Photo_4

 この日の主なる焼き手は、どういう巡り合わせか、私でした。

 でも、幸い、「おいしい!」と皆さんが喜んでくださいました。

 「神のなさることは すべて ときにかなって麗しい」 と聖書にありますが、まさに私が焼いてもおいしいと言っていただけたのは、奇跡的に思える出来事でした。

Photo_5  鰯とともに、持ち寄ったおにぎりなどをいただきました。

 左は、その一例です。

 前夜までの雨が上がって、さわやかなイースターの朝の、すてきなひとときでした。

 明日は、その2を書かせていただきます。

 今日もよい日となりますように。

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2011年4月25日 (月)

演劇「結婚相談所」

Photo  4月23日(土)、岐阜大学の演劇研究会の「結婚相談所」を観に行きました。

 春期新入生歓迎公演だそうです。

 雨にうたれながら、リラの花が咲いていました。

 前回の「今度は愛妻家」という劇の出来映えがたいへんよかったので、今回も楽しみにしておりました。

  舞台に登場するのは、二人 ・・・ 結婚相談所に勤める女性のところに結婚相手を得たいと相談にやってきた男性は、なんと、この女性の高校時代の初恋の相手 ・・・ ときめく思いを抑えて、結婚候補者を紹介し、デイトの仕方まで熱心にアドバイスする女性。

 私情をはさまないで懸命に語ったアドバイスもむなしく、結婚候補者とのデイトはうまくいかなかった彼 ・・・ さて、この二人はこれからどうなるのでしょう。

  展開する会話の内容、タイミング、抑揚、間、スピード、声の表情などなど、よく練習を積んで磨き上げられていて、見事だと思いました。

 それと同時に、ティームワークの良さにも心を打たれました。

 場面の雰囲気と密接につながっている照明の変化、流れる音楽のタイミング、ボリュームの変化なども舞台の二人とぴったりと息が合っていました。

Photo

 こういうことも含めて演劇は総合芸術だと言われるのかも知れませんね。

 終演後、希望者は「舞台裏見学ツアー」ができるようになっていて、関心をかき立てられた新入生はきっと参加したことと思います。

 若者たちの前向きに励む姿、ひたむきなエネルギーをたくさんいただいたよき時間となりました。 この場を通して、お礼申します。本当にありがとうございました。

  会場から出てくる観客を演劇部のスタッフたち、そして舞台に立った二人が丁寧に見送ってくれました。

  車に向かう小道では、大輪のツバキも見送ってくれました。

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 若者たちの人生にも大輪の花が咲くことを願っています。

  今日も、よい日となりますように。

 

  

 

 

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2011年4月24日 (日)

イースター 復活祭

 今年のイースターは今日、4月24日です。

 イースターは、日付がきめられていません。「立春を過ぎた最初の満月の後の日曜日」と決められています。今年は、かなり遅いほうに位置しています。

 聖書

 「わたし(イエス・キリスト)は、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。」 ヨハネによる福音書 11章 25節

 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。  ヨハネによる福音書 3章 16節

 死んだ人がよみがえる ・・・ すぐには受け入れられないことだと思います。非科学的だ、とお思いになることでしょう。

 科学者ニュートンは、自分は真理の大海の海岸でいくつかの貝殻を拾ったに過ぎないと語っています。

 多くの科学者は、真理の追究の過程を通して創造主である神様を信ずる信仰をもつにいたっています。

 一人一人が、人生と世の中に真剣に向き合う過程を築くことで神様を信じ、聖書の言葉を受け入れるかどうかが決まってくるのだと思います。

 パスカルの定理に名を残しているパスカルは、賭けの理論というのを書いています。それはおよそ、次のように要約できるでしょう。

 「神のいないほうに賭けて自由奔放に、気ままに生きる人は、神がおられた場合、厳しい審判を受ける。いっぽう、神がいるほうに賭けて人生を誠実に歩む人は、神様がおられる場合、祝福を受け、神様がいなかった場合も、何も失うことはない。私は、神様がおられるほうに賭けて人生を歩む。」

 イエス・キリストは実在した人物であり、よみがえったことを証言する人たちも実在した人たちでした。

 キリスト教会の礼拝にお出かけくださることを心からお奨めいたします。

 よき日となりますように。

 

 

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2011年4月23日 (土)

適切な運動を

 ある病院のリハビリ部門で、「最近、こちら側の首筋が痛いのです。」と診ていただきました。(「借金をしたわけではないのですが」という前置きを付けるのが、私らしい切り出し方でありました。)

  「四十肩(年齢を20歳以上も詐称しようとしたわけではありませぬ)のようなものでしょうか」ともお話ししました。

 プロは、冷静に、腕を背中のどこまでまわせるかとか、首がどの方向にはよく動くか、あるいは動きにくいか、などを確かめて、次のように言われました。

1.運動をほとんどしていない肩の状態です。かなりの肩こりです。

2.四十肩ではありません。

3.体重を減らしなさい。間食、特に夕食後の間食はしないように。

4.寝転んで肘枕などする姿勢でテレビを見ないように。

5.ピアノの練習は、一度に長時間続けないで、15分ほど弾いたら、体操するなどしなさい。

6.左膝の関節がやや摩耗しているので、上り下り運動は控えなさい。

7.腕は、リハビリの仕事をしている人よりも太いくらいなのはいいが、肩に負担がかかっているので、重量を減らしたいですね。

【方針】

◇ 肩とあたためてマッサージ、ということをしばらく継続します。

※ この日にしてくださったあたためとマッサージで、たいへん肩が軽くなりました。 ですから、説得力がありました。

◇ 肩こりがおさまってきたら、肩こりをほぐす体操を伝授します

◇ 体重を減らしなさい。このままではいけません。

  頭で分かっていても、行動につながないと意味がありません。およそ、どんな生活をしているかは私の体が正直に雄弁にプロに物語ってしまいました。

 プラスの方向に進むことを願いつつ、マイナス方向の積み重ねをしていてはマイナス方向に邁進してしまうことは明らかです。

 いきなり過度な運動をしては「ルーの法則」にあるように体によくありませんから適度な運動を適切に行いたいと思います。

 不言不実行や有言不実行にならないように、励みます。

 そういえば、しばらく体重計から遠ざかっておりました。再出発いたします。

 ブログに書かないほうが楽なのですけれど、プロの迫力・説得力に敬意を表し、そして何よりも自分自身に決意を告げるために書かせていただきました。

 プラスを生み出す息の長い行動 ・・・ 今日がよきスタートになりますように。

 明日は日曜日 ・・・ イースターの礼拝にどうぞお出かけくださいますように。

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2011年4月22日 (金)

のだめ と 江姫 

  上野樹里という女優さん  あの「のだめカンタービレ」での明るいコミカルな主役ぶり  そして今年のNHK大河ドラマでは江姫 ・・・  二つの役どころの振幅が大きいのでいったいどういう人なのだろうとインターネットでざっと見ました。

 陸上部で短距離が得意、楽器はピアノとサックスを演奏。

「スウイングガールズ」という映画で日本アカデミー新人賞

 誕生日はのだめの作者と同じ5月25日

 ・・・ まだまだたくさんのことが書かれていました。

 24歳にしてこのたくさんの足跡  懸命に歩んでこられたことがよく分かります。

 そして、きっと今は江姫に全力投球して新しい歴史を築き上げているのでしょう。

 上野樹里さんに限らず、一人一人の人間は多面体 ・・・ いえ、もとは一つでしょうが、その時々をひたむきに生きることによって新しい輝き、きらめきを放つのだと思います。

 このたびの災害によってとても大きな試練に直面しておられる方々がたくさんおられることが連日報道されています。多くの方々、そのお一人お一人の苦しみの大きさは想像を絶します。

 でも、きっと、きっとそこから立ち上がることができる日はやってきます。

 苦しみつつ困難に向き合う日々に耐えて立ち上がったときに備えておられる新たな輝きは、その方の人生を照らすとともに、その方と出会う方々の心をも照らすことと思います。

 大きな災害に遭った方々の様子が報道されるとき、子どもたちの笑顔が映るときがあります。明るい声も聞かれます。子どもたちに未来を託すその日まで、「ここまで精一杯やったから、あとは頼んだよ」と言えるように励みたいと思います。いえ、ずっと先になってのある日ではなくて、今から、一緒に励んでいけばいいのではないでしょうか。

 今日も、よい一歩を歩むことができますように。

 

 

 

 

 

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2011年4月21日 (木)

あるお店で

0002  夏目雅子さんなどが出演した「時代屋の女房」という映画があります。

 そう、ある夕方、訪れたのはまさに、時代屋という感じのお店でした。

 そのお店の喫茶コーナーで、コーヒー、ドーナッツを注文し、どちらもよいお味でした。

 許可を得て、ピアノを弾かせていただきました。時期には合っていないかも知れませんが♪「コスモス」を弾き終えると、拍手をいただき、「もっと」とおっしゃってくださるので、あつかましくも、楽しませていただきました。

 クラシックをとのことで、♪「月光」を楽譜を見ないでいけるところまで、そしてショパンのノクターンを映画「愛情物語」版で ・・・ 

 岐阜市の伊奈波通りにある「空穂屋」(うつぼや)というお店から、もし、たどたどしい音色で「月光」が聞こえてきたら、その弾き手は、多分、私です。

 聞いていただくためには、普段からの練習が大切なことを改めて思いました。夜、自宅で練習したのは、♪「冬のソナタ」 ・・・ うーむ、季節も、時代的なタイミングもずれていますね。もう少し、感性を磨かねばなりませぬ。

 えっ、少しばかりではないだろう  ・・・ あたたかいお言葉です。「今さら、どうにもならんだろう」という言葉に比べれば(^_^;

 それはともかく、今日もよい日となりますように。

 

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2011年4月20日 (水)

主婦の目線による支援 「友の会」

 4月19日の朝のテレビ 、(あれっ この声、この名前には 見覚え、聞き覚えがあるような) ・・・ 画面を見ると、やっぱりそうだ ・・・以前、岐阜に住んでおられ、今は神戸におられる知人が、NHKに登場しておられたのです。

 この方は、「だしじゃこトースト」などを紹介させていただくときに登場した「友の会」の一員です。

 この朝の番組では、この方を含む友の会の方々が、被災地であたたかいお味噌汁などを提供しておられるところが紹介されていました。

 そして、それに続くスタジオで対話しながら進められる画面にも、この知人は長時間登場され、被災地支援のこと、主婦として日ごろ、どんなことを準備しておられるかなどをきびきびと話しておられました。 

 阪神/淡路大震災のおりに、自らも地震に遭われたこの方と神戸の友の会の方々は、「こういうときにこそ」と日ごろ培ってこられた主婦の知恵と力をフル回転させ、毎日、異なるメニューの食べ物を被災された方々に提供なさったそうです。番組ではなんと41種類と紹介されていました。

 すっぽりと体を覆えるスモックのエプロン、省エネでお料理やお湯などを長時間保温できる鍋帽子、避難所や仮設住宅で少しでもくつろげるようにと工夫して作られた小ぶりで綿の厚めの座布団などなど、工夫と愛の込められた品々を被災された方々に贈っておられることも紹介されていました。

 友の会の方々が普段から準備しておられる防災グッズは、釣り人たちが活用している水に強く、たくさんポケットのついたジャケットにきちんと入れられていました。

 中にはとっさのときに役立つ品々が驚くほどたくさん入っていました。 ・・・ 救助を求めるための笛、避難所を訪問して活動するときのための軽快な靴、その靴には軍手や靴下がつめられています。水などを入れるためのポリ袋、水を入れたポリ袋を包んだり、寒いときにはショールの役目をさせたりする風呂敷、寒さをしのぐためなどにも活用できる新聞紙 ・・・ スタジオに用意された机の上がいっぱいになるほどの品々でした。

 「友の会」は1930年(昭和5年)にスタートしたそうです。昭和9年3月に函館で大火のあったときに「友の会」が支援活動している様子も、今回の番組で紹介されていました。「友の会」では災害に備えての活動資金をいつも積み立てておられるとのことで、そうした構えにも改めて敬意を覚えました。

全国 友の会のホームページ http://www2.ocn.ne.jp/~zentomo/

 今回の大きな災害の被害の大きさははかりしれませんが、今日も、復興に向けて、友と手を取り合って、一歩一歩、歩んでいくことができますように。

 

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2011年4月19日 (火)

ゆく春

0006   大学のバラ園近くの花々が目を楽しませてくれています。

 美しさに目を惹かれました。

 ふと、万葉集の歌を思い出しました。

 時々の花は咲けども 何すれぞ

   母とふ花の咲き出来ずけむ

〔読み〕 ときどきの 花はさけども なにすれぞ 母とふ花の、咲(さ)き出(で)来(こ)ずけむ

〔意味〕: 季節ごとに花は咲くのに、どうして「母」という花は咲かないのだろうか。(咲くのだったら手折っていっしょに行くのに)

天平勝寳(てんぴょうしょうほう)7年(755)2月6日に交替要員として筑紫(ちくし)に派遣された防人が詠んだ歌の一つ。

0008_2

  花は美しいのですが、やがてその盛りを過ぎていく寂しさも同時に備えているのでしょうね。 でも、だからこそ、造花にはない情緒が漂うのでもありましょう。

   ゆく春や おもたき琵琶の 抱きごゝろ  蕪村

 夏が近づいてきます。 夏の暑さに負けない体力と気力を養ってまいりましょう。

 花がそれぞれの花を咲かせるように、人もそれぞれの人らしく咲き続けることで、その人ならではの何かを発信し続けているのだと思います。

 もう一つ、 先ほどこういう短歌に出会い、よき歌と感じましたので、それを今日の結びに ・・・

 川ひとすぢ 菜たね十里の 宵月夜  母が生まれし国美しむ  与謝野晶子

 よき日となりますように。

 

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2011年4月18日 (月)

♪バッハの「マタイ受難曲」

 キリスト教会では、今週を受難週と呼んでいます。

 皆様がご存知の「最後の晩餐」というレオナルド・ダ・ヴィンチの名画は、イエス・キリストが十二人の弟子と共にパンと葡萄酒の食事をする場面を描いたものですが、それは聖書に書かれたほぼ2千年前に行われた食事についての記事をモチーフとしています。

 この最後の晩餐の後、イエス・キリストはとらえられ、金曜日に十字架に付けられます。

 それを音楽で表現したのがバッハの受難曲です。

 4月17日、岐阜市の芥見キリスト教会では、バッハ作曲のマタイ受難曲が演奏されました。原曲は、オーケストラとコーラスとソリストによる大編成ですが、今回は聖書朗読とア・カペラ(無伴奏)のコーラスで、12曲が披露されました。

0007_2 この曲は、イエス・キリストが十字架の上で息を引き取るところで終わっていますので、聴衆は拍手をしないことがルールになっているそうです。

 よく練習を積み重ねられたすばらしい歌声でした。

 来週の日曜日は、イエス・キリストの復活を祝うイースター礼拝が行われます。   

 なお、この曲は、バッハの死後、その存在が忘れられようとしていた80年後に、メンデルスゾーンが楽譜を見つけ出し、彼の熱意によってコンサートが開かれたそうです。その演奏は、深い感銘を聴衆に与え、現在も名曲として愛されています。ある意味で「復活」した曲なのですね。

 イエス・キリストの復活については、キリスト教会で開かれるイースターの礼拝で、ぜひ、牧師先生が聖書に基づいて語られるメッセージを通して、お聴きになってください。

 今週が、よき日々の連なりとなりますように。

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2011年4月17日 (日)

四月も後半に・・・

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 先週の、ベンチでランチする光景が遠すぎましたので、こんな情景ですよという写真を無人の時間に撮りました。

 いい感じですよね。

 桜前線は北上中です。被災地の方々の心にも、花が慰めをもたらしてくれますように、と願います。

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 屋外だけでなく、洗面所にも、心遣いの花が安らぎを呈してくれています。

 このように環境を整えてくださる方々にこの場を借りて、感謝の意を表明いたします。いつも本当にありがとうございます。

   「れんぎょう」  星野富弘

  わたしは傷を持っている
  でも その傷のところから
  あなたのやさしさがしみてくる

 多くの方がご存じのように、星野富弘さんは鉄棒から落ちて、首から下が動かせなくなりました。

 筆を口にくわえて、詩と絵を書かれるようになり、結婚する相手も現れました。

 次の詩には、その奥様が登場しておられます。 

     「がくあじさい」

   結婚ゆび輪はいらないといった
   朝 顔を洗うとき
   私の顔をきずつけないように
体を持ち上げるとき
私が痛くないように
結婚ゆび輪はいらないといった

今、レースのカーテンをつきぬけてくる
朝陽の中で
私の許に来たあなたが
洗面器から冷たい水をすくっている
その十本の指先から
金よりも 銀よりも
美しい雫が落ちている

 今週も、よき日の連なりとなりますように。

 今日は日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけください。そうそう、星野富弘さんもクリスチャンです。

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2011年4月16日 (土)

桜と鯉のぼり

0006_2   桜・鯉のぼり ・・・ 春たけなわの青空を背景に、初夏の機運も立ちこめてきました。

 幼子のすこやかな成長を願って日々、幼児教育に打ち込んでおられる方々の心意気が、こうした環境からも伝わってきますね。

 音楽タイムでお世話になったことのある保育園 ・・・ 近くを通りかかったのですてきな光景を撮影させていただきました。 ありがとうございます。 

 たくましく、そして心優しい子どもたちが育ちますように。

 明日は、日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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2011年4月15日 (金)

キャンパスのランチタイム

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  勤め先の岐阜大学のランチタイム・・・気温も上がり、おだやかな桜吹雪(ちょっと妙な表現ですね)を眺めながらベンチでランチタイムをすごす若人たちを遠くから写しました。

 サークルへの新入生の勧誘も行われています。軽音楽のサークルは、軽快な演奏を響かせているので、宣伝にも効果的ですね。

 航空部のグライダー ・・・ 私が乗り込んだら、空に舞い上がれるかどうか、と思うくらい、スリムで華奢です。飛び上がる前に、まず、私が座席におさまるかどうかが課題かもしれません。

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   えっ、私の今日のランチですか  (誰も訊いていないかもしれませんが)・・・ 家内には内緒ですよ 

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  ご飯の上にあるのは、梅酢で味付けした花びら形の大根、あとはゴボウのきんぴら、鶏肉の唐揚げです。

 遠景の後ろ姿とはいえ、若者たちに登場してもらいましたので、罪滅ぼしにはならないかもしれませんが、決死の覚悟でプライベートランチを掲載させていただきました。

 内緒ですよ、本当に。

 

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2011年4月14日 (木)

一息入れる場所

0009 岐阜市の大洞の一角で、木製のベンチを見かけました。

 ごらんのように、どっしりとした丈夫なベンチです。

 私が腰掛けても、揺れたり、倒れたり、クシャッと崩壊したりすることは、ありませんでした。

 左側に文字盤が貼ってあったので、それを大写ししてみました。

0010 文字をお読みいただけるでしょうか。

「街角ホッとベンチ」 ・・・ なかなかすてきな命名ですね。

 「忙中閑あり」と申しましょうか。

  たいていの階段は一直線ではなく、途中に踊り場が設けられているところがいいですね。

 コーヒータイムも、一息つくための場所、時間といえるかも知れません。

 あなたにとっての「ホッとベンチ」は、何でしょうか。はっきりしていない方は、ぜひそれを設けてください。 もし、あなたがほかの方にとって「ホッとベンチ」の役割を果たしておられる存在でしたら、よけいにあなた自身の「ホッとベンチ」を創り出すことが大切だと思います。

 今日も、よい日となりますように。 

 

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2011年4月13日 (水)

ピアニスト「辻井伸行」さん

 皆さんも、「辻井伸行」さんの演奏をテレビやCDなどでお聴きになったことがあるかと思います。

 私は、録画した「展覧会の絵」などの演奏を視聴しながらこのブログを書いているのですが、彼が真摯に音楽を奏でる姿と、そこから心に伝わってくる音楽そのものに感動しています。

 目が見えない辻井さんですから、

1.楽譜はすべて頭の中に入っていることになります。

2.鍵盤を目で確かめることはできませんから、弾く音を間違えない

ためには弾こうと思う鍵盤のところへ正確に指が向かわなければなりません。

 どの曲も音が順番に並んでいるところばかりではありませんから、手がジャンプするときがありますが、着地点までをタイミングよく、鍵盤の位置を間違えることなく弾くためには、どれだけの修練がなされているか、想像もつかないほどです。

3.指の運動と演奏は異なりますから、一つ一つの曲の曲想を魂を込めて構築し、送り出さなければなりません。

 もっといろいろなことがあることでしょうが、辻井さんは、それを見事に成し遂げているわけです。

 辻井さんが昨年9月にマジョルカ島を訪れ、ショパンとサンドがそこで過ごした風の家というところで想を得て、作曲した曲「風の家」の演奏もすばらしいと思います。

  私もその努力を見習って、今年こそは、梅雨の中休みみたいに手と音が止まる時間をなくしてショパンの「雨だれ」が弾けるようになりたいです。

 今日も、少しでも願う姿に向けて前進することのできる日となりますように。

 辻井伸行さん、音楽を通して希望を与えてくださって、ありがとうございます。

 

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2011年4月12日 (火)

桜の散歩道

0002  散歩コースの一つ・・・桜の咲き始めのときの一枚です。

  小学校の入学式の少し前だったと思います。

  これからクライマックスを迎える予感がこの道にも立ちこめていました。

 それから一週間ほどして、雨上がりの夕方に取ったのが下の写真です。

 同じ道でも、時の流れがはっきりと出ていますね。

  何か為すべきことがあれば、できるときに時をおかずに仕上げることがだいじなのだなぁと改めて思いました。

 健康器具を準備すると、もうそれで健康を手に入れた気になって器具を眠らせてしまう・・・そういう傾向が0004 

私にはあるのです。

 15~20センチほどの台に上り下りする健康法をテレビで見て、早速、踏み台を用意したのですが、気がついてみるとちょっとした物を上にのせてあるだけになってしまっています。

 これでは、本来の目的を達することはできませんよね。 反省。

 まあ、そんなことを思わずに、この時期は桜を心ゆくまで楽しめばいいのだと思うのですけれど。

 ウオーキングを続け、筋肉質のボディを作り上げて、音楽療法のとき、ロシアの音楽を流しながら軽快にコサックダンスを踊る ・・・ そんなことができるようになったらいいなぁ と願いながら、無理をしてはあかん、とも思うのです。

 いえ、右の写真に「引退の花道」などと名付けようとまでは思いません。健康で、体によいことを積み重ねて、まだまだ花を咲かせたいと願っています。

 今日も、自然は季節をめぐらせています。よき日となりますように。

※ 記事の登板する日を昨日のと入れ換えましたので、ちょっとちぐはぐしていますがお許しくださいますように。

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2011年4月11日 (月)

岐阜市「中将姫誓願桜」

0006時が来ると、花開く ・・・ 岐阜市の大洞に「中将姫誓願桜」という桜があります。

 2,3,日前にはまだまだという様相だったそうですが、4月10日に訪れましたら、ご覧の通り・・・最高潮でした。

 単身で花の開き具合を見に行った私でしたが、これを独り占めにしてはもったいないと家に引き返して、改めて家内と足を運びました。

 この桜は、花弁が20枚から32枚ある珍しい桜です。

0005   例年は祭りも行われるのですが、今年は開催せず、祭りの予算を義援金として贈ることにされたそうです。

 桜も、被災地の復興に参与してくれているのですね。

  この時期になると、多くの人の口に上る有名な詩句 ・・・       
 劉廷芝(りゅうていし)という中国初唐の詩人の詩の一節があります。

 

年年歳歳花相似        年年歳歳花あい似たり

歳歳年年人不同        歳歳年年人同じからず

   毎年花は 変わることなく美しく同じように咲くが、

   花を見る人々は毎年変わっている、変わらずにはいない

 今年は人だけでなく、東日本では立木も波にさらわれ、地形までも、海の底も含めて大きく変わってしまう大きな災害が起こり、現在も進行中です。

 未曾有の大災害といわれるゆえんもそうしたところにありましょう。

 たいへんなことです。

 自然の中で、自然とともに生きる人間 ・・・ 今回の災害を正面から見つめてこれからの日本において本当にそうした生き方を築くとしたら、それはどんな道でしょうか。

 考えてまいりたいと思います。 今日も、大切な一歩となりますように。

          

         

 

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2011年4月10日 (日)

飛騨みやげ

0008  帰省した高山から岐阜に持ち帰ったのは、母のおにぎりと、いただきものの「煮たくもじ」(くもじ は漬け物のことです) ・・・ おいしくいただきました。

 漬け物は、もともとは生野菜が採れなくなる寒い期間の保存食として工夫されたのだと思いますが、真空パックなどによって寒冷地の冬だけでなく、広い範囲で季節を越えて食卓にのぼるようになってきています。

 飛騨の赤かぶは「赤かぶ検事」などテレビドラマにも登場するほど有名にもなりました。

 「煮たくもじ」、そして、朴(ほうば)の上で焼く「焼いたくもじ」などは、漬け物の食べ方のヴァリエーションとして、親しまれています。

 3月11日の大地震、そして津波によって多くの方々の命が失われ、町がなくなってしまったところがあり、原子力発電所の放射能漏れのため、住居から避難しておられる方々がたくさんおられます。

 この方々のふるさとが、記憶の中だけに存在するのでなく、現実の場所として地上に復活することができますように。

 クリスチャンは、イエス・キリストの復活を記念して復活祭、イースターを毎年祝います。クリスマスはご存知のとおり、12月25日ですが、イースターは「立春を過ぎた最初の満月の後の日曜日」となっています。

 今年は4月24日がイースターです。イースターだけでなくどの日曜日の礼拝も大切です。どうぞ、礼拝においでください。

 聖書  安息日を覚えて、聖なるものとしなさい

 よい日となりますように。

 

 

  

 

 

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2011年4月 9日 (土)

ふるさと

0005 桜が満開の岐阜市から、郡上踊りで名高い郡上市を通って車を走らせると・・・ふるさと高山市 ・・・この写真の山は、「乗鞍岳」 一番高いところは3026メートルです。

 北アルプスの山頂の雪が溶けるまでには、もうしばらくかかります。でも・・・初夏のころには雪は溶けます。季節は確実に進むのですから。

  明日がすぐ雪解けというわけにはいきませんが、でも、残雪は消えるのです。

  このたびの大災害の爪痕は、癒えるのにずいぶんの月日と忍耐を必要とするでしょう。ご家族をなくされた方の傷は表面は薄れることはあっても深いところまでは消えることはないかもしれません。

  内側から盛り上がってくる力がわいてくれば、傷はとても小さくなるかもしれません。

 北アルプスの中で、雪がいち早く溶けて山肌が現れてくる山があります。それは、焼岳(やけだけ)2455メートルです。どうして早く雪が溶けるのでしょう。

 ・・・ そうです、活火山だからなのですね。

 被災された方々の心は氷雪のように冷えているかもしれません。でも、凍えているときほど、小さな小さなともしびがあたたかさをもたらしてくれるのかもしれません。

 ふるさとの山は何も言いませんが、雄弁にそんなことを語りかけてくれました。

 ふるさとの山のありがたきかな

 寒さのぶり返しがあるかもしれません、余震のように ・・・ でも、桜の春も、そして高い山の地肌の現れる夏も近づいてまいります。

 今日も、あたたかさをもたらしあう一日となりますように。

 明日は日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。魂の内側から癒やしてくださる方が待っていてくださいますから。 

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2011年4月 8日 (金)

『ジャン・クリストフ』

『ジャン・クリストフ』 ロマン・ロラン 作 ・片山敏彦 訳 

河出書房 昭和40年 12月15日 初版発行

  ご存知のように、大河小説と呼ばれる大作です。できるだけ、一気に読み進めないと、前のほうに何が書いてあったのかがを忘れてしまうので、私にとってはなかなかの難関です。

 こんな文章が、私をとらえました。

「クリストフはこの力を、心ゆくばかり飲み取った。ドイツのかずかずの魂から流れ出て来るこんな音楽の力が、自分の魂へ与えてくれる恵みぶかい作用をクリストフは感じた」 ・・・ この少し前には、バッハとその子どもたちのことが書かれているのですが、パリで暮らしている間に、以前は非難していた故国ドイツの音楽家たちの音楽に心を強くひかれるようになった場面での文章です。

 音楽療法についての解説書に引用されても、説得力をもって語りかけてきそうな文章ですね。

 このしばらく後には、ルーヴル美術館の一室でレンブラントの『親切なサマリヤ人』に倒れそうになるほどの感銘を受けるクリストフの姿、心情が描かれています。

 作者のロマン・ロラン自身がピアノをよく弾いたこと、インドの詩人タゴールが彼を訪問したこともあったことなど、豊かな文化人であったことが偲ばれます。

 大河小説というより、「大海」と呼びたいようなスケールですが、何とか後半を読み切りたいと思います。

 わか~いときに一度読んだのですが、なんと新鮮に読めることでしょう。

 たどたどとしていますが、停滞はしないでいたい ・・・ そんな願いだけはもっています。

 一日一日は小さくとも、長い目で見ると一筋の川になっている、そんな歩みを築くことができますように。 

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2011年4月 7日 (木)

入学式を彩る花々

0003_2 今日は、勤務させていただいている岐阜大学の入学式です。

 先日までつぼみだったチューリップが、ご覧のとおり、ハーモニーを奏でています。

 この日にちゃんとこのようにたくさんのチューリップが花開くように準備してくださる心とわざ・・・うーむ、ただものではない方々のお働きが伝わってまいります。

  この方たちは、講義に使われるいくつもの部屋を美しく整え、各教室の机の上をクレンザーで磨き、何箇所もあるトイレにも季節の花をさりげなく飾っていてくださる方たちなのです。

 入学する新一年生、そして進級する学生さんたちの幸せを思います。

 そして、私もこうした方たちを見倣って、及ばずながら誠実に力を尽くそうと新学期に臨んでいます。

  ここからは、余談です。何十年か前、幼かった我が子が「いつから幼稚園に行くの?」と尋ねたときに、家内が「チューリップが咲いたらね」と答えたものの、さあそれからが大変・・・ 毎朝、チューリップの様子を見に行く子ども ・・・ その年は春が来るのが遅かったのか、いっこうにつぼみが膨らむ様子が見えません。

  入園式の日は、無情にも近づいてきます。「ああ、カレンダーで入園式の日に○をつけて、この日だよ」と答えればよかったと家内は後悔していたに違いありません。痩せる思いだったでしょう。(私は連帯責任を感じたわけではなく、むしろ、体重が増加していたかも知れません。)

  ・・・ ところが、なんと、まさに入園式当日の朝、最初の一輪があでやかに咲いたのです。

 我が家には、特製のカルタが残っているのですが、その一枚はこの日のことを記念して「チューリップ にゅうえんしきの日に さきました」となっています。

 さて、入学する学生さん、おめでとうございます。そして新年度を迎えたどのかたも ・・・ 被災地や、避難先で新年度のスタートをされる方々も ・・・ 今日を土台として、よき日々を築き上げてまいりましょう。

 ちなみに、岐阜大学の入学式では、岐阜大学管弦楽団が♪「マイスタージンガー」を演奏し、さらにコーラス部と♪「大地讃頌」を共演するとのことです。

0006

  

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2011年4月 6日 (水)

出会い

 今日、あるいは明日、入学式、始業式というところが多いのではないでしょうか。よきスタートをきることができますように。

 これから一年間受け持つことになる子どもと出会う若人のことを特に思い浮かべます。

 ◇ 子どもに期待する姿、あるいは課す課題があることと思います。それと同じ質の姿、課題から自らを除外しないで歩みましょう。 いえ、まったく同じということではなく、質として同じということを考えています。

 教室で「自信がなくても発言しよう」と子どもに話す教師は、職員会でも、できるだけ発言するようにいたしましょう。 よい答えを持つことができるようになるには時間がかかるかも知れませんが、よい問いを発することは先輩の方々のためにも大事なことだと思います。

 やみくもに問うだけではなくて、「私としては、こう考えてみたのですが、いかがでしょうか」と、自分なりの案が出せるところまでは、大人としては何とか準備したいとは思いますけれど。

 先日、朝刊を取るときに、ふと、空を見たくなってドアを開いて外に出て夜明けの空を眺めました。そして、少し違う方向に目を向けたとき、一筋の光が空を横切りました。流れ星だったのか、宇宙衛星だったのかは分かりません。一瞬のことでしたが、私が外へ出て、目を向けなければ出会うことのない光景だったのです。

 希望に燃えたまなざしばかりではないかも知れません。でも、あなたとの出会いによって、そのまなざしに光が宿り、力が内側からこもってくるとしたら、なんとすてきな出会いとなることでしょう。

 ある年の学生さんがこんな短歌を詠みました。

 星のように 輝き放て 子どもらよ みんなで一緒に 星座を描こう

 よき2011年度のスタートをきることができますように。

 私も、励みます。 年を経た桜の樹も、毎年新しい花を咲かす ・・・ それを見倣います。 

 

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2011年4月 5日 (火)

オーケストラによる追悼演奏

 日本で起こった大きな災害に、海外からもメッセージや物資、多くの働き人が届いています。

 海外の有名なオーケストラが、災害で亡くなった方々のために追悼演奏を捧げていることを4月3日夜のN響コンサートの時間で知りました。

 ベルリンフィルが3月16日、ウイーンフィルが3月19日に追悼演奏をしてくれていたのです。

 オーケストラと2千人の聴衆が起立して黙祷を捧げる姿も放送されました。

 それぞれの演奏が紹介された時間は長くはありませんでしたが、感銘を受けました。

 人の心は世界共通で、音楽はその心をしっかりと結んでくれる ・・・ そのことを改めて感じました。

 今日も、自分の音色を自信を持って奏でるとともに、人と響かせ合うことができますように。 (欲張りでしょうか ・・・ でもできますよね。)

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2011年4月 4日 (月)

沖縄からの桜

0020  住んでいる地域の霊園 ・・・ 墓地に行ってまいりました。

  広大で自然に恵まれた環境になっていて、 全体が公園になっているのです。

 開花した桜がたくさんあって、四阿(あずまや)も何箇所かあり、心の安まるところでした。

  その中に、ひときわ鮮やかな紅色の桜が咲いていました。

  沖縄からやってきた桜なのだそうです。この桜の木自身は、(寒いところへやってきたなぁ)と思っているかも知れませんが、訪れる人は喜んで花を眺めています。

  「働く」ということばは、「はたのひとを楽にする」というのが語源なのだとよく耳にしますが、この桜もはたらいてくれているのだと思いました。

 石川啄木の短歌を思い出し、調べてみました。

 こころよく  

     我にはたらく仕事あれ

     それを仕遂げて死なむと思ふ

 この歌は、1910年3月28日の東京朝日新聞に掲載されたのが初出だとのこと。おお、ほぼ百年前に詠まれたのですね。

 天職といえる仕事に就くことができて思いっきり才能と腕を奮うことができる ・・・ そういう人生を送ることを望みながら、そうは生きられないことが多いのではないでしょうか。

 でも、この沖縄からの桜のように、がらっと環境が変わっても見事に花を咲かせる姿も、きっと世の中にはいっぱいあるのですよね。

 今が最善ならばそれは最高でしょうけれど、ベストで最高峰に達してしまえばあとは下り坂ということにもつながる場合もあります。ベターな道を今を大事にしながら切り拓いていく ・・・ そんなことを一本の桜から思いました。 

 今日も、よい日となりますように。 

 

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2011年4月 3日 (日)

柳ケ瀬で「やなな」に出会いました

0003「全国ゆるキャラコンテスト」というのがあるようで、その1位とか2位とか、ともかく上位に岐阜市柳ケ瀬の活性化に努めている「やなな」がいちしているとのことです。

 昨年度までは「非公式キャラ」に徹していたそうですけれど、今年は意を決して変化したのだそうですよ。

 関心のある方は、次のHPをごらんください。

http://yanana87.blog49.fc2.com/

 4月2日の柳ケ瀬では、中学生や鎧かぶとの武士(織田信長と記した旗が出ていました)などが募金活動を展開していました。 新学期を前にした土曜日ということもあってか、ここ最近では、往時のにぎわいを思わせるにぎわいを感じました。

 フリーマーケットやクラフト展も開催されていて、中には「今日の売り上げはすべて被災された方への募金にあてさせていただきます」と掲げておられたところもありました。

0006 フリーマーケットではないのですが、

こういう品物もありました。

 キャンドルを浮かべるか、立てるかするなどが用途でしょうか。

 購入しようかとも思ったのですが、今回は見送りました。「ムーミンパパ」があったら話は別ですけれどね。

  いろいろな地域がにぎわい、活性化すること ・・・ その元気が被災地をも元気にすることにつながれば、と思いました。いろいろ、考え方、思いはあるようですけれど。

 岐阜市の道三祭りは、今年は自粛されたそうです。斉藤道三は濃姫の父で、織田信長の岳父にあたります。(信長祭りは秋です。)

 今日は日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけください。被害を受けて、礼拝に集まれない方々、集まる場所に苦労しておられる方々のためにもお祈りさせていただきます。

 

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2011年4月 2日 (土)

新年度の第一日

 4月1日は、2011年度(平成23年度)の初日でした。

 ニュースでは、被災地における新人の消防士の初日の様子と、新人養護教諭が自分の職場となるはずだった学校の保健室が大きく壊れている学校と向き合っている様子が報じられていました。

  消防士さんは、「大変なときですが、それだけに私たちの若い力が求められていると思いますから、精いっぱい、働きます」と決意を語っていました。

  岐阜県においても新規採用の教師、そして今年度の教員採用試験での合格を目指して講師の職につく卒業生が、勤務校での初日を過ごしました。

  何年間も講師を続けて、採用試験に合格し、晴れの日を迎えた若人もたくさんいます。

 心から、お祝い申しあげます。

  一人一人のこれからに、そして間もなく出会う子どもたちとの歩みに幸多かれと願い、心からのエールをお送りします。

  さて、エールを送る側の私の4月1日は、こんなふうでした。

 午前中は総合病院、夕方は歯医者さんで治療をしていただき、間もなく始まる今年度の勤務に向けて健康を整える日となりました。おかげでいたって元気です。

  昼間は、勤務する大学の部屋の床を、ありがたいことに善意の方たちに助けていただきながらワックスがけをすることができました。

0002 キャンパスでは、桜が咲き始め、いろいろなサークルが新入生を歓迎、そして勧誘する看板がいくつか立てられていました。看板作りに励む学生の姿もありました。

 大学の職員にも異動があり、事務室の顔ぶれはだいぶん変わっていました。活気があります。入学式の準備もしっかりと進んでいるようです。

 さあ、いろいろな準備は順調です。あと、課題は、私の頭脳の手入れです。実は、これが大事なのですが、難題でもあります。少し難しいことを考えようとすると、油の切れた歯車がきしむ音が聞こえてきそうです。

 でも、励みますね。職場は自分に貢献していただくところではなく、自分が仕事を通して貢献する場なのですから。

 皆様、厳しい状況の中で新年度のスタートとなっている方がこの春は特にたくさんおられることと思います。お体を大切にしながら元気でお歩みくださいますように。

 大学の廊下は、本当に心を込めて働かれるかたたちの手によって、光り輝いています。 厳しい人生の道も、力と心を込めればきっとこのように光を放つようになります。 新年度が、よき日々の連なりとなりますように。

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2011年4月 1日 (金)

特別のカレー

0003 さて、これが特別のカレーーの写真です。

 どこが特別なのでしょう ・・・ そうですね、材料も作り方も特別なものではありません。

 すみません、実は、作り手が私であることが特別なのです。・・・これは、画像には現れないのでフェアではありませんね。野菜を大きめに切りました。

 

 もう一つ、特別なのは、私事ですが、結婚41年目を迎えた日のメニューだということです。3月のある日のことです。

 ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、豚肉など、いろいろな材料が持ち味を発揮しつつ一つの料理「カレー」を完成してくれます。おいしかったか、とお尋ねですか? ありがとうございます! はい、なかなかのものでした。

 今日から新しい年度、新しい月のスタートです。私たち一人一人、それぞれの持ち味を出し合って、少しでもよい今日を、そしてそれを土台に明日を築き上げてまいりましょう。

  

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